仕事内容
主な仕事は、郵便物の仕分けと配達です。
仕分けは郵便局内で行い、郵便物を郵便番号別に仕分けしていきます。
それから郵便番号別に仕分けした方の郵便物を、担当地域内へ配達します。
移動手段は自転車だったため、ハガキや手紙などの軽い郵便物が多かったです。
勤務態度が良かったからか、以降もバイトを続けさせてもらう事になりました。
応募したきっかけ
大学の受験費用と入学金を稼ぐためです。年末年始に郵便局で配達員の募集をしていたため、応募しました。
すでに高校でも奨学金を受けており、大学でも奨学金制度を利用するつもりでした(私には両親がおらず、祖父母に育ててもらっていたという複雑な家庭環境です)。
そのため、入学金さえなんとかなれば、大学に行けると思っていました。
受験費用と入学金を何とかできればと思い、バイトをしていたというわけです。
幸い就業時間は夕方だけでも良く、毎日ではなくとも良いと融通を利いてもらえました。
受験勉強をしながら働ける環境でもあったので、辞めずに続けることができました。
思い出に残っていること
先輩達にかなり良くしてもらったのが思い出に残っています。
これは私の家庭環境が大きく影響していたのだろうと思います。
相当複雑な家庭環境だったのと、自分の学費は奨学金やバイトで稼ぐといった姿勢を、周囲の人達は好印象に捉えてくれたのでしょう。
本来なら年末年始しか募集していないにもかかわらず、その期間が終わってもバイトを続けさせてくれました。
また、受験勉強の邪魔にならないように、就業時間や仕事内容にも配慮してくれました。
配達を終えて郵便局へ戻ると、母親世代のお姉さんが温かいコーヒーをご馳走してくれたのも嬉しかったです。
配達地域の選別も負担の少ない地域にしてくれることもありました。
たとえば、「中央郵便局から近い」「私の住んでいる周辺」「雨天日は仕分け作業を振ってくれる」などです。
私が受験勉強しながらバイトができるように、職員の方々に配慮してもらえたのが良い思い出として残っています。
バイトをした感想
仕事内容は大きくわけて二種類あったのですが、仕分けはかなり楽でした。
仕分け作業は屋内でしていたので、寒い時期でも温かく過ごせたのが良かったです。
慣れれば早いペースで作業できたので、職員の方から怒られることもありませんでした。
逆に郵便物の配達は天候次第で大変でした。
郵便物の配達は晴天だけでなく雨天でも行うため、雨が降っている中での配達はきつかったです。
そういう日は職員の方が屋内での仕分け作業にしてくれたりもしましたが、毎回そういうわけにはいきません。
雨の中を配達するのは大変で、「これさえけなければな…」と、残念に思うこともありました。
仕事内容自体は慣れてくればスムーズにこなせるようになりますし、高校生でも時給がそこそこ良かったので満足しています。
編集者のコメント:
家庭環境の問題もあり、バイトしながら受験勉強をしていたという体験者さん。勉強と仕事の両立は大変だったと思いますが、職場の人たちの助けで続けられたそうです。人の温かみが感じられる、とても良いお話ですね。体験者さんも、より一層がんばれたのではないでしょうか。