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一体なぜ?バイトで交通費が出ない5つの理由

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バイトで時給以外にもらえる手当といえば交通費が一般的ですが、中には交通費が支給されないバイト先があります。

 
ウサくん

え?交通費は自腹になるの!?

交通費が出ないとバイトに行くたびに自分のお金を出さなければいけないため、損ですよね。

なぜ働くのに交通費が出ないのか?もしかしてブラックバイトではないか?と疑問に思うことでしょう。

しかし、交通費が出ないのにはきちんとした理由があります。交通費がでないからといって、悪いバイト先であるとは限りません。

そこで今回は「バイトで交通費が出ない理由」を解説したいと思います。

気になるバイトがあっても、交通費が出ないから応募できないという人は、理由を知った上で検討しましょう。

1)近所の人を探している

近所の建物

近所に住む人に応募してもらいたい場合、あえて求人情報に「交通費支給なし」と書く場合があります。

近所に住む人だと交通費を出さなくても良いだけでなく、遅刻や無断欠勤のリスクが避けられるからです。

家が近いと、急に忙しくなった時に休日出勤をお願いしやすいという利点もあります。

デリバリーをしているお店だと、土地勘のある人のほうがスムーズに配達できるというのあるでしょう。

近所に住む人を雇うとメリットが大きいため、交通費が必要な人は来てほしくないという意味で、交通費支給なしにしているのです。

2)学生を希望している

働く女子大生

学生を希望しているバイト先は交通費が出ない傾向があります。

特に大学や専門学校の近くにあるバイト先では、学校の帰りに働いてもらうことができます。

遠方の学生なら定期券で学校に通っているため、定期券を使えば交通費を支給する必要はないと考えます。

ただし、夏休みや長期休暇に入り、通学しないために定期がない期間もあります。

その際は申請すると交通費を支給してもらえる場合があります。

念のため、面接の際に定期券がない期間の交通費はどうなるか確認しておきましょう。

3)応募者が多い

履歴書多数

応募者が多くて人気があるバイト先だと、交通費が出ない場合があります。

交通費のような福利厚生を充実させなくても応募があるため、人材確保に困らないからです。

むしろ一度求人を出すと応募者が殺到し、面接対応などに困ります。

そのため、あえて交通費支給なしにして、応募者を厳選しているのです。

有名企業や人気のレジャー施設で働く場合、交通費が出ない可能性も考慮しておきましょう。

4)過去に不正があった

不正をしている男性

過去に交通費の問題で従業員と揉めたことがあるバイト先は、交通費を支給しないことがあります。

交通費をもらっているのに自転車で通勤したり、定期券や回数券などを使って安く済ませようとする人がいます。

誰かが不正行為を行うことで、バイト内で不公平感が生まれ、チームワークが乱れる原因になります。

だからといって、バイト先は従業員がどうやって通勤するのか確認することはできないし、監視するわけにもいきません。

不正をなくすためにも、最初から交通費支給なしにしているのです。

5)経費削減がしたい

コストカット

単純に経費削減が目的で交通費を支給しないケースもあります。

交通費を支給することでバイト先としては負担がかなり大きくなるため、できれば払いたくないというのが本音です。

たとえば、1人往復500円の交通費が必要になるとします。

10日勤務するなら5000円。20日なら1万円が必要になります。

交通費を払わなければいけないスタッフが増えれば増えるほど、金額は大きくなります。

人件費の増長が経営に重く伸し掛かるため、経費削減目的で交通費を支給しないようにしています。

法律では交通費を支給する必要はない

法律と契約書

バイトに限らず、交通費を支給することは労働する上で当たり前のように感じると思います。

しかし、法律上は交通費を支給しなければいけないという決まりは存在しないのです。

労働基準法には交通費に関する規定がないため、交通費を支給するか否かは雇用主が自由に決めることができます。

そのため、交通費が支給されるバイト先でも上限が決められていたり、通勤時間や距離の指定がある場合もあります。

交通費はあくまで福利厚生の一環として支給している手当になります。

必ずもらえるものではないということを覚えておきましょう。

交通費ありの求人で出ないのは違法

レッドカードを出す男性

求人情報に「交通費あり」と書かれていたのに、採用後に「交通費を支給することができない」と言われることがあります。

これは明らかに違法行為であり、契約不履行になるため、働く必要はありません。採用を辞退しましょう。

もし、すでに勤務しているのであれば、早期に辞めさせてもらった方が良いです。

交通費のせいで手取り額が少なくなるため、何のために働いているのかわからなくなります。

ただし、悪意があって交通費を出さないのではなく、考え方の違いにより出ないこともあります。

バイト先は、所在地までの最短ルートを元に交通費を支給しています。

学校からバイト先に向かうと交通費が変わるような場合、差額の交通費は出ません。

また、移動手段も最初に申請したものが基準とされます。

後から車やバイクに変更しても、交通費は支給されません。

自分の都合が良い理由で交通費はもらえないので、注意してください。

遠方に住む人は採用されにくい

地方の風景

遠方に住む人でも、交通費が出ないバイトに応募することは可能です。

そのバイトがどうしてもやりたいのであれば、自腹を切って通勤することもできるでしょう。

しかし、交通費が出ないバイトでは、遠方に住む人は採用されにくいです。

いくら交通費を要求しないといっても、交通費が出ないことによるトラブルが想定されるからです。

実際のところ、交通費の負担額は大きいです。

時給1000円だとして、通勤に往復1000円かかっている場合、一時間分タダ働きすることになるからです。

長く働けば働くほど不満も大きくなり、遅刻したり、サボったりするようになる可能性があります。

そのようなリスクを避けるためにも、バイト先は遠方に住む応募者を避ける傾向にあるのです。

遠方に住む人で、交通費が支給されないバイトに応募する際は、面接官が納得する志望動機を伝えてください。

そうすれば「そこまでして働きたいんだな」と好感を得られるため、採用されることもあるでしょう。

交通費が出ないバイトの特徴

給料袋を持ってバツサインを出す男性

業種を問わず、交通費が出ないバイトは多くあります。

しかし、その中でも「この条件だと出ない可能性が高い」といえる特徴があります。

どんなバイトであれば、交通費が出ないことが多いのかご紹介します。

郊外にある

駅から離れた郊外にあるバイト先(特に飲食店)は、交通費が出ない傾向にあります。

郊外にあるお店だと通勤にどうしても時間がかかってしまうため、遠方の人だと交通費が大きくなるからです。

お客様用の駐車場・駐輪場は用意できても、従業員用のを用意できないこともあります。

立地・環境面が理由から、郊外にあるバイト先は近所に住んでいる人を求めやすいです。

個人経営店

個人経営店はチェーン店に比べて交通費が出ないことが多いです。

細々と経営しているお店だと、交通費分が積み重なることで人件費の負担が大きくなるからです。

一方、チェーン店だと雇用条件が一律で決められていることも多いです。

チェーン店なら地方にも複数存在するため、電車や車で通勤する人のために交通費を出していることもあります。

個人経営店は経営者との交渉次第で出してくれることもありますが、チェーン店と比べて出ないことが多いということを覚えておきましょう。

張り紙のみで求人

求人サイトやフリーペーパーを使うのではなく、店頭に貼っている張り紙のみで求人しているお店は、交通費が出ない可能性が高いです。

なぜなら、張り紙を見る人は主に地元に住んでいる人になるからです。

バイト先もそれを見越して近所に住む人に応募してもらうらめに、張り紙のみで求人しているのです。

張り紙に「交通費支給可」と書かれていれば別ですが、詳細な情報を書いていることは少ないです。

応募しても遠方だと断られる可能性が近いかもしれません。

単発・日雇い

単発の日雇いバイトは、交通費が出ないことが多いです。

交通費は日当に含まれているため、別途支給されないからです。

たとえば、建築関係の日雇いバイトだと、集合場所と解散場所が異なる場合があります。

現地解散した場所が遠方だと、交通費が負担になりかねません。

日雇いバイトに応募する時は、交通費分を差し引いた日給を計算し、希望通りの報酬が得られるか考えるようにしてください。

時給が高い

時給が高いバイト先も、交通費が出ない場合があります。

時給が高いバイト先は人気があるため、交通費を出さなくても応募があるからです。

時給の中に交通費分も含めている考えるため、別途用意しません。

時給が高くても、交通費が出ないと実質的に収入は減ってしまうので、注意してください。

交通費が出ないバイトは辞めるべき?

退職届を出すか迷う女性

遠方のバイト先で働いていると、交通費分が負担になります。

交通費が出ないバイト先であれば、「辞めた方が良いのではないか?」と思いますよね。

交通費が出ないバイト先を辞めるべきか否かは、あなたの状況や目的によって異なります。

たとえば、交通費を自己負担することで手取りが少なくなり、必要なお金を稼げないのであれば問題です。

バイトをする目的が失われてしまうため、辞めた方が良いでしょう。

しかし、交通費を負担する価値があるバイトなら、辞めない方が良いです。

バイトでスキルアップしたり、友達ができるのであれば、お金以上の価値があります。

そのため、交通費が出ないバイト先は辞めるべきかどうかは一概に言えません。

あなたの状況や目的に合わせて、冷静に判断するようにしてください。

まとめ

法律上、交通費は必ず出さなくてはいけないものではありません。

法律違反にはならないため、交通費が出ないバイトもたくさんあります。

気になったバイト先が自宅から遠い場所にある場合、交通費がもらえるか確認してから応募してください。

 
ウサくん

交通費が出ないのは色んな理由があるんだね

近所に住む人や学生を希望している場合、交通費が出ないことが多いです。

細々と経営しているお店では交通費の負担はかなり大きいため、最初から交通費が必要ない人材を求めています。

また、過去に不正があって交通費を支給することを止めたり、経費削減で出さない場合もあります。

いずれにしても交通費が出ない本当の理由は、実際に聞いてみないとわかりません。

気になるバイトを見つけたのに、交通費が出ないことで応募できないという人は、応募前に質問してみましょう。

条件次第では交通費を一部支給してもらえる可能性もあります。

交通費の問題はバイトをする上で大きな問題ですので、損しないように行動してくださいね。

今回のポイント

交通費が出ないからといって、必ずしもブラックバイトとは限りません。求人情報や面接などであらかじめ交通費が出ないことを説明されているのであれば、搾取目的ではないです。気になる時は交通費が出ない理由を質問してみましょう。納得できる理由があれば働きやすくなるでしょう。

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