バイトで緊急連絡先を教えると、急にかかってきそうで心配ですよね。
緊急連絡先を教えたくない!
親に電話されたり、休みの日にかかってくるのは嫌だという気持ちわかります。
できることなら、本当の連絡先は教えたくないですよね。
しかし、緊急連絡先を聞かれて嘘を教えるのは良くないです。
嘘の緊急連絡先を教えてしまうと、損する可能性があるからです。
そこで今回は「バイトの緊急連絡先で嘘を教えると損するワケ」をご紹介します。
嘘の緊急連絡先を教えようとしている人は、注意してください。
バイトの緊急連絡先とは
緊急連絡先とは、雇用主が本人以外の連絡先を把握しておきたいときに、必要となるものです。
履歴書の「連絡先」欄を緊急連絡先として使用する場合もあれば、雇用契約書の用紙に記入する場合もあります。
現代ではほとんどの人が携帯電話を所持しており、本人と直接連絡を取れるようになっています。
しかし、何らかの事情があって連絡が取れない場合を想定し、緊急連絡先が求められます。
緊急連絡先が必要ないバイトもありますが、多くのバイト先では求められることが多いでしょう。
緊急連絡先に電話されるケース
緊急連絡先はその名の通り「緊急時に連絡するもの」であるため、緊急時以外に連絡されることはありません。
しかし、次のような理由で緊急連絡先に電話されるケースがあります。
身元確認
高校生や18歳未満を雇用する会社では、トラブル回避のために、緊急連絡先に電話することがあります。
18歳未満は年少者とされており、労働基準法においてさまざまな制限があるからです。
中には保護者に内緒で働こうとしたり、年齢を偽って働こうとする人がいるため、注意しなければいけません。
確認を怠ると罰せられることもあるため、身元確認を行っているのです。
連絡が取れない
何度連絡しても本人と連絡が取れない時も、緊急連絡先に電話されます。
出勤時間になっても来なかったり、一向に折り返しの電話がないと、何かあったのではないかと心配されます。
通勤途中で事故に遭った可能性もあるため、安否確認のために電話します。
事故に遭った
あなたがバイト中に事故に遭ったときも、緊急連絡先に電話されます。
保護者や家族に事情を伝え、見てもらわなければいけないからです。
事故以外でも体調の急変などで仕事ができない場合、迎えに来てもらうために電話することもあります。
罪を犯した
店の物を盗んだり、暴力行為を働くと、緊急連絡先に電話されます。
本人との話し合いでは解決しないため、緊急連絡先に電話して見解を求めます。
また、警察沙汰になった後に、事後報告として緊急連絡先に電話する場合もあります。
信憑性の確認
休む理由に信憑性を感じられない場合、緊急連絡先に電話されることもあります。
「親が倒れた」「親族が亡くなった」「病気になった」など、休む理由はさまざまありますが、その理由に信憑性を感じられない場合があります。
嘘をついてバイトをズル休みしようとする人は、信頼関係を構築することができません。
普段から仕事をサボりがちで、だらしない人は信憑性を疑われ、緊急連絡先に確認されてしまうでしょう。
嘘の緊急連絡先を教えるのは駄目
バイト先に緊急連絡先を教えると電話される可能性があるため、嘘をつきたくなりますよね。
適当な電話番号を教えてもバレなければ問題ないし、バレても「間違えました」と言えば良いです。
実際に電話されるケースは少ないため、嘘を教えても良いと思う人もいるでしょう。
しかし、嘘の緊急連絡先を教えるのは駄目です。
嘘をつくこと自体は犯罪になりませんが、嘘をつくことでバイト先での信用を失います。
あなたが18歳未満ならバイト先に迷惑をかけることになるし、損害を与える可能性もあります。
最悪、辞めなくてはいけない可能性もあるため、必ず本当の緊急連絡先を教えるようにしてください。
緊急連絡先がいないときの対処法
通常、緊急連絡先は親や兄弟、配偶者の連絡先になります。
しかし、親がすでに他界していたり、家族と仲が悪くて頼れない人もいるでしょう。
もし、緊急連絡先になってくれる人がいないのであれば、家族以外の連絡先を教えるようにしてください。
緊急連絡先はあくまで「緊急時に連絡するためのもの」であるため、家族でなくても構いません。
彼氏でも友人でも学校の先生でも構わないため、身近な人の連絡先を教えてください。
あなたの身元を保証してくれる人物であれば、家族以外でも認めてもらえる場合があります。
事情を説明すれば理解してくれる場合もあるため、ダメ元で相談しましょう。
緊急連絡先を書かないとどうなる?
履歴書に緊急連絡先を書かないとどうなるか気になりますよね。
緊急連絡先は就業する上で必要になるため、緊急連絡先を書かないと採用してくれないのではないか?と心配になります。
実際のところ、履歴書に緊急連絡先を書かないと不採用になる可能性が高いです。
10代なら緊急連絡先に親の情報が書かれているものだし、書くのが普通だからです。
緊急連絡先が空欄のままだと、親の許可を得てないかもしれません。
即不採用になることはなくても、その場で書くように言われるでしょう。
緊急連絡先に責任が行くわけではない
緊急連絡先を教えると、何かあった時に責任が行くと思っていませんか?
レジミスで金額を間違えたり、バイト先の物を壊してしまうと、緊急連絡先に迷惑がかかるような気がしますよね。
しかし、緊急連絡先は連帯保証人とは異なります。
緊急連絡先は、あくまであなたに何かあった時のために必要になるものであり、緊急連絡先になんらかの責任が行くわけではありません。
バイト中のミスはあなたの責任であって、緊急連絡先が取らされることはないのです。
そのため、正しい緊急連絡先を教えても、相手に迷惑がかかることはありません。
ただし、バイトをバックレたり、犯罪行為をして逃げた場合は別です。
何度も緊急連絡先に電話が行き、あなたの居場所を聞かれます。
緊急連絡先に迷惑をかけないためにも、ルールを守って正しく働くようにしましょう。
まとめ
緊急連絡先はあくまで緊急時に連絡するものであり、何もなければ連絡されることはありません。
嘘をついても良いことはないため、必ず正しい緊急連絡先を教えるようにしてください。
やっぱり嘘は駄目だよね
身元確認のために緊急連絡先に電話したり、本人と連絡が取れない時に電話される場合があります。
バイト先で罪を犯したり、信憑性が疑われた時も電話される可能性があるでしょう。
だからといって、嘘の緊急連絡先を教えたり、適当な番号を教えても損します。
万が一、バイトで事故に遭っても誰とも連絡が取れなくなり、家族を心配させてしまうでしょう。
緊急連絡先を教えたからといって、緊急時以外にかかってくることはほとんどありません。
嘘をつかずに、連絡がつきやすい人の連絡先を教えるようにしてください。