今日はバイトが休みだと思ったら、実はシフトに入っていたということはありませんか?
シフトを勘違いしていた…
バイトを忘れてたことに気づいた時は、パニックになるし、どうしたら良いかわからなくなります。
今から行っても間に合うわけないし、電話しても店長に怒られたらどうしよう…と考えるとなかなかできませんよね。
だからといって、そのままにしておくと無断欠勤になり、バイト先での立場も危うくなります。
なんとかしてこの状況を乗り越え、無難に切り抜けたいですよね。
そこで今回は、「バイトを忘れていた時に行う3つの対応」を紹介します。
バイトを忘れてしまったことがある人は、ぜひ参考にしてください。
1)すぐに電話連絡する
バイトがあることに気づいた時は、どんな理由があってもすぐにバイト先まで連絡してください。
たとえ勤務時間の終了間近に気づいたとして、連絡しないよりマシです。急いで連絡しましょう。
連絡は必ず電話で行ってください。メールやLINEメッセージは見てくれない可能性があります。
「怒られるのが怖いから連絡できない」と思うかもしれませんが、連絡しないまま放置すると余計に怒られることになります。
無断欠勤はバイト仲間から信用を失うし、バイト先での立場も悪くなります。
最悪の場合、「辞めてくれ」と言われるかもしれません。
大事にならないためにも、忘れていたことに気づいた時はすぐ連絡するのがポイントです。
電話が繋がらない場合
急いで電話をしたのに繋がらない場合があります。
忙しい時間帯や、たまたま他の電話を受けてるなどの理由で、繋がらないときもあるでしょう。
店長やバイト仲間の携帯に電話をする方法もありますが、仕事中なら出てくれないかもしれません。
そんな時は5分ぐらい待ってから電話してください。何度もかけ直していると出てもらえます。
なお、電話が繋がらないからといってメールで済ませるのは止めましょう。
電話に出られない状況であることから、メールが見られる可能性は低いです。
メールやLINEは避け、電話連絡を中心に行動しましょう。
2)これから出勤すると伝える
バイトを忘れていたことに気づいたのが勤務時間前だった場合、これから出勤すれば無断欠勤にはなりません。
急いでバイト先まで電話をし、遅刻することを伝えてください。
「先ほどシフトに入っていることに気づきました。今から急いで出勤しますが、○分ぐらい遅刻するかもしれません。申し訳ありませんが、それまでよろしくお願いします」
といった感じでこれから出勤する意思と、どのくらい遅れそうかを伝えましょう。
遅刻しても出勤したいという姿勢を見せれば、電話でしつこく怒られることはありません。
急いで支度をしてバイト先まで行きましょう。
勤務時間が過ぎていた場合
たとえ勤務時間から1時間以上過ぎていたとしても、できるだけ出勤したい意思を伝えましょう。
店長によっては「もう来なくて良い」と言われるかもしれませんが、代わりの人がいないのであればできるだけ出勤してください。
途中出勤なら無断欠勤にはならないし、遅刻で収まります。
文句を言う人もいますが、「休まずに来た」という点を評価してくれるかもしれません。
黙って従うのは損です。勤務時間が過ぎていたとしても、諦めずに出勤しましょう。
勤務時間が終了していた場合
もし、自分の勤務時間が終了した後に気づいた時はどうすれば良いのでしょうか?
完全に無断欠勤になってしまったため、相当怒られるかもしれません。
しかし、そんな時でも必ず電話連絡しましょう。「もういいか」と投げやりになってはいけません。
「今日は休みだと勘違いしていました。申し訳ありません。今後はこのようなことがないように気をつけます」
というように、なぜ無断欠勤をしたのか理由を説明して謝罪してください。
いくら理由を説明しても怒られますが、黙って聞き入れましょう。絶対に反論しないでください。
もし、バイト先が近いのであれば、直接行って謝りましょう。謝罪の姿勢を見せることで、批判を最小限に抑えることができます。
3)シフトを交代する
あなたがシフトに入らなかった間、他の誰かが代わりに入ってくれたことになります。
早番の人が続けて勤務したのかもしれないし、休みだった人が呼び出されたのかもしれません。
シフトに穴を開けて迷惑をかけた分、今度はあなたが代わってくれた人のシフトに入りましょう。
曜日を交代してもいいし、午前中・午後など時間帯で交代しても良いです。
少しでも代わってくれた人の負担を軽減したいという気持ちが伝われば、今回の失態も大目に見てくれるはずです。
また、交代してくれた人に対してではなく、休みたい人の代わりにシフトに入るというのも有効です。
店長や責任者はアルバイトスタッフよりも多く出勤しているので、代わりにあなたが出勤することで休めるようになります。
あなたが代わりにシフトに入ることで、あなたに対する怒りも収まります。
謝る時に嘘はつかない
バイトを忘れていたことに気づいた時は、パニックになっているため、どんな説明をすれば良いかわからなくなります。
怒られたくないあまり、「体調が悪くて連絡できなかった」とか「親戚に不幸があった」など、嘘をついてしまうかもしれません。
しかし、嘘を付くのは絶対に駄目です。すぐにバレます。
電話ができないほど体調が悪いなら病院に行くし、親と同居していれば電話してもらうこともできます。
親戚に不幸があっても電話ぐらいはできるため、無断欠勤の理由にはなりません。
無理やり嘘の理由をついても逆効果です。同情してくれることはないし、かえって信用を失うかもしれません。
勘違いは誰にでもあります。怒られるのが怖かったとしても、正直に話して謝罪しましょう。
無断欠勤をした後に挽回する方法
バイトを忘れた直後に連絡をしてなんとか許してもらえたとしても、あなたに対する印象は悪くなっています。
いつもと同じように出勤しても、周りから冷たい目で見られることになるでしょう。
無断欠勤をした人は「だらしない人」だというレッテルが貼られます。周りから信用されなくなり、重要な仕事を任せてもらえなくなります。
信用を失うことでバイト先にも居づらくなり、辞めたくなってしまうかもしれません。
そうなっては手遅れなため、早い内に反省していることを示し、名誉挽回しましょう。
早めに出勤する
無断欠勤をした次の出勤日は、できるだけ早く出勤するようにしましょう。いつも5分前に出勤しているのであれば、10分前・15分前には出勤してください。
いつもより早めに出勤したら、まず店長や責任者に謝罪してください。
「この前は申し訳ありませんでした。今後、二度とこのようなことがないように気をつけます」と謝罪するのです。
「もういいよ」と許してくれるかもしれないし、再び説教されるかもしれません。
しかし、繰り返し謝罪することで、あなたが反省していることが伝わります。
店長に謝罪したら、迷惑をかけたバイト仲間にも謝りましょう。
勤務時間前にきっちり謝罪することで反省の態度を見せ、後に引かないようにしてください。
お詫びの品を持っていく
ただ言葉で謝るだけでは反省の気持ちが伝わらないかもしれません。電話で怒られた時は、次の出勤が不安になるでしょう。
そんな時はお詫びの品を持っていきましょう。贈答用のクッキーやチョコレートなど、みんなで食べられるお菓子が無難です。
「この前はご迷惑おかけしました。せめてものお詫びにお菓子を買ってきました。みなさんで食べてください」
などと伝え、渡す時にしっかり謝罪してください。
謝罪の言葉とともにお詫びの品を渡すことで、あなたの誠意を伝えることができます。
「これからきちんとやっていきたい」という意思表示にもなるため、受け入れてもらえるでしょう。
いつも以上に頑張る
みんなに謝罪した後は、いつも以上に一生懸命仕事に取り組んでください。真面目にしっかり働くことで、信頼の回復に繋がります。
掃除や重い物を持つ作業など、みんなが嫌がる仕事は率先して行い、今までの自分とは違うということをアピールしましょう。
真面目に仕事に取り組んでいれば、店長や同僚もあなたを見直してくれます。
バイトを忘れていたという失態は取り返せないことですが、頑張る姿を見せ続けることで名誉挽回することはできます。
失敗しないシフト管理術
そもそもバイトを忘れるのはシフト管理が不十分だからです。
シフト管理が不十分な人は遅刻や無断欠勤など、無責任な行動を繰り返しがちです。
何度も繰り返しているとシフトを減らされたり、「もう来なくていいよ」と言われてしまうかもしれません。
二度と同じ失敗を繰り返さないためにも、次のようなシフト管理を行ってください。
スマホに予定を登録する
スマートフォンのカレンダーアプリを使って、バイトがある日を登録してください。
勤務時間を登録して出勤前に通知するように設定すれば、忘れることはありません。
たとえ遊びに行っていたとしても、1時間前に通知が出るようにすれば、取り返しが利くでしょう。
もし、スマホを持っていないのであれば、紙に書いて目につく場所に貼っておくのをオススメします。
机の前や冷蔵庫のドアなど、普段目にする場所に貼っておけば、忘れても思い出せるでしょう。
家族に伝えておく
自分一人でシフトを管理していると、ついうっかり忘れてしまうことがあります。
アプリに登録しても間違うことがあるし、通知に気づかないこともあるでしょう。
そんな時は家族にバイトがある日を伝えてください。
家族に伝えておくことで、あなたがバイトを忘れてた時に家族が教えてくれます。
たとえば、夕方からバイトに行くときは食事を摂らない日もあるでしょう。
家族にあらかじめバイトの日を伝えておけば、夕食の準備もしやすいため、覚えてもらえます。
玄関やキッチンなど家族が目にしやすい場所にシフト表を貼っておけば、誰かしら気づいてくれます。
家族を巻き込んでシフト管理をしておけば、忘れることはないでしょう。
固定シフトにする
毎週決まった曜日・時間帯に働くのも有効です。
固定シフトにして習慣化することで、バイトに行くのを忘れなくなります。
たとえば、学生なら日中は学校に行っているため、働けるのは夜になります。
「夜はバイトがある」と決めていれば、自然とバイトモードになるため、忘れることはありません。
主婦なら「家族を送り出した後に○時までバイトをする」、社会人の副業なら「土日はバイトをする」などと決めることもできます。
固定シフトにすることで生活が安定し、バイト以外の予定も立てやすくなります。
やることが多くて忘れてしまう人は、なるべく同じ曜日・時間帯に働かせてもらえるようにお願いしましょう。
電話がかかってくることを期待しない
バイトを忘れていても、誰かが電話で教えてくれると思っていませんか?
個人の飲食店や人数が少ない職場であれば、あなたが出勤しないことで心配になり、電話をかけてくれるでしょう。
しかし、必ずしも電話があるとは限りません。
人数が多い職場なら一人欠けてもわかりづらく、見逃される場合があるからです。
店長が出勤していなければ誰もあなたの連絡先を知らないため、電話できないという場合もあります。
他人に頼るのではなく、自分で忘れないようにしっかりシフト管理しましょう。
バイトを忘れたらクビになる?
バイトに行くのを忘れてしまうと、クビになるのではないか?と心配になりますよね。
無断欠勤して周りに迷惑をかけているため、クビになっても仕方ないように感じます。
しかし、バイトを忘れただけでクビになることはありません。
雇用主が従業員を辞めさせるには、解雇に相当する合理的な理由が必要になるからです。(労働契約法第16条)
寝坊や勘違いでクビにすることはできないし、クビにすると不当解雇になるでしょう。
ただし、何度もバイトを忘れたり、連絡せずに休んだ場合は別です。
これらは「重大な過失」として解雇理由に該当するおそれがあるため、注意してください。
まとめ
誰でもうっかりして、バイトを忘れたりすっぽかしてしまうことはあります。
しかし、その後の対応で評価は変わるため、できるだけ早く行動するようにしましょう。
すぐ行動することが大切なんだね
バイトを忘れてしまった時は、必ずバイト先に連絡してください。
これから出勤できそうな時は出勤し、難しい時は翌日謝りに行きましょう。
言い訳せずに「申し訳ない」という気持ちを伝えることで、きっと許してもらえるはずです。
素直に自分の非を認め、二度と繰り返さないように注意すれば、バイト仲間からの信用も回復します。
二度とバイトを忘れないためにも、シフト管理を徹底しましょう。