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どうしよう?バイトでタイムカードを押し忘れた時の対処法

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どうしよう?バイトでタイムカードを押し忘れた時の対処法のイメージ

バイトで出勤・退勤を記録するタイムカード。うっかり押し忘れたことはないでしょうか?

 
ウサくん

家に帰ってから押し忘れたのに気づいた…

タイムカードを押し忘れたら給料がもらえないのではないか?と心配になりますよね。

今すぐ押しに行くべきか、それとも次の出勤日に申し出れば処理してもらえるのか、どう伝えればいいか悩みますよね。

そこで今回は「タイムカードを押し忘れた時の対処法」をご紹介します。

バイトでタイムカードの押し忘れはよくあることです。落ち着いて冷静に対処しましょう。

タイムカードを押し忘れても給料はもらえる

記入のないタイムカード

タイムカードの押し忘れで一番心配なのが「給料がきちんと支払われないのではないか?」ということです。

しかし、結論から言うと、タイムカードを押し忘れても給料はもらえます。

実際に勤務していたのであれば、タイムカードを押し忘れたという理由だけで欠勤扱いにできないからです。

労働基準法第24条には「賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない」と示されています。

タイムカードの押し忘れを理由に欠勤扱いにしたり、給料を支払わないのは法律違反になります。

そのため、働いたのにタイムカードを押し忘れたから給料はもらえないということはありません。

万が一押し忘れても、申請すればきちんと支払ってもらえるでしょう。

タイムカードの押し忘れで損する可能性はある

通帳を見て頭を抱える女性

タイムカードを押し忘れたからといって、1日分の給料が丸々もらえないということはありません。

ただし、誤差の時間分を省かれて損する可能性はあります。

例えば、17時~22時まで働いたとします。時給が1000円だとして、5時間働くと普通は5000円もらえます。

実際に5時間ちょうどで退勤できれば良いのですが、忙しいなどで数分オーバーすることもあるでしょう。

しかし、バイト先はあなたと5時間で働いてもらう契約をしているため、5時間分の労働時間として記録されます。

たとえ5時間5分働いていたとしても、明確にその時間を証明できない限り、誤差分の給料(約83円)はもらえなくなるのです。

僅かな金額だと思うかもしれませんが、数分であっても立派な労働の証です。

働いた分はきっちり支払ってもらうためにも、タイムカードを押し忘れないように注意しましょう。

タイムカードの押し忘れに気づいたらすぐ連絡する

スマホを見ている男性

タイムカードの押し忘れに気づいた時は、なるべく早めに店長または経理担当者に伝えてください。

「シフトに入っていることはわかっているから大丈夫だろう」と甘く考えてはいけません。

今はデータで管理している事が多いため、あなたが働いたという記録(データ)がなければ出勤扱いにならないからです。

バイトから帰宅した後に気づいたのであれば、すぐにバイト先まで電話してください。

メールやLINEは見られない可能性があるので、避けたほうが無難です。

ただし、忙しい時間帯だと伝えても忘れられる可能性があります。

電話を受けた人も迷惑に思うし、正しく伝わるかわかりません。

確実に処理したもらうためにも、次の日に伝えるようにしましょう。

タイムカードの押し忘れを申告する時の伝え方

上司に相談している女性

タイムカードの押し忘れに気づいても、どうやって伝えれば良いか悩みます。

正直に伝えたのに、怒られたら嫌ですよね。

もし、店長も一緒に出勤していたのであれば「タイムカードを押し忘れて帰ってしまいました」と伝えてください。

あなたがその日働いていることがわかっているので、タイムカードを時間通り修正してくれます。

仮に店長が出勤していなかった場合、後日伝えることになります。

その時は「○月○日の○時~○時まで出勤したのですが、タイムカードを押し忘れて帰ってしまいました。申し訳ありませんが、修正手続きをお願いします」

といった感じで、正確な労働時間を伝えてください。

そして、タイムカードの押し忘れを伝えるとともに、謝罪の言葉も付け加えてください。

「お手数おかけして申し訳ありません」と、素直に謝るのが大切です。

タイムカードを機械で管理しているとはいえ、修正するのは面倒な作業です。

店長であれ、経理担当者であれ、他人に負担をかけるわけですから、反省して謝罪しましょう。

タイムカードの押し忘れ分が給料に反映されていない理由

給料とタイムカード

店長や経理担当者にタイムカードの押し忘れを伝えたのに、給料に反映されていない時があります。

「やっぱり自分のミスだから払ってもらえないのか…」と落胆しますよね。

しかし、タイムカードの押し忘れ分が給料に反映されないのは理由があります。どんな理由が多いのか見ていきましょう。

次回の給料に合算される

バイト先の給料の締め日によって、忘れた分を次回の給料に合算されることがあります。

たとえば、給料の締め日が15日だとします。そして16日にタイムカードの押し忘れを報告したとします。

すると、実際に給料に振り込まれるのは次の給料日になります。

システム上すぐに手続きできないこともあるため、遅れて振り込まれることを覚悟しましょう。

忘れていた

単純にあなたの報告を忘れていたということも考えられます。

人を雇っている以上、会社側で従業員の労働時間を管理する義務はありますが、人間である以上、こういったミスもよくあることです。

タイムカードに頼り切っているあまり、その数値を信じ切っていたという場合もあります。

押し忘れ分が給料に含まれていなかったとしても、怒ってはいけません。

そもそもあなたがタイムカードを押し忘れたから、データに不備が生じたのです。

忘れていたことに気づいてもらえれば、後からきちんと支払ってくれます。

振り込みミスを責めるのではなく、落ち着いて説明しましょう。

罰として減給された

バイト先の就業規則で、「タイムカードを押し忘れた場合、減給する」と定められている場合があります。

1日分の給料を丸々除外することは法律違反ですが、一部なら可能です。

なぜなら、労働基準法第91条には以下のように記されているからです。

「就業規則で労働者に対して減給の制裁を定める場合、1回の額が平均賃金1日分の半額を超え、総額が一賃金支払期における賃金の総額の10分の1を超えてはならない」

就業規則に則って減給されたのであれば、違法ではありません。

ただし、このような就業規則は雇用前に通知しておく義務があります。

バイトをする前にもらった契約書を見て、記載があるか確認してください。

タイムカードを押し忘れないための対策

ガッツポーズをする笑顔の女性店員

タイムカードを押し忘れる可能性は、誰にでもあります。

バイト後に予定がある時は、ついうっかりして忘れる場合もあるでしょう。

しかし、タイムカードの押し忘れはなるべく避けたいですよね。

そこで、どのようにしたらタイムカードの押し忘れを防げるのか、対策法をご紹介します。

チェックリストを作る

押し忘れが多い人はチェックリストを作り、出勤・退勤時に記録するようにてください。

手のひらサイズのメモ帳に、以下のように書いておきます。

10月29日
□開始(  )
□終了(  )

勤務開始時に「開始」の欄にチェックを入れ、できれば時間を記録しておくと安心です。

併せて終了時もチェックしておくと、労働時間がわかりやすくなります。

また、普段から手帳を使っている人は、カレンダーに出勤・退勤の時間を記録するのもありです。

手帳なら頻繁に見るし、実際に働いた証拠にもなります。

普段から忘れやすい人は、チェックリストを作って書きまとめておくようにしましょう。

ロッカーに付箋を貼る

制服に着替えるバイトであれば、ロッカーに付箋を貼るのも有効です。

付箋に「タイムカードの押し忘れ注意!」などのメッセージを書いて貼ってください。

私服に着替える際に目にするため、忘れることはありません。

ロッカーがない職場であれば、財布やスマホの裏側でも良いです。

帰宅する時に必ず目を通す持ち物に付箋を貼っておけば、押し忘れを防げるでしょう。

スマホのアラーム機能を使う

スマートフォンのアラーム機能を使うのも便利です。

スケジュールアプリに予定登録し、指定の時刻になったら作動するようにします。

スマホをポケットに入れておき、マナーモードにすれば迷惑にはなりません。

バイブとともに「タイムカードを押す」というメッセージが表示されれば、押し忘れることはないでしょう。

ただし、勤務中にスマホを持ち込めない職場もあります。

帰り支度をする際に気づくようにするため、10分後に作動するようにしてください。

そして必ずスマホを見るようにすれば、押し忘れに気付けるでしょう。

バイト仲間と確認し合う

自分だけだと忘れやすいため、バイト仲間と確認し合うようにしてください。

バイト仲間と協力することで、誰かが押し忘れてもフォローできます。

退勤時に「◯◯さん、タイムカードは?」と聞いてくれるので、押し忘れません。

また、タイムカードを押したか確認する係を決めておくのも効果的です。

当番制にして、その日に出勤している人がちゃんとタイムカードを押したかチェックするようにすれば、押し忘れを防止することができるでしょう。

何度もタイムカードを押し忘れるのは駄目

バツサインをする店長

面倒だからといって、何度もタイムカードを押し忘れるのは駄目です。

何度も押し忘れることで、職場での信頼性に影響を及ぼす可能性があります。

労働時間を確認して修正しなければいけないし、設定を変更するのは手間です。

バイト仲間にも事実確認をするため、迷惑をかけてしまうでしょう。

押し忘れは誰にでも起こり得ることですが、何度も繰り返してはいけません。

バイト先から怪しまれないためにも、必ずタイムカードを押すようにしてください。

まとめ

タイムカードを押し忘れた時にどうすれば良いかについてご紹介しました。

基本的にはタイムカードを押し忘れても給料をもらえますので、必要以上に心配する必要はありません。

押し忘れに気づいた時は、できるだけ早く店長や経理担当の人に連絡しましょう。

 
ウサくん

タイムカードを押し忘れたらすぐ連絡しよう

タイムカードの押し忘れは誰にでもあることです。

疲れている日は注意力が落ちているため、忘れやすくなります。

しかし、タイムカードの押し忘れを正当化してはいけません。

何度も押し忘れていると、「だらしない人間だ」と思われ、信用を失います。

そのため、タイムカードを押し忘れないように、対策することが大切です。

チェックリストを作ったり、バイト仲間と確認し合うなどして、忘れないようにしてください。

ミスがある前提で注意深く行動すれば、次回は忘れないでしょう。

※本記事は、編集部の経験や見解に基づいたものであり、専門家の監修を受けているわけではありません。労働問題のトラブルに関しては、厚生労働省の相談窓口にてご相談ください。

今回のポイント

店長が「タイムカードを押さないと給料が出ない」というのは、あなたにきちんと勤怠管理してもらうためです。注意喚起のために言っているだけであり、本当にもらえないわけではありません。だからといって安心せずに、次からは忘れないように努力しましょう。

この記事の著者

ぼくのわたしのバイト体験談

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