動物が好きだとペットショップでバイトしたくなりますよね。
お世話が大変そう
生き物を扱うため、思い通りにいかないと思う気持ちわかります。
できることなら、多少なりとも知識をつけて働きたいですよね。
実際のところ、ペットショップのバイトには良い面もあれば悪い面もあります。
責任感をもって働かなければいけないため、動物が好きなだけでは成り立ちません。
そこで今回は「ペットショップバイトのメリット・デメリット」をご紹介します。
ペットショップで働こうか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
ペットショップの仕事内容
ペットショップの主な仕事は、「生体管理」「接客・販売」「商品・店舗管理」があります。
生体管理とは、動物のエサやフンの処理、爪の手入れや耳掃除などを行います。
動物が快適に過ごせるように、ケージ内を清掃したり、用具の洗浄や消毒をします。
また、ペットショップに来店するお客さんへの対応も大事な仕事です。
動物の特徴を説明したり、飼育方法や注意点などを説明します。
その他、お店で販売しているペット用品の棚卸し・品出しや、POP作成・店内の飾りつけなどを行う場合もあります。
一般的な店舗と同様に、仕事内容は多岐にわたるでしょう。
ペットショップの時給は平均的
ペットショップの時給は、他のバイトと比較して平均的です。
地域や店舗によって異なりますが、時給1000円~1200円の間で募集されています(2023年11月現在)。
平日・昼間の時給は低めに設定されていますが、お客さんが多い時間帯や休日は高めです。
経験や能力によって時給アップする店舗もあるので、やりがいを感じられるでしょう。
ペットショップでバイトするメリット
ペットショップには、他のバイトでは得られない魅力があります。
ペットショップでバイトをすることで、どんなメリットが得られるのか見ていきましょう。
動物と触れ合える
一般的なペットショップでは、さまざまな動物と触れ合えることができます。
犬猫をはじめ、ウサギやハムスターなどの小動物から、鳥類や熱帯魚まで扱っているからです。
ペットを飼えない人が世話できたり、家での飼育が難しい動物に触れ合えるなど、貴重な体験ができます。
可愛い動物たちに癒されながら仕事ができるため、一番の魅力と言えるでしょう。
動物の知識が身につく
仕事でいろんな動物に触れ合うことで、動物に関する知識が身につきます。
動物の特徴や習性、しつけの仕方など実際に世話しながら学べるからです。
専門的な知識が身につくため、動物の扱いには困りません。
お客さんにアドバイスするときはもちろん、今後ペットを飼うときにも役立つでしょう。
接客スキルが身につく
ペットショップはお客さんと接する機会が多いため、接客スキルが身につきます。
動物の特徴や飼育方法などを、対面で直接説明するからです。
ペットフードやトリミングなど専門的な質問もしてくるので、適切に答えなければいけません。
お客さんの対応をしていくうちに、自然と接客スキルが磨かれるでしょう。
未経験でも働ける
ペットショップのバイトは資格が必要ないため、未経験でも働けます。
たとえペットを飼ったことがなくても、店長や先輩が教えてくれるので安心です。
マニュアルがあって事前に研修しくれるため、入社後に勉強すれば問題ありません。
やる気と向上心がある人なら、未経験でも採用してくれるでしょう。
平日は客が少ない
ペットショップは週末や祝日が忙しくなるため、平日はお客さんが少ない傾向です。
主婦やお年寄りなど限られた客層になるため、接客に追われることはありません。
時間に余裕があり、ペットの世話や商品の品出しなど、落ち着いて仕事ができます。
特に郊外だと来客はまばらになるため、マイペースに働けるでしょう。
ペットショップでバイトするデメリット
ペットショップには良い面がある一方で、気になる点もあります。
動物が好きだけで始めてしまうと、辛い思いをするかもしれません。
そこで、ペットショップバイトにはどんなデメリットがあるのかご紹介します。
動物の世話が大変
ペットショップにはたくさんの動物がいるため、世話が大変です。
動物たちのエサやりから健康状態まで、細かくチェックしなければいけないからです。
動物の命を預かっているため、適当に世話をするわけには行きません。
ケージ内は清潔に保たなければいけないし、汚れていると見た目も悪くなります。
何かと手間がかかるため、動物の世話で疲れるでしょう。
ニオイが気になる
動物の世話をしていると、ニオイが気になります。
動物の体臭や排泄物の処理などで、さまざまな匂いを嗅ぐからです。
ニオイに我慢できないからといって、バイト中に香水をつけるわけにはいきません。
身体や服に動物臭がつくことで、周りの目が気になるでしょう。
別れるのがつらい
動物は命ある生き物であり、突然の別れもあります。
どれだけ大切にケアしたとしても、動物が亡くなることは避けられません。
特にハムスターや魚類、昆虫などの小さい生き物は、寿命が短いです。
愛情をかけて世話した動物との別れは、動物好きとってよりつらく感じるでしょう。
祝日の勤務が求められる
ペットショップは、土日祝日がかきいれ時です。
休日になると忙しくなるため、出勤を求められます。
多くのお客さんに対応しつつ、動物のケアや掃除もしなければいけません。
休日や祝祭日が集中する、GWや年末年始は休めなくなるでしょう。
犬猫以外も扱う
専門店を除き、ペットショップには犬や猫以外の動物もいます。
自分の好きな動物だけではなく、苦手な生き物の世話もしなければいけません。
たとえば、ヘビやトカゲといった爬虫類、カブトムシやクワガタのような昆虫などを扱っている場合があります。
動物のエサやりで、ミミズやコオロギなど生きた昆虫を扱うかもしれません。
好きな動物だけ扱えるわけではないため、苦手な動物がいると苦労するでしょう。
ペットショップバイトが向いてる人の特徴
ペットショップは楽しそうに見えますが、向き・不向きがあるのも事実です。
向いてない人がバイトをすると、仕事に耐えられずに辞めたくなります。
どんな人にペットショップのバイトが向いてるのか見ていきましょう。
動物が好き
ペットショップで働くのであれば、動物が好きなのは絶対条件です。
どんな時でも愛情を持って世話をしなければいけないため、苦手な人では務まりません。
逆に言えば、動物に対する愛情があれば、働きながら動物に関する知識を学べます。
将来、動物に関する仕事がしたい人にもおすすめです。
責任感がある
動物の命を預かるため、責任感がある人に向いています。
常に動物の体調管理に気を配り、トラブルが起きないようにする必要があります。
たとえフンまみれのケージであっても、汚いからと触らないわけにはいきません。
自分の感情は別にして、動物たちのことを第一に考えられる優しさが必要です。
生き物を育てる大変さもありますが、責任感の強い人なら大丈夫でしょう。
気配りができる
他人に対して気配りができる人は、ペットショップのバイトが向いています。
無神経で配慮がない人だと、イレギュラーな出来事に対応できないからです。
命ある動物を扱っているため、常に健康には注意を払う必要があります。
動物は言葉を話せないので、細かいしぐさから体調の変化に気づかなければいけません。
しかし、普段から気配りができる人なら、動物相手でも問題なく対応できるでしょう。
ペットショップで採用されるコツ
ペットショップは人気のバイトになり、採用されづらいです。
ライバルに負けないように、しっかり面接対策しなければいけません。
そこで、どうすればペットショップで採用されるのかご紹介します。
動物好き以外をアピール
面接ではなるべく「動物が好き」以外のアピールをしてください。
動物に対してどう思っているのか?を、丁寧に説明するのがコツです。
たとえば、近年ではペットが家族の一員として捉えられるようになりました。
ペットは生活に喜びを与える存在であり、支えにしている人も珍しくありません。
そこで、「現代社会では多くの人が忙しくて孤独を抱えています。ペットは癒やしを与える存在であり、ペットの魅力を多くの人に伝えて社会貢献したい」といったアピールができます。
このようなオリジナリティのある志望動機を伝えることで、面接官の心に響くでしょう。
親しみやすい服装
面接に行くときは、なるべく親しみやすい服装で行ってください。
スーツは避け、カジュアルで落ち着いた服装がおすすめです。
たとえば、Tシャツにジーンズでも清潔感があれば問題ありません。
上は白や明るい中間色、下は黒系であればスッキリ見えます。
業務では動きやすい服装が求められるため、カジュアルな格好でも問題視されないでしょう。
週末は必ず出勤する
面接でシフトの話をされたときは、「週末は必ず出勤できる」とアピールしてください。
ペットショップは週末に忙しくなるため、出勤できる人が求められています。
週末さえ入れば問題ない店も多く、週2回・土日祝のみOKな求人も多いです。
たとえ週1回でも、フルタイムで働けるのであれば問題視されません。
週末に入れるのであれば、かけもちでも採用してくれるでしょう。
ペットショップは大学生でも働ける?
ペットショップは大学生でもバイトすることができます。
ペットショップは土日に忙しくなるため、大学生の都合と合いやすいです。
爪を伸ばしたり、急に休むことはできませんが、規則を守れば問題ありません。
動物好きと責任感をアピールすれば、歓迎してくれるでしょう。
ペットショップは高校生だと厳しい
ペットショップは大学生だと歓迎してくれますが、高校生だと厳しいです。
高校生は一般的に「未成年」だと判断され、未熟だと思われるからです。
テストは多いし、修学旅行で休む場合もあるため、命ある動物を任せられません。
お店によって採用してくれる場合はあるものの、高校卒業してからの方が良いでしょう。
ペットショップは髪型・髪色自由ではない
ペットショップの求人は、髪型・髪色自由のバイトが少ないです。
髪型・髪色が自由だと、仕事や接客に支障が出るおそれがあるからです。
たとえば、長髪だと動物に触れたり、作業がしづらくなります。
茶髪程度なら問題なくても、明るい色だと違和感が出やすいです。
ペットショップの主役はあくまで動物であり、店員ではありません。
ぜんぶがぜんぶ駄目ではありませんが、身だしなみには気をつけましょう。
まとめ
ペットショップのバイトには、良い面もあれば悪い面もあります。
動物が好きだという理由だけで選ばず、慎重に判断するようにしてください。
責任感を持たないとね
ペットショップでバイトをすると、動物と触れ合えるのはもちろん、動物の知識や接客のスキルが身につきます。
未経験でも働けるため、今までペットを飼ったことがない人でも問題ありません。
一方で、世話が大変だし、ニオイが気になる部分もあります。
購入されたり、亡くなったりで、別れがつらいシーンもあるでしょう。
しかし、動物を通して命の大切さ・尊さを学べます。
やりがいもたくさんあるため、人間的に成長することができるでしょう。