ぼくのわたしのバイト体験談    

カラオケバイトの体験談!仕事終わりにみんなでカラオケに

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カラオケのバイトイメージ

仕事内容

私のアルバイト先であるカラオケ店は、地方の繁華街の一角にある地元有力チェーン店でした。

営業時間は11時~翌5時になり、私の勤務シフトは平日20時~26or27時が基本でした。

社員2名、アルバイト各時間帯に数名ずつ(1:開店~夕方 2:夕方・夜 3:深夜)という形態です。

ちなみに、私は当時学生アルバイトでした。

最初に任される仕事は、お客様が気持ちよくカラオケルームを利用できるようにマイク、リモコン、画面などのカラオケ機材及びテーブルや床、壁の清掃(「クリーン」と呼ばれる仕事)を行います。

アルコールスプレーでしっかり部屋にある物一式を除菌します。機材とテーブルなどで除菌剤と乾拭き用タオルを使い分けます。

注意することは、機材の音量をデフォルト段階に戻すこと。

その前に利用されていたお客様がお好みで音量を調整するため、それを機械操作で初期化します。

たとえば、カラオケ機種の「DAM」であれば「DAMボタン」を長押しし、再起動に数分といった具合です(当時導入されていた機種の話)。

次に覚えることはドリンクの提供及びフードメニューの調理です。

受け付け窓口の裏にある厨房に、前日まで仕入れた食材がストックされています。

お客様の部屋から内線を通して注文を承ると、複数の材料を組み合わせて調理を開始します。

調理にはマニュアルがあり、この食材とこの調味料をどのくらいの割合で組み合わせる、という明確な指示が記載されているので簡単です。

ポテトなどは解凍し盛り付けるだけです。

これに慣れてくるとクリーンの仕事に加え、オーダーを承り調理まで一人で行い、お客様の部屋までお届けします。

ただし入り口付近で熱唱されている方や盛り上がって店員にスキンシップを図るお客様が多いので、接客時に食事やドリンクをこぼさないようポジショニングには十分注意しました。

万が一、お客様と接触して飲み物をこぼしてしまった場合、必ず店員側にかかるようにしていました。

たとえお客様の不注意でぶつかってしまった場合でも、店員自らが身を呈して、お客様に迷惑がかからないよう指導されていました。

アルコールについては居酒屋と同じようにサーバーにグラスをかざすだけです。

ソフトドリンクは基本ドリンクバーなので残量をこまめに確認し適時ドリンクを補充します。

ここまでは入社後すぐに覚える最低限の内容で、ある程度できるようになると今度は予約を取るなど受付作業、レジ(会計)の方を任されます。

窓口にあるPCで来客状況(どの部屋に何人いて何時までに退室か)が閲覧可能で、いわゆる「退室10分前コール」はそれを見て行います。

また空き室状況を確認し、電話を受けたときや直接来店されたお客様が希望のプランでルームを利用可能か判断します。

閉店時間までの勤務の方は、一般的なレジ締めと日報をつけて最後に金庫のカギやガス等の確認して退勤します。

最後に基本的なことですが、私の勤めた店舗では繁華街という立地上、学生やOLさんだけでなく、水商売の方や接客業のプロの方が多数来店されるため、言葉使いや敬語、笑顔(御愛想)には十分注意して、明るく丁寧な接客を心がけていました。

楽しかった事

ドリンクやフードをお届けする際、お客様が店員側にもマイクを向けることがありました。

私もタンバリンを渡され一緒に盛り上げることをしました。これも接客(サービス)の一つです。

そんなことがあると、次の来店時に私の顔を覚えていただき、「あの時のタンバリンの人!(笑)」などとお声かけしていただき、受け付けしながら世間話のお付き合いをしたりすることが楽しかったです。

また当時学生でお酒も覚えたてでしたが、自分でアルコールを提供することで、アルコールの種類を覚えていき、お酒をさらに好きになれたことも若者としては充実感を得られました。

カラオケの機種は「DAM」と「JOYSOUND」がありましたが、「DAM」は採点機能が充実しており、「JOYSOUND」はマニアックな曲が入っているなど、機種の特性を理解して説明できるようになったことも楽しさを感じました。

思い出に残っていること

カラオケ店あるあるですが、店長をはじめ、従業員みんな歌が好きでした。

中には実際にプロのシンガーをしながらバイトを掛け持ちでやっている方もいました。

そうしたメンバーですので、退勤後に他の店にカラオケをしに行ったことがあります。

カラオケ店での仕事終わりに、カラオケ店へ遊びに出かけるという不思議な感じでしたが、みんな歌が上手で採点もプロ並みの得点を叩き出す人ばかりです。

ここの店の「掃除が甘い」とか「この店、音響がいいなぁ」など、カラオケ店員でないとわからない内容を指摘し合い、楽しい時間を過ごした思い出があります。

また、勤務中の思い出として、お店に某プロサッカーチームの御一行様が来客されたことがありました。

その時私は厨房にいたと思いますが、実際接客した店員は大変興奮していました。それらは大変良い思い出です。

編集者のコメント:

とても詳しく仕事内容を説明していただき、カラオケ店員になったような気分になりました(笑)カラオケ店で働く人は音楽や歌が好きな人が多いと思いますが、好みが同じだとスタッフ同士でコミュニケーションも取りやすく、仕事も早く覚えられるように感じました。

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体験談の監修

ぼくのわたしのバイト体験談

ぼくのわたしのバイト体験談・編集部

採用支援経験が15年以上あるディレクターが、バイト経験者一人ひとりに取材したうえでレビューを掲載。誤字・脱字の修正などは実施しているものの、経験者の主張や思い出を歪曲することなく、体験談を紹介しています。

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