仕事内容
東京都内で行われるビールフェスに出店する屋台のバイトをしました。
ビールの提供以外にソーセージやムール貝、ラム肉などアルコールのおつまみとして食べられる食品も販売していました。
私は調理や料理の提供をするよりもお客さんの呼び込みをメインですることが多かったです。
ビールに合うお肉や料理をお勧めしたり、野外イベントの雰囲気を楽しんでもらえるようにお客さんと会話をしたりすることもありました。
野外の出店なので、イベント日が猛暑日であろうが台風が来ようが営業していました。
応募のきっかけ
野外イベントの雰囲気が好きなことと、ビールとそれに合った料理をお勧めする仕事というのが、ソムリエのようで面白いと感じたからです。
また、体力仕事となるのでそれなりに時給も良く、働く条件が整っていたというのもあります。
楽しかったこと
イベント出店での醍醐味はお客さんとの会話だ思います。仕事帰りのサラリーマンや、家族連れの親子、デート中のカップルなど色々な人が訪れます。
東京は来場者数も多く、イベントの規模が大きいです。数ある屋台の中から私たちの商品を選んでもらうためには工夫をしなくてはいけません。
ですので、販売しているビールや料理に商品価値を付けて、いかにアピールするかという事にこだわっていました。
商品を気に入ってくれるお客さんがリピートしてくれて、さらに出店している商品を好きになってくれる事が何よりも有難い事だと感じました。
思い出に残っていること
台風の中で出店した日の事です。野外イベントの欠点は、天候に逆らえないことだと思います。ですので、嵐でも夏の猛暑日でも中止という合図がない限り準備を進めます。
予想はできていましたが、大雨が降り続き、お客さんの数も減っている中、営業をしていた日は驚くほど売れ行きが悪かったです。
しかし、そんな日に近くの神社の和尚さんが突然来て、売れずに余っていた食べ物をほぼ全て買ってくれた事がありました。
和尚さんの暖かい人柄と、雨の中営業していても出店を必要としてくれてる人がいるのだという事に、改めて有難さを感じた日でした。
体力的には辛いことも多々ありますが、色々な人に出会えるので経験するには最高のアルバイトだと思います。
バイトを体験して
日焼けはするし、寒い時は凍えそうになることもあり、女性にとっては過酷な労働環境だと思う時はあります。
しかし、お客さんとお店の距離がとても近く、一緒に楽しみながら働けるので、接客仕事に興味がある方にはぜひお勧めしたいと思います。
編集者のコメント:
野外で屋台の仕事だとお客さんとの距離が近いので、反応が直接わかりますよね。商品をアピールするよりも、人柄をアピールして、「この人が勧める商品を買ってみるか!」と思わせる接客が必要なのかもしれません。バイトをしながらそれを感じ、工夫して働いていた体験者さんは、きっと社会人になってもその経験が活きてくるでしょう。