仕事内容
踏切の前にパイプ椅子を置いて座り、日中に踏切を通過した車やバイク、自転車や徒歩者の数を数えていく仕事です。
仕事は極めて単純です。カウント対象の3つごとに別れているので、それを間違わなければ誰でもできる仕事だと思います。
仕事は私ともうひとりのアルバイトとの二人で行いました。弁当を食べるときにも通行者はいるので、その際は交代して休憩に入りました。
一日中仕事をして、最後は事務所に報告したら終わりです。
応募のきっかけ
実家を出て一人暮らしをはじめたのですが、一人暮らしをはじめる前に受かると思っていた会社に落ちてしまい、無職のまま一人暮らしをはじめることになりました。
光熱費と家賃の支払いはその月末に行わないといけません。そこでたまたま家に入っていたチラシを目にし、日雇いのこの仕事を見つけて応募しました。
楽しかったこと
一緒に現場に入った人と楽しくお話をしたことです。
ちゃんとした仕事ですが、何も教官の見張りがあるわけではありません。交通量も極めて少ない箇所なので、長いと10分くらいは誰も来ないこともあります。
そんな時には同僚と私が共通で好きな韓流アイドルの話などをしました。私とは歳が離れていましたが、趣味が合えば年齢など関係なく、話が弾みました。
一日中同じ場所に座っていますが、楽しく話しをしていると暇なことはありませんでした。
思い出に残っていること
踏切でバーが降りて電車が右と左両方から来る時は、踏切の両側に人も車も自転車も多く止まることになります。
踏切が上がって一気に通りすぎるので、この時にはカウントするのが忙しくなります。踏切が降りた後は間違いのないようにしないといけないし、緊張して仕事をしました。
あとは80歳くらいのおじいさんが犬の散歩をしながら通りかかり、私達に近づいて「何してるの?数を数えてどうするの?」と話しかけてきたことです。
おそらく暇で誰でも良いから話相手を作りたかったのだと思います。当たり障りの無い話を続けて7、8分ほど、その場に居座っていました。
この時は少し困りました。しかし、上司からは住民の方と問題を起こしてはいけないと釘を刺されていたので、笑顔で対応しました。
バイトを体験して
はじめてのバイトでしたが、こんな珍しい仕事があるものかと知りました。
仕事は楽でしたが、一日中同じ場所にいるのは結構退屈で、ずっと座っていたのでお尻が痛かったです。
しかし、もらったお金はすぐに生活費として使用したので助かりました。
編集者のコメント:
急に仕事がなくなったため、日雇いのバイトをしたという体験者さん。ずっと長時間座りっぱなしなのは苦痛に感じる人もいるかと思いますが、体験者さんはそうでもなかったとのこと。仕事も楽で良い収入になったそうです。