仕事内容
給湯器が故障したお宅に訪問して修理や交換のために取り外したり、設置を行います。基本的には社員さんと一緒に車に乗って、二人一組で現場に向かいます。
ガス管などは資格のある社員さんが行いますので、補助の私はその準備や後片付けを担当します。道具や足場の用意、給湯器の積み下ろしや運搬、掃除などですね。
補助が付くのは2階など高所に給湯器が設置されているお宅や、マンションなど複数の同時設置・交換で人手がいる現場です。
応募のきっかけ
貯金も僅かで生活費の不安があったので、なるべく効率良く稼げるバイト(つまり時給の良いバイト)を探していました。
給湯器の交換はもちろん、野外作業系の仕事は未経験でしたが、補助の仕事は「お手伝い」と記載されていたので、思いきって応募してみました。
楽しかったこと
明るい社員さんが多かったので、車の中や現場でも笑いが絶えませんでした。たぶんバイトの僕に気を使っていてくれたのだと思いますが、とにかくバイトに行くのが楽しみでした。
また、お昼ご飯やジュースをよく奢ってもらいました。経費として出ているのかどうかは不明ですが、結構みなさん収入が良い感じでしたし、個人的に大盤振る舞いという感じなのかも知れません。
気が付くと社員さんが頼りになる兄貴的な存在に見えてきました。
思い出に残っていること
給湯器の設置が2階にあり、しかも作業するのに十分なスペースがないという現場がありました。
見積もり担当の人もギリギリで受けたと言っていたそうで、現場を見て社員の人が困惑していました。「事前にある程度は聞いていたけど、これ無理じゃないの・・・」と呟いていましたね。
しかしさすがはプロです。辺りを見渡してしばらく考えたあと、「ちょっと待っててね」と言って、どこかに出かけて行きました。
ウルトラCは裏の家の庭を借りるという戦法でした。その話をしに行っていたのです。「(お客さんとその家の人が)仲良しで良かったよ」と万遍の笑みを浮かべて社員さんが戻ってきました。
臨機応変で柔軟な発想がピンチを救ったわけですが、関心を超えて感動を覚えてしまう出来事でした。
バイトを体験して
就職が決まったので1年弱の勤務でしたが、このまま続けようかと思うくらいの収入がありましたし、前の仕事を辞めて不安だった生活が普通に安定しました。
結構忙しかったのですが、充実したバイト生活でした。やっぱり仕事は雇用形態云々より収入とやりがいだなと、今改めて思っています。
編集者のコメント:
交換補助とはいえ、給湯器はガスを扱うために危険が伴うと思います。それでも先輩たちに明るい人が多いと楽しく仕事することができますよね。社員さんの機転を利かせた対応も、仕事をする上で勉強になられたのではないでしょうか。