仕事内容
日本映画のエキストラをしました。日本を代表する超有名女優が主演する映画で、私は素人でしたが、彼女と同じ画面でスクリーンデビューをしてしまいました。
とはいえ、会社の事務員さんの役で、セリフはなく打ち合わせのシーンでお茶を出すだけのエキストラ出演になります。
ただ、それでも有名女優さんや監督さんと同じ空間でお仕事ができたのは一生の思い出になりました。
映画撮影の現場の緊迫した雰囲気も良かったし、撮影の合間に女優さんが声をかけてくれたのも感動しました。
応募のきっかけ
映像関係の専門学校に通っていたときに学校から話がきました。時々エキストラの話が来る学校で、有名な映画なんかには応募が殺到していました。
こういうバイトは業界の内々だけで応募が埋まってしまうので、一般にはなかなか求人は出ないかもしれません。
楽しかったこと
当時、映像作家を目指していたのですが、1日だけのアルバイトとはいえ本物の撮影現場で仕事ができたのはすごく勉強になりました。
映画の現場といえば監督が厳しくて雰囲気がピリピリしているのかと思っていましたが、そんな事もなく、出演者やスタッフのみなさんは和気あいあいとしていて楽しかったです。
お昼にはお弁当も出ました。さすがに出演俳優や女優さんたちと一緒に食べることはありませんしたが、高級な雰囲気がある仕出し弁当だったので、「これがロケ弁かな」とワクワクしながら食べました。
思い出に残っていること
一番の思い出はなんと言っても有名女優さんとお話できたことです。(お名前の公開は控えさせていただきます)
映画の撮影は待ち時間が多く、女優さんも私も同じ空間で待っていたのですが、女優さんの方から「学生さんですか?」と話かけてくれました。
私はテレビや映画で見る女優さんがこんなに気さくに話しかけてくるとは思わず、ビックリして最初声が上ずってしまいました。
その時の待ち時間はけっこう長く、女優さんとは10分ぐらい何気ない話をしました。私の出身地である九州の話までしてしまいました。
そのお陰かどうかはわかりませんが、本番ではずいぶんリラックスできて、お茶を出す演技もプロの俳優さん並みにできたと思います(笑)
芸能人って裏の顔は良くないという噂も聞きますが、私が接した女優さんは本当に良い人で感動しました。
バイトを体験して
本当に楽しいバイトで、普通の人はあまり体験できない経験をさせてもらったと思います。普段見ているテレビの裏側がこんな風になっているんだなっと、見学するだけでも面白いです。
最近はエキストラを一般募集している番組もありますが、何度か応募しているぐらいこの仕事にハマっています。
編集者のコメント:
映像学校にエキストラの仕事がくるというのは初耳でした。ただ、実際に撮影現場を体験することで、作る側になった時の勉強になりそうですね。女優さんと世間話をしてリラックスし、本番は完璧な演技ができたという話も面白かったです。良い思い出になりましたね。