仕事内容
まず最も頻繁にやらなければいけないのは、フロアやトレーニングマシンの清掃です。
床やマシンには利用者さんの汗が垂れるため、床はモップで、マシンはタオルで頻繁に拭く必要がありました。
マシンの調子が悪いときにはオイルをさすようなこともありました。
大浴場が併設されているジムのため、そこの清掃はもちろんのこと、シャンプーの補充や、お湯を沸かすボイラー室の調整、お湯に消毒用の塩素を供給する装置に、塩素剤の錠剤を定期的に入れることなどもしました。
もちろん一般的にイメージされるようなインストラクター的な仕事もありました。
具体的には、マシンの使い方を利用者さんに説明したり、体脂肪や筋肉量を精密に測定する装置で利用者さんの体のプロフィールを導き出し、解説する業務です。
利用者さんの中にはジムに勤務するトレーナーさんにサポートしてもらうプランを利用していたりするのですが、そうした方々へのサポートはプロのトレーナーが行います。
我々アルバイトにはその利用者が書く、トレーニングメニューの振り返り日誌のようなものを確認してアドバイスを書く、赤ペン先生のような仕事もありました。
ゆえにアルバイトといえども、マシンの使い方や、どこの筋肉を鍛えるかについて、そして最低限の人体に関する知識を知っておかなければなりませんでした。
その他、利用者さんが各時刻に何人いるかをカウントしたり、プロテインの販売も行っていました。
利用者さんの注文に答えプロテインドリンクを作ってお渡しするという、飲食業的な側面のある仕事もありました。
応募のきっかけ
スポーツジムでのバイトを始めた理由は、施設利用ができる特典に惹かれたためです。
また、昔陸上競技をやっていたため、トレーニング方法の知識などが使えて仕事がしやすいかもしれない、と考えたことも一因です。
楽しかったこと
利用者さんに名前を覚えられるのはとてもうれしいものがありました。
また勤務者の特典として、ジムが無料で利用できたため、仕事終わりや休日にトレーニングに行ったりできたのはとてもありがたかったです。
このアルバイトを通して得た筋力トレーニングについての知識は、辞めた今でも運動する際には思い出し、トレーニングするのに役立っています。
思い出に残っていること
ある50歳前後の女性の利用者さんが、私のことを非常に気に入ってくださり、おみやげのお菓子をいただいたりしたことが印象深いです。
また、おじいさんと言っても良いくらいの男性ながら、筋骨隆々でマシンの最大負荷を難なく持ち上げている光景には、自分も頑張ろうと非常に感銘を受けました。
編集者のコメント:
スポーツやトレーニングをしている人にとって、ジムの仕事は施設利用もできて一石二鳥の仕事かもしれませんね。お客さんの頑張っている姿を見ることで、自分も頑張ろうという気持ちにもなりますので、仕事もプライベートも励みになったのではないでしょうか。