仕事内容
私が働いていたそば屋は個人経営のお店だったので、ホール、キッチンとしっかり分かれているのではなく、どちらも兼任して行なっていました。
ホールでは料理を出したり、お会計、お茶出しなど接客が基本でした。
キッチンでは、オーナーが魚をさばいたり、揚げ物をしたりして、私は小鉢の用意やそば茹でなどを行なっていました。
バイトのメンバーは4人と少人数でしたが、活気ある職場で、料理は美味しかったです。
楽しかったこと
少人数のメンバーなのでオーナー合わせて和気あいあいと仕事をしていました。
仕事中でも、オーナーが新しい酒が入ったから少し飲むか?とか、美味しいマグロが手に入ったから今食べてみろ!と普通では考えられないラフな感じが楽しかったです。
他のメンバーとも仲良く、仕事終わりに遊びや飲みに行ったことも良い思い出です。
思い出に残っていること
特にバイト終わりのまかない料理では、マグロ丼やトンカツ、蕎麦と一人暮らしには大変ありがたい食べ物を出していただいたことが印象深いです。
大学生活の中でお金がなく、ひもじい思いをしてる中で、自分の体を6年間支えてくれたのは間違いなくあの蕎麦屋だと思います。
今でも食べに行きますが、あの蕎麦屋が懐かしく思っています。
お客さまのこと
常連になってくれるお客様が多くいました。特に印象深いエピソードは、毎日お昼に1人でカレーうどんを食べに来ているおじいさんのことです。
どんなに熱い日だろうが、寒い日だろうがカレーうどんを食べにきていました。
しかし、ある日そのおじいさんが来ない日が続き、どうしたのかと心配になりました。
数日後、おじいさんはカレーうどんを食べにきたので話を聞いてみると、「体調を崩して入院していた」とのこと。
カレーうどんでおじいさんの健康チェックをしていたんだと、みんなで話したことを覚えています。
編集者のコメント:
小さいお店とのことですが、みんなで和気あいあいとしてお店を切り盛りしている姿が目に浮かびました。また、常連の方が急に来なくなると心配になりますよね。あまり大事に至らず良かったですが、気さくにそういった話ができるのもお店やスタッフの雰囲気が良い証拠だと思います。