仕事内容
病院で入院患者さんに対して、リハビリテーションへの送迎をしていました。
前日にリハビリの予定表を病棟に配布しておき、リハビリの予定時間に合わせて、患者さんを病室まで迎えに行きます。
点滴やオムツ交換などを看護師さんに確認し、リハビリに行くことを伝えます。
患者さんに合わせた車椅子や見守り歩行をしてリハビリ室までお連れし、リハビリが終了した方を病室まで送り届けます。
夕方にリハビリの先生に翌日の予定を伺い、予定表を作成して病棟のナースステーションに配布するまでが一日の流れです。
応募したきっかけ
夜間の理学療法士の専門学校に入学して、学費を稼ぐためにバイト先を探していたからです。
一つ上の先輩に病院のリハビリ助手の仕事を紹介してもらい、応募しました。
将来の夢にしていた仕事を間近で見ながら、仕事や勉強ができることはとても魅力的でした。
勤務体系・給与
週3~4日で、時給は850円くらいでした。
8時から16時まで勤務し、1時間休憩があって、6時間働くといった感じです。
病院のリハビリ科は全体で12人程度おり、その中でリハビリ助手は3~5人、2人体制で勤務していました。
思い出に残っていること
リハビリ助手の仕事は、同じ分野の専門学校に通う学生2人でやっていました。
予定表に合わせて声を掛け合い、どうすればスムーズに送迎が出来るかをお互いに考えます。
状況報告とこれからの行動予定を会う度に報告し合いました。
リハビリを拒否する患者さんにはどうしたらいいか一緒に考えたり、数が少ない特殊な車椅子の1日の予定を考えたりします。
いかにスムーズに1日の予定をこなせるか、お互いがお互いを考えて行動していました。
上手く行かないこともありましたが、お互いを思い行動して、上手くいったときの喜びを共に喜べることが良い思い出になっています。
今は資格を取り、送迎をお願いすることもありますが、その時の大変さを理解して、負担がかからないようにする努力をしています。
バイトをした感想
まず資格を取るのではなく、病院でのリハビリの仕事を理解した上で資格を取れたことが良かったと思います。
具体的に専門の知識がどのように生きるか知りながら勉強することは、身につきやすく、将来の糧になりました。
編集者のコメント:
理学療法士になるためにリハビリのお手伝いをしていたという体験者さん。ゼロから始めるよりも、バイト経験のある方が仕事の理解力も高まりますよね。バイト仲間と一緒に考えながら行動していたからこそ、今の仕事にも活かされているのではないでしょうか。