ぼくのわたしのバイト体験談    

税務署のバイト体験談!確定申告のお手伝いをしました

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税務署スタッフのバイトイメージ

仕事内容

所得税の確定申告期間に、税務署を訪れる納税者の確定申告書の作成補助をする仕事です。

専用のブースにパソコンが何台も並べられていて、税務申告用のソフトを使って確定申告書を作成・印刷できるのですが、多くの納税者はその使い方を知りません。

そこで補助スタッフとしてソフトの使い方を教え、申告書を作成・印刷していくのが主な仕事です。他にも色々な資料・書類の整理、机や椅子の移動など、税務署内の様々な雑用を頼まれることもありました。

応募のきっかけ

2月~3月の確定申告期間限定という勤務条件が、大学の春休みとピッタリ重なって都合が良かったからです。また当時公務員の仕事に興味があったこともあり、役所の中の雰囲気を知ることができるというのも主たる応募動機のひとつでした。

楽しかったこと

守秘義務があるため具体例を話すことはできませんが、様々な人々の確定申告書を見るのはなかなか興味深い経験でした。

どんな所で働いていてどのくらい収入があるのか、どんな副業をしているのか、株でどのくらい儲けたのか(損したのか)、年金をいくら貰っているのか…などなど、他人の経済状況を堂々と見ることができるバイトは他にないかと思います。

当時学生だった私にとっては良い社会勉強になりました。

思い出に残っていること

まず税務署を訪れる人の多さに圧倒されました。パソコンは数十台あったのですが全然足りず、税務署前の通りまで大行列になっていたのを覚えています。

当時学生だった私は確定申告というものをよく知らなかったので、それは衝撃の光景でした。

様々な方が税務署を訪れますが、中国株に手を出して大損したと泣きそうになっていた中年男性や、「職業欄に芸能人って書いても大丈夫ですか?」と不安そうに聞いてきた某タレントさんの事は今も印象に残っています。

アルバイト仲間は公務員志望の大学生が多く、また法律や経済に明るい人が多かったため非常に刺激になりました。民間企業のアルバイトと比べると時給はかなり安いですが、目的意識のしっかりした同僚が多かったと思います。

バイトを体験して

様々な人の確定申告書を通じて、社会勉強できたことが良かったです。バイトと言えども厳しい守秘義務が課され、具体的な事例は家族や友人にも話すことはできませんが、とても貴重な経験になりました。

編集者のコメント:

今は電子申告も可能ですが、税務関係はわからないことも多いので、スタッフに聞きたいものです。特に確定申告だと間違えないようにと慎重になるでしょう。住民をサポートする仕事をしていたわけですから、とても感謝されていたと思います。自身で起業するときも役に立ちそうですね。

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体験談の監修

ぼくのわたしのバイト体験談

ぼくのわたしのバイト体験談・編集部

採用支援経験が15年以上あるディレクターが、バイト経験者一人ひとりに取材したうえでレビューを掲載。誤字・脱字の修正などは実施しているものの、経験者の主張や思い出を歪曲することなく、体験談を紹介しています。

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