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事前に準備しておきたい!バイト採用後の手続きについて

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事前に準備しておきたい!バイト採用後の手続きについてのイメージ

バイトに採用されてもすぐ働くわけではありません。採用後の手続きがあります。

 
ウサくん

手続きってめんどくさそう…

せっかくバイトに受かったのに、まだやることがあるのは面倒ですよね。

できることなら、さっさと済ませたいという気持ちわかります。

しかし、バイト採用後の手続きをおろそかにしてはいけません。

採用後の手続きをしないと、あなたに不利な条件で働かされる場合があるからです。

そこで今回は、「バイト採用後の手続き」についてご紹介します。

安心して働けるようにするためにも、必要な書類について把握しておきましょう。

労働契約を結ぶ

雇用契約書

実際に働き出す前に、バイト先と労働契約(雇用契約)を結びます。

労働契約とは、雇用者がどんな条件で労働者を雇うのか取り決めた書類になります。

「労働契約書」または「雇用契約書」などと呼ばれます。

給料や勤務時間、勤務地などの労働条件が記された書類を渡されるので、内容をしっかり確認して、署名・捺印しましょう。

中には口約束程度でいきなり働かされる場合もありますが、契約書があるか聞くようにしてください。

書面で確認しておかないと、あとでトラブルになった時に「言った・言わない」問題になりかねません。

労働条件を書面にて明示することは、労働基準法(労働基準法第15条)でも義務付けられています。

実際に働く前に、必ず労働契約を確認をするようにしましょう。

給料の振込先を提出する

銀行の通帳

バイト代は、一般的に銀行振込で支払われます。

振込先となる銀行口座番号を書く用紙を渡されるので、記入してください。

※雇用先によっては手渡しで支払われる場合もあります。

もし、自分の銀行口座を持っていないのであれば、勤務前に開設してください。

振込手数料の関係で銀行を指定される場合もあります。

しかし、メガバンク(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)で口座を開いていれば、おおむね問題ないでしょう。

必要書類を提出する

秘密保持契約書

労働条件に関するもの以外にも必要な書類はあります。

雇用先によって異なりますが、よくある書類・手続きについてご紹介します。

秘密保持契約書

業務上で知り得た情報を第三者に漏洩しないために、約束事を取り決める書類です。

オフィスワークのバイトで必要とされるケースが多く、誓約書にサインするように求められます。

身分証明書の提出

運転免許証や健康保険証のコピーなど、あなたの存在を証明できる公的な書類を求められることがあります。

また、あなたが18歳未満の場合、親の承諾書が必要な場合もあります。

マイナンバーの提出

社会保険や各種届出のために、マイナンバーの提出を求められる場合があります。

マイナンバーカードか、個人番号カードを提出してください。

交通費の申請書

電車やバスなどで通勤する場合、交通費を申請することができます。

申請書には通勤経路や1ヶ月に発生する金額などを書きます。

年金手帳の提出

バイトでも厚生年金に加入できるため、年金手帳を要求される場合があります。

正社員の4分の3以上働く人で、2ヶ月以上雇用される見込みがある人が対象です。

ただし、バイトは長期契約になるケースが少ないため、必ず厚生年金の加入を義務づけられているわけではありません。

雇用条件によっても異なるため、年金手帳を求められたらなぜ必要なのか、聞くようにしてください。

その他の書類について

その他、働き方や労働条件によって「源泉徴収票」「扶養控除等申告書」「雇用保険被保険者証」「誓約書」などが必要になる場合があります。

必要書類は面接時に説明されますが、聞かされていない場合はその場で確認するようにしましょう。

制服をもらう

シャツ

飲食店や専門店など、制服で働くバイト先は制服をもらいます。

初日に支給される場合もあれば、働く前に支給されてサイズなどを合わせる場合もあります。

支給される制服は、トップス(シャツ、トレーナーなど)、パンツ(ズボン)、エプロンなどが中心で、インナー(肌着・下着など)や靴やベルトは自分で用意しなければいけません。

また、退職時は返却しなくてはいけないので、過度に汚したり、傷つけたりしないように注意しましょう。

研修を受ける

初心者マークを持つ女性

実際に働き出す前に、研修を実施しているバイト先もあります。

研修では業務に必要な知識やマナーを教えられたり、お客さんへの対応方法などについて教えられます。

正社員の研修と比べて何日も行うというケースは少なく、当日で終わるケースが多いです。

ただし、研修期間はバイト先によって異なります。

数週間~1ヶ月は研修期間をもうけ、新人扱いになるケースも珍しくありません。

面接で研修があると言われた際は、どんなことを行うのか確認しておきましょう。

まとめ

あらかじめ採用後の手続きを把握しておくことで、事前に準備ができるようになります。

 
ウサくん

しっかり確認しよう

バイトに採用された後は、入社に必要な手続きを行います。

雇用契約書にサインし、給料の振込先を伝え、交通費の申請をしたり、身分証明書の提出をします。

また、マイナンバーカードや年金手帳を提出する場合もあり、必要な書類は意外と多いです。

いろいろ手続きがあると面倒に感じますが、きちんとした手続きを行ってくれる会社は信用できる証でもあります。

就職・転職する時も同じような手続きがあるため、バイトで経験しておくと将来にも役立つでしょう。

※本記事は、編集部の経験や見解に基づいたものであり、専門家の監修を受けているわけではありません。労働問題のトラブルに関しては、厚生労働省の相談窓口にてご相談ください。

今回のポイント

バイト先と労働契約を結ぶ時は、労働条件を確認するようにしてください。どんな些細なことでも質問し、納得した上で働くことが大切です。事前にしっかり確認しておけば、安心して働くことができるでしょう。

この記事の著者

ぼくのわたしのバイト体験談

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