ぼくのわたしのバイト体験談    

美術館のバイト体験談!創作意欲が高まり、美術の見方も変わりました

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美術館のバイトイメージ

仕事内容

入館の受付やチケット販売、館内の監視を主にしていました。たまに売店の接客もしていました。

開館が9時30分で、閉館が17時30分だったので、朝のシフトの時は、30分前には美術館に到着していました。

私はバイトだったので、時間も閉館と同じくらいに帰ることができました。館内の掃除は係の人がしていたため、することはありませんでした。

その他、作品に触ろうとした人に注意したり、撮影しようとしている人に声をかけて止めさせたりなど、監視の役目もありました。

入場前に作品リストや館内の見取り図をお渡しするのですが、撮影がダメなところでは、撮影禁止と表記しており、受付でも説明しています。

それでも撮影する方がいるので声をかけ、データを削除してもらいます。

応募のきっかけ

当時、美術学科の高校に通っており、バイトをした美術館には高校の展示会などでお世話になっていました。

その時に「美術館の仕事に興味があったら声をかけてください」と言われていました。

好きな物に囲まれてバイトがしたかったので、自ら電話して応募し、採用していただきました。

楽しかったこと

美術館ではほとんど地元の作家や日本画家の展示が多く、有名ではない画家の展示がほとんどでした。

たまにマネやモネなどの有名な西洋の絵画、歌川広重展など浮世絵の展示もありました。

彫刻や骨董品の展示会もあり、美術館のホールには彫刻や絵画も飾ってありました。

そういった展示物の中で、ちょうど好きだった画家の個展が開かれている時にバイトをすることができたのです。

一日中、好きな作品に囲まれて、楽しく良い時間を過ごすことができました。

思い出に残っていること

美術館の監視員をしていた時に、小さいお子さんが、展示物に触ろうとしたのを全力で止めたことです。

美術館では大きな声が出せないので、小さい声で何度か注意をしました。

一応、触ってはいけないと注意書きがあるのですが、字が読めない小さなお子さんが来た時は分かりません。

ユニークな作品だったので、興味を持ったのでしょう。お母さんも私も大慌てで止めに入りました。(展示品は無事でした)

ただ、小さい子供が来ることはあまりないので、こういった事件?はまれで、全体で見ると少ないかもしれません。

バイトを体験して

作品を見て、またバイトとして関わることで、美術への向き合い方が変わりました。

自分の創作意欲も湧きましたし、結果として学校の先生にも褒められるようになったと思います。

売店には画集が売っているので、それを買って自分の作品に活かしたり、大学生になった時は、ヨーロッパ旅行に行ったりもしました。

美術館は来場者として見るだけでなく、バイトをして関わることで、新しい見え方ができると思います。

美術が好きな人、静かな場所で仕事がしたい人にぴったりのバイトです。とても素敵な経験ができますよ。

編集者のコメント:

美術館に展示されているものは、貴重で高価な物ばかりですから、バイトとはいえ責任重大な仕事だと思います。子供が展示物を触ろうとしたのを見た時は、ずいぶん焦ったことでしょう。少々のトラブルはあるものの、全体を通して美術が好きな体験者さんにはとても充実したバイトだったようです。

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体験談の監修

ぼくのわたしのバイト体験談

ぼくのわたしのバイト体験談・編集部

採用支援経験が15年以上あるディレクターが、バイト経験者一人ひとりに取材したうえでレビューを掲載。誤字・脱字の修正などは実施しているものの、経験者の主張や思い出を歪曲することなく、体験談を紹介しています。

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