仕事内容
散歩に行く時間がない飼い主から、ペット(犬)を預かって散歩させる仕事です。
事前にペットの性格や散歩時の注意点などを伺い、合意をもって行っていました。
散歩をする際にいつもどのくらいの時間を使って散歩しているのか、ペットがいつも散歩の際にしているルーティンがあるのかなど、気をつける必要があります。
平均の散歩時間は1時間ほどで、飼い主に安心してもらうために写真つきの連絡をしていました。
毎日散歩できないご家庭も多く、需要があったのを覚えています。
応募したきっかけ
将来、自分ができることの幅を広げたいと考え、あまり知られていない分野に挑戦してみたいと思っていました。
また、人生の中で動物に囲まれて過ごすことが大半だったので、動物が好きなこともあり色んな動物と接してみたい気持ちもありました。
ペットシッターの求人に応募したところ、資格を持っていなかったため、ペットシッターさんの補助役として、散歩代行をしました。
苦労したこと
その日によってペットの状態が違ったり、人見知りのペットと接するときはご機嫌を伺いながら行動しなければいけません。
人間と一緒の感情を持っていると感じながら、時々苦労した経験があります。
飼い主にも迷惑がかかるので、いかにペットと仲良く過ごせるかが大変でした。
苦労を乗り越えた秘訣
一番大切にしていたのは「怖がらないこと」です。
私が怖がってしまうと、ペットも気持ちを察して態度が変わってしまいます。
たくさんペットに話しかけ、楽しい気持ちにさせることを重点において行動しました。
思い出に残っていること
飼い主以外の人間は嫌いなペットの散歩を依頼されたときです。
ペットと出会った瞬間から吠えて威嚇され、どうにもならないときがありました。
飼い主いわく、どの人にも威嚇をしてしまうそうです。
しかし、飼い主は仕事で忙しいから依頼しています。なんとか対応しなければいけません。
ペットに心を開いてもらうのに、時間がかかったことを覚えています。
まずは、ペットに何度も話しかけて目を何度も合わせてもらえるように努力しました。
最初は目が合うたびに吠えられましたが、諦めずに何度も優しく話しかけました。
次第に目つきが優しくなってくれたので、そのままの勢いでお散歩に連れて行ったところ、最後にはしっぽを振ってくれるようにまでなりました。
この時の思い出があるため、その子のことは強く印象に残っています。
バイトをした感想
最初は軽い気持ちで応募しましたが、覚えることよりも日々感じることが多かったです。
どのように一匹一匹に対して行動していくべきなのか毎回答えが違います。
今になって思うのは、人間も一緒で相手に嫌な思いをさせないように過ごすことが大切なんだと思いました。
編集者のコメント:
ただ散歩するだけではなく、ペットの個性にあった散歩が大切なんですね。最初は威嚇してきたワンちゃんが、次第に懐いてくれるようになったのも、体験者さんの気持ちが伝わったからでしょう。バイトの経験から、動物を元より人との接し方も変わったのではないでしょうか。