仕事内容
ヴィンテージ古着を扱う店で、掃除・レジ打ち・商品管理・棚卸・接客などをしました。
オーナー(店長)の古着の買い付けに同行する場合もありました。
店内のレイアウトを任されていたので、ポップな商品やアンティークな商品を配置して、いろいろと試行錯誤していました。
客層は10代、20代、30代がメインですが、40代や50代のお客さまも来店されました。
性別は圧倒的に男性が多かったです。
ただ、近年では女性もヴィンテージ古着に対する関心が高まっているようで、うれしい限りです。
応募したきっかけ
もともとヴィンテージ古着に興味があったので、それを仕事にできればいいなと思っていました。
そんな折にバイト雑誌で求人しているのを見かけ、すぐに応募しました。
また、自宅から自転車で通勤できる距離だったのもあります。
楽しかったこと
大好きな古着に囲まれて仕事ができるのは、この仕事の醍醐味の一つです。
年季の入った洋服を見ているだけでテンションが上がってきますし、同時に心が和んできます。
逆に大変だったことはお客さまとの距離感です。
そんなに広いお店ではなかったので、過度な接客をすると嫌がられてしまう場合もありました。
そのため、軽く声をかけたあと気になる点があれば聞いてもらう、というスタンスが重要なのです。
この距離感に慣れるのに最初は苦労しました。
思い出に残っていること
お客さまの中には、ヴィンテージ古着に対して相当な知識を持っている方もいらっしゃいました。
オーナーとも親しい関係性で、その人との会話は楽しかったです。
裏のバックヤードでコーヒーを淹れて、タバコを吸いながら一つ一つの仕草が妙にかっこよくて・・。
とにかくその人からはいろいろとインスピレーションを受けました。
自分も古着に関してはそれなりに知識を持っていると自負していましたが、いかに未熟であるかを認識したと思います。
ちなみに、その人が特に関心を持っていたジャンルはライダースジャケットなどの革ジャンで、来店する際には高頻度でそれらのジャケットを着用していました。
これがきっかけで私も革ジャンに興味を持つようになり、今でも収集しています。
バイトをした感想
自分にとってここでのバイトは単なる仕事を通り越した、なんというかとても有意義なものでした。
大げさでもなんでもなく人間的に成長できましたし、同年代の友人たちと接する際も、不思議と余裕が生まれたように思います。
今までたわいもないことで口論になったり、つまらないことでバカ騒ぎしていましたが、そういうのが減っていきました。
大変なこともありましたが、本当にいい経験をさせてもらいました。
編集者のコメント:
ヴィンテージ古着のような専門店だと、お客さんも詳しい人が集まるため、楽しく接客できますよね。大人のお客さんに憧れて真似するという気持ちもわかるような気がします。バイトを通して精神的に成長できたようですし、良い経験になりましたね。