仕事内容
新聞を購読していない人に契約をお願いする、新聞勧誘の仕事をしました。
新聞販売店に勤務するというわけではなく、毎日一定エリアの販売店に派遣され、そこで勧誘することになります。
新聞販売店から現在購読中の人のリスト、過去に購読していた人のリストなどをもらい、延長や再度の購読をお願いします。
今までの顧客以外にも、新規客を獲得するための飛び込み営業もありました。
何件取れたかにかかわらず1万円はもらえますが、獲得件数や新規か継続かなどに応じて歩合が上乗せされます。
やっていることは新聞勧誘ですが、表向きは学生によるリサーチ業務をうたっていました。
応募したきっかけ
それまでバイトはしていなかったのですが、まとまったお金が必要になったからです。
親にも頼れなかったので、自分でバイトすることに決めました。
新聞勧誘のバイトでは1日1万円もらえるので、当時学生の私にはかなりの高給になります。
求人のチラシでもすぐに目につき、迷わず応募することにしました。
勤務体系・給与
基本的に日給は1万円になり、歩合が上乗せされる形です。
自分の好きな日に入れるため、都合よく稼ぐことができました。
思い出に残っていること
いろんな新聞販売店に行って、半日自転車で動き回るので、いろんな街の公園や風景を見たことが思い出に残っています。
契約が取れれば文句を言われないので、途中で休憩することもありました。
どうやって時間をつぶすか考え、公園やファミレスに入ったりもしますが、その街の生活感、そこで暮らしている人たちがいることを実感できたのが何だかうれしかったです。
今でもかつて訪問した場所を通り過ぎると、懐かしい気持ちになります。
また、学生主体のバイトで、同年代の人が多かったのですが、一人は指導役というか、新聞勧誘でずっとやってきたベテランがいました。
その人によくしてもらい、食事に連れて行ってもらったりしました。
帰り道が合えば車で送ってくれたし、一緒に行動したことが今も思い出に残っています。
なお、バイトを辞めた後は、その人が私のところに新聞勧誘に来たのも笑い話になりました。
バイトをした感想
バイト代が1日1万円というのは、当時でもかなりの高給だと思います。
仕事でお金をもらうということは、それなりの責任というか、働いたからこそもらえるお金だということを学びました。
休憩はもちろんとりますが、終了間際になると「あと1件…もう1件はとりたい!」と貪欲になる自分がいて、そんな自分の性格に気づけたのもいい経験だったと思います。
編集者のコメント:
営業の仕事はお客さんの反応がダイレクトに来るため、大変だったと思います。心無いことを言われたりもしたと思いますが、そのぶん契約が取れたときは喜びもひとしおだったのではないでしょうか。バイト先で仲の良かった人が後日自身を勧誘しに来た話も面白いですね。再会した後に驚いた様子が目に浮かぶようです。