仕事内容
普通なら新聞配達の人たちが自分で勧誘するのですが、このバイトは学生が新聞勧誘の応援に入るものでした。
都内にある一部地域の新聞販売店に、バイト仲間数人で応援に入って、お昼過ぎから夕方日暮れまで、渡されたリストを元に新聞の契約をお願いします。
3か月、6ヶ月、長ければ1年の契約をお願いし、景品で洗剤等を渡します。
基本給が日給1万円で、それにプラスして契約数に応じて歩合給がもらえるというものです。
シフトも自由で、自分の好きな日に入ればいいというものでした。
応募したきっかけ
当時は大学生で、バイト情報誌やチラシで職を探していました。
ちょうどお金を稼ぎたいと思っていたときに、一番楽そうで高額なバイトはないかと探していたところ、新聞勧誘のバイトを見つけたからです。
募集は「○○リサーチ」という名称で、それが新聞勧誘のバイトだとは露ほども思わなかったです。
しかし、「1日1万円、簡単なリサーチの仕事です」という内容に惹かれて応募しました。
楽しかったこと
意外ですが、ノルマがありません。
勧誘対象のリストは更新契約と、一度解約された人に再度勧誘する新規があり、それに加えて全くの白地開拓もOKでした。
当然新規の方が単価は高いのですが、1件も取れなかったとしても基本給1万円はもらえます。
出来高の報酬もあるので、やる気を出せばその分稼げるのも魅力でした。
昼間から始めて最初は先輩が付いていろいろ教えてくれるのですが、慣れると一人で回るようになります。
途中ファミレスで休憩したり、サボり放題なところもありました。
バイト仲間で集まって時間を潰したり、実働1時間~2時間だけという場合も多かったです。
最後に新聞販売店に戻って、「がんばったけどこれだけでした」と報告すれば問題ありませんでした。
また、移動手段も新聞販売店に直行するのではなく、事務所に集合して、そこからマイクロバスで各販売店に輸送してくれます。
勧誘時は販売店が自転車を貸してくれるし、1日中歩き回るわけではないので、体力的にも全然楽です。
大学生の自分にとっては、天国みたいな仕事でした。
気になること
バイトする側にとって高収入でありがたかったのですが、今思うと雇う側は本当にメリットがあったのかと心配になります。
販売店の配達員の人から見ると、「なぜ学生にこんな高額報酬を渡すんだろう?」と思われていたかもしれません。
全体として売り上げ増につながっていたのかもわからないです。
編集者のコメント:
体験者産のお話を聞くとこちらまで「それで大丈夫だったの?」と思いましたが、厳しいノルマや指導がなかったのは契約が取れた際の儲けが大きいからなのかもしれませんね。一概には言えないと思いますが、時々このような“オイシイ仕事”があるのもバイトの魅力だと思います。