仕事内容
引っ越しに使う資材の準備、荷物の梱包、エレベーターや壁を傷つけないための養生をする、まれに棚などの大型荷物を運ぶ手伝いをします。女性は主に梱包作業がメインでした。
洋服や小物などを種類別に分け、破損防止の紙やプチプチ等で梱包していきます。
梱包した箱に何が入ってあるのか記載し、梱包が終わったら一気にバケツリレーのようにして荷物をトラックに積み込みます。
ダンボールは対角線に手を添えて持つことがコツです。そうすることで重い荷物も運び安くなり、腰にもあまり響かなかったです。
私は体育系の部活に入っていたためか、棚を運ぶ手伝いもしました。重たくて大変でした。主に大型の荷物は男性の作業ですが、女性でも運ぶことはありました。
応募のきっかけ
高校の春休みに暇で友達と引っ越しのバイトが短期であるけどやってみない?という話になりました。
当時は部活をしていて、1、2週間程の短期バイトを探していました。飲食店など他のバイトはそのような短期はなく、またシフトも融通が効きません。
しかし、引越のバイトは自分が出たい日に電話をする仕組みだったので、理想に合うと思って応募しました。
引っ越しは男性のイメージがありますが、大変そうだとは思わなかったです。時給はそこまで高くなかったのですが、日払いというのにも魅力を感じました。
楽しかったこと
一緒にチームを組んだ人達(毎回誰が一緒になるか分からない)がみんな優しく、フレンドリーで、移動中に会話をしたりゲームをしたりして楽しかったです。
お昼ご飯を買いにコンビニに寄ったりするのですが、ご飯を奢ってくれたりジュースをくれたりした人もいました。
連絡先を交換した人とはバイトを辞めた後もしばらく連絡を取っていました。バイトをする前は怖いイメージでしたが、フレンドリーな人が多くて安心しました。
私が勤めていたバイト先はほぼ男性で、女性は2人ほどでした。男性が多いのでサバサバした女性が多かったと思います。女子同士で遊んだりすることはなかったです。
移動時間が長いことが多いので、その間に話しかけてくださり、会話することで仲良くなれました。
大変だったこと
やはり体力的にきつかったです。お客さまの荷物を傷つけないように梱包したり運んだりするので神経を使いますし、階段の昇り降りも多かったので、疲れは溜まり、筋肉痛にもなりました。
また、拘束時間が長いのも辛かったです。作業が少ない時は夕方には帰れますが、ほとんどの日は自分たちの作業(引っ越し1、2件分)が終わったら他のチームの応援という形で別のお宅に行きます。
ですので、帰りは19時~20時になることもあり、次の日も集合が早いので、自分の時間があまりなかったです。
家に帰ってから長風呂したり、すぐ寝たりして疲れをとっていました。
思い出に残っていること
1度だけ女性の社員さんと組んだ時に、丁寧に作業を教えてくれました。バイト初日で緊張していた私に気さくに話しかけてくれたので、とても嬉しかったです。
ハキハキしていて体育系の女性でしたが、優しくて面白い人でした。ちなみに研修期間がないので、大まかな作業のDVDを見せられ、あとは現場で覚える感じでした。
給料を渡してくれるおじさんが印象的でした。事務所に顔を出す度に「今日もおつかれ~い!」「慣れてきたかい?」なとと、気にしてくださったり、冗談を言って笑わせてくれる面白い人でした。とても思い出に残っています。
また、あるご家庭の仕事をしたときのことです。春でしたが気温が高く、暑い中での作業だった日に「みなさんでどうぞ」とおばあさんが冷たいお茶を入れてくれました。
話し方もほんわか優しそうな感じの方で、とてもありがたかったです。
引っ越しのバイトをしたい女性へ
1人で応募するのは怖いと思うかもしれません。しかし、引っ越しのバイトは友達と応募するのはOKなところが多いので、仲の良い友達と一緒に応募するのがいいと思います。
私は友達と応募したので現場もほぼ一緒に入らせてくれて、とても楽しく働くことができました。
女性は少ない業界ですが、その分周りが優しく教えてくれたり気にかけてくれるので、働きにくいことはないと思います。
編集者のコメント:
引っ越しのバイトは力仕事なので女性だと働きづらいイメージがあります。しかし、周りの人が優しく教えてくれたので、働きにくくはなかったそうです。女性宅の引っ越しは女性作業員の方が好まれますし、引っ越し会社も女性が働きやすい環境づくりをしています。短期でも働けるので、興味がある方は一度試してみるのも良いですね。