バイトの面接を受ける時に、どうやって入店すれば良いか悩みますよね。
誰に話しかけたらいいの?
店員さんが忙しそうにしていると、話しかけていいものか悩みます。
できることなら、迷惑をかけずに面接に来たと伝えたいですよね。
実は、入店の仕方にもマナーがあります。何も知らないまま行くと、恥をかくかもしれません。
そこで今回は「バイトの面接で失敗しない入店の仕方」についてご紹介します。
どうやって入店すれば良いのか不安な人は、事前に把握しておきましょう。
予定より少し早く到着する
面接を受ける時は、予定時刻の5~10分前に到着するようにしてください。
17時から面接なら16時50~55分頃に到着するのがベストです。
飲食店なら混雑状況に応じて入店するタイミングを見計らった方が良いため、10分前に到着していると安心できるでしょう。
あまり早く到着しすぎても迷惑になります。
交通事情で早く着いた時は、近くを散歩して時間を潰してください。
もし、遅れそうであれば早めに連絡しましょう。
遅刻厳禁ではありますが、何も連絡せずに遅れるよりマシです。
ぎりぎり到着すると焦って面接も上手くいかないため、できるだけ早めに行動するように心がけてください。
面接に来たことを伝える方法
面接地に着いた後に迷うのが「誰に声をかければ良いかわからない」ことです。
入り口にいる店員さんに声をかければ良いのか、レジにいる店員さんに声をかけるのか、それとも社員っぽい人を探すのか迷いますよね。
実は、バイト先によって話しかける人物は異なります。
何も考えずに話しかけてしまうと、仕事の邪魔になる場合があります。
そこで、バイト別に誰に話しかけるべきかについてご紹介します。
飲食店の場合
ファミレス、居酒屋、喫茶店などに入店した時は「いらっしゃいませ」「何名様ですか?」と声をかけられるのが一般的です。
案内役に声をかけられたら、「17時からの面接に来ました(あなたの名前)です」と伝えてください。
そうすれば店長や面接担当者を呼びに行ってくれます。
しばらく待っていれば、面接場所まで案内してくれるでしょう。
なお、コーヒーショップやファストフードのように、声をかけられない場合もあります。
その際は入り口の近くにいる店員に話しかけるようにしてください。
小売店の場合
スーパー、ドラッグストア、アパレルショップなどで面接を受ける場合、注意が必要です。
レジにいる人に話しかけると、お客さんが来た時に迷惑になります。
レジにいる店員は避け、品出しや検品をしている売り場の人に話しかけてください。
ただし、コンビニは店員の人数が少ないため、売り場に人がいないこともあります。
お客さんが来ていないタイミングを見て、レジにいる店員に声をかけましょう。
接客以外のバイト
事務、警備員、コールセンターなど、接客業以外のバイトでは、会社かビル内で面接をする場合が多いです。
オフィスビルのように数階建ての大きなビルであれば、受付の人に話しかけて、面接に来たことを伝えてください。
小規模のビルやマンション内にある会社の場合、受付窓口がない可能性もあります。
呼び鈴を鳴らすか、電話をして面接に来たことを伝えてください。
くれぐれも、いきなり会社の扉を開けたりしないようにしましょう。
簡潔に目的のみ伝える
面接に来たことを伝える時に、どうやって話しかければ良いかわからない人もいるでしょう。
「こんにちは。お忙しいところ恐れ入ります。本日15時からアルバイトの面接でお約束をしていただいた(あなたの名前)と申します。採用担当者である○○様はいらっしゃいますでしょうか?」
というように長々と話しかけていると、お客さんが来て迷惑をかけるかもしれません。
面接がある日は前もって「○時に面接する」ということを職場で共有しているものです。
そのため、長々と説明しなくても、簡潔に面接に来たことを伝えるだけでOKです。
「○時の面接にきました(あなたの名前)です。店長さんはいらっしゃいますか?」とか、「アルバイトの面接にきました(あなたの名前)です」だけでも十分伝わります。
もし、担当者の名前がわからないのであれば、「採用担当者様はいらっしゃいますか?」と聞けば大丈夫です。
できるだけ簡潔に「面接に来た」ことを伝えれば、迷惑にならないでしょう。
待っている間も気を抜かない
面接に来たことを伝えたら、面接場所まで案内してもらえます。
すぐに面接が始まる場合もあれば、担当者が来るまで待たなければいけない場合もあります。
飲食店やコンビニならバックヤードに通されます。
椅子が用意されていても、指示があるまで座らないようにしてください。
指示されてから椅子に座り、履歴書や提出するべきものを出しておきましょう。
たとえお茶を出されてもすぐには手を付けず、「どうぞ」と言われてから飲むようにしてください。
また、暇だからといって本を読んだりスマホをいじるのはもってのほかです。
緊張感がないと誤解される場合もあるため、注意してください。
担当者が来たら椅子から立ち上がり、「お世話になります」や「お忙しいところ失礼します」などと、挨拶してください。
入店した後はもう面接が始まっていると認識し、待っている間も気を抜かないようにしましょう。
すれ違う店員に会釈をする
店内を移動する時は、案内してくれる人以外とも顔を合わせることになります。
店員と目が合ったら、軽く頭を下げて会釈してください。
近くを通る際は、「失礼します」と声に出して伝えると良いでしょう。
これから一緒に働くことになるかもしれない人たちです。
会釈して軽く挨拶をすると、第一印象が良くなります。
ただし、一人ひとりに挨拶する必要はありません。
仕事の邪魔になり、迷惑をかけてしまうからです。
あくまですれ違った・目が合った人に対して、会釈をする程度にしてください。
店の外で掃除している人や警備員さんがいる場合も、軽く会釈をする方が良いでしょう。
帰る際の態度も見られているため、最後まで気を抜かないようにしてください。
失敗しがちなNG行動
これまでご紹介したこと以外にも、気をつけなければいけない入店マナーがあります。
誤って失敗しないためにも、次のようなことに注意してください。
入り口で立ち止まる
話しかけやすい人を探すために、入り口で立ち止まらないでください。
入り口で立ち止まるとお客さんが入りづらくなり、迷惑をかけます。
店内を観察したいときは、脇にそれてから中を覗くようにしましょう。
部外者に話しかける
お店には店員やお客さん以外にも、色んな人が出入りしています。
店内でスーツを着て作業しているからといって、その人が必ずしも従業員であるとは限りません。
採用担当者が誰かわからないときは、制服を着ている人や接客をしている人など、わかりやすい人に声をかけましょう。
裏口から入ろうとする
入り口がいくつかあると、どこから入っていいかわからない場合があります。
客ではないからと裏口から入ろうとすると、怪しい人だと思われ、怒られるかもしれません。
採用されるまであなたは部外者扱いです。お客さんと同じ正面の入り口から入りましょう。
店内で電話をする
到着したら電話をするように言われることもありますが、必ず外でかけるようにしてください。
店内で電話をすると他のお客さんに迷惑がかかり、見栄えが良くないからです。
店の中には入らずに、外から電話をして到着したことを伝えてください。
暇になるまで待つ
店内が人で混み合っているからといって、暇になるまで待つのはいけません。
接客が終わるまで待っていると、面接時間を過ぎてしまう可能性があります。
面接時間に余裕があるなら多少様子を見ても構いませんが、あまりにも空気を読んでいると話しかけるタイミングを逃します。
あなたは事前に約束しているわけですから、遠慮せずに面接に来たことを伝えましょう。
まとめ
バイトの面接は到着した時から始まっています。
入店した後にパニックにならないためにも、事前に入店マナーや入り方を学んでおきましょう。
何事も最初が肝心だね
面接を受ける時は、少し早めに到着するようにしてください。
およそ10分前に到着すれば、余裕を持って対応することができます。
正面の入り口から入り、近くにいる店員さんに面接に来たことを伝えましょう。
レジにいる店員は接客しているため、売り場にいる店員に話しかけたほうが無難です。
面接場所まで案内されたときは、すれ違う店員に会釈をし、待っている間も気を抜かないようにしてください。
入店の仕方を失敗しても不採用にはなりませんが、知っておけば安心できます。
事前に入店のマナーを調べておけば、自信を持って面接に臨むことができるでしょう。