接客のバイトをしていると、ある日突然お客さんから連絡先を渡されることがあります。
急に渡されても困る…
常連さんや知っている人なら良いけど、そうじゃなければ連絡しづらいですよね。
だからといって無視するのも気が引けるし、断るのも勇気がいるという気持ちわかります。
実は、バイト中に連絡先を渡されてもすぐに連絡しないほうが良いです。よく考えて行動しないと、後悔することになるかもしれません。
そこで今回は「お客さんから連絡先を渡された時の対処法」をご紹介します。
連絡先を渡されて困った時は、どう対処するべきか考えてみましょう。
知らないお客さんなら断る
初めて見かけたお客さんから連絡先を渡された場合、基本的には断るようにしてください。
相手の素性がわからないのに、連絡先を受け取るのは危険です。
本来、あなたに好意を持っているのであれば、何度か店に通っているはずです。
客として利用するうちに、あなたに対して好意を持ち、連絡先を渡してきたというのであれば、理解できます。
しかし、あなたに見覚えがなく、初めて見かけるお客さんなら警戒した方が良いです。
ナンパ目的で誰にでもやっているのかもしれないし、なにかの勧誘かもしれません。
相手の誘いに乗って返事してしまうと、怖い目に遭うおそれもあります。
バイト中に知らない人から連絡先を渡されても、基本的には応じないようにしてください。
常連さんなら関係性で判断する
知らない人ではなく、よく店を利用する常連さんであれば、関係性で判断してください。
たとえば、お店に来た時に雑談を交わすような関係性であれば、連絡をしても良いでしょう。
あなたと話すうちに好意を持ってくれたのだと推測できるため、お客さんの本気度がわかります。
好意を受け入れるにしろ、断るにしろ、きちんと返事をした方が良いでしょう。
逆に「顔は見るけど接客会話以外することはない」という人であれば、様子を見たほうが良いです。
顔見知り程度では関係性ができていないため、素直に連絡してしまうのは危険です。
しばらく接客をしながら会話を増やし、関係性を作ってから判断すると良いでしょう。
バイト仲間に相談する
お客さんから連絡先を渡されたら、すぐバイト仲間に相談してください。
自分ひとりの判断だと、第一印象や見た目で決めてしまいがちです。カッコいい・可愛い人だと、つい連絡したくなるでしょう。
しかし、バイト仲間に相談して客観的な意見をもらえれば、連絡するか否かの判断がしやすくなります。
バイト仲間から「あの人は危ない、やめておいたほうが良い」と教えてもらえば、失敗することもなくなるでしょう。
もし、バイト仲間に相談しづらい時は、プライベートの友達でも構いません。
自分ひとりで判断しづらい時は、他人に相談して客観的な意見をもらいましょう。
連絡をして様子を見る
あなたに恋人がいないのであれば、どんな人物か知るために連絡するのもありです。
連絡する時はなるべくメール(またはLINEなどのメッセージ)で送りましょう。
電話番号だけ渡されたとしても、最初はショートメールで連絡した方が無難です。
しばらく文字だけでやり取りして、信用できる人だと見極めてから、電話などに移行してください。
また、連絡してもすぐ会う約束はしないでください。相手のことをよく知らないまま会うのは危険です。
まずは挨拶程度からはじめて、徐々に距離を近づけるようにしましょう。
あくまで「親しくない人とやりとりをしている」ということを忘れず、慎重に行動してください。
ネットで検索して調べる
お客さんが渡してきた連絡先に名前が書いているのであれば、インターネットで検索してみましょう。
ブログやSNSをやっている人であれば、アカウントがヒットするかもしれません。
特にフェイスブックだと実名で登録している人も多いため、名前からアカウントを探しやすいです。
投稿内容からどんな人物であるか判断することができるため、相手の素性を把握するのに最適です。
Youtubeをやっているような人だと、ネタ作りが目的で連絡先を渡してきた可能性もあります。
下手に連絡をしてしまうといいカモになってしまうため、注意してください。
お客さんから連絡先を渡された時の断り方
そもそもバイト中に連絡先を渡されるのは迷惑です。
あきらかにナンパ目的だと分かる人や、見た目の印象が悪い場合、連絡先を受け取るのも嫌ですよね。
連絡先を渡されたら断りたいところですが、断るのが苦手ではっきり言えない人もいるでしょう。
お客さんから連絡先を渡された時は、どのようにして断れば良いかについてご紹介します。
恋人がいる
断り文句で一番効果的なのは「恋人がいる」と言って断る方法です。
社会人であれば「結婚している」「婚約者がいる」と言っても構いません。
好意を持った人に恋人がいると知れば、ほとんどの人は引き下がります。体よく断られたことを理解して、そのまま帰るでしょう。
恋人がいるのにしつこく付きまとってくるような人は、わかりやすい地雷であるため、相手にしない方が賢明です。
なお、実際に恋人がいなくても構いません。本当にいるか確かめてくるような人は少ないです。
はっきりと「恋人がいるから付き合えない」と言えば、諦めてもらえるでしょう。
禁止されている
バイト先のルールを理由に断るのも有効です。
お客さんから連絡先を渡されても「バイト先から禁止されている」と言って、断りましょう。
実際にお客さんとのトラブルを避けるために、連絡先の交換を禁止している職場は多いです。
そのため、「禁止されているから連絡先を交換できない」と伝えれば、連絡先を受け取らない理由になるでしょう。
ただし、職場では禁止されている=プライベートでは問題ないと解釈する人がいます。
バイトが終わった帰り道に待ち伏せされる可能性もあるため、注意してください。
忙しい
忙しい時に接客以外のことまで対応するのは困難です。連絡先を渡されても「忙しい」と言って断ってください。
接客業であれば「他のお客さまがお待ちですので(対応できません)…」といって、受け取りを拒否しましょう。
飲食店のホールなら忙しいのがわかりやすいため、しつこく言い寄られることはありません。
コンビニなどの小売店なら、断ってすぐバックヤードに行けば、追いかけられることはないです。
仕事をしながら忙しそうな雰囲気を出していれば、諦めて帰ってくれるでしょう。
受け流す
連絡先を受け取るだけ受け取って、連絡せずになかったコトにする方法もあります。
普通の人なら、連絡先を渡してしばらく何もなければ、断られたことに気づきます。
再び来店して連絡を催促したり、もう一度渡してくるようなことはありません。
冷たい態度を取っているように感じるかもしれませんが、連絡して変に気を持たせるのは良くないです。
あえて失礼な態度を取って、諦めてもらうように仕向けてください。
助けを呼ぶ
お客さんがしつこく食い下がってきたり、強面で怖いという時は、店長に断ってもらいましょう。
連絡先を渡された時に店長を呼んで、来てもらうようにしてください。
あなたが困っている表情をしていれば、きっとすぐに駆けつけてくれるはずです。
近くに店長がいない時は、バイト仲間を呼びましょう。あなたが女性なら男性スタッフを呼ぶのが効果的です。
普通の人なら他の店員を呼ばれた時点で、迷惑だと気づきます。恥ずかしくなって、帰ってくれるでしょう。
無視せずにはっきり断ろう
お客さんから連絡先を渡されても、無視したり捨てたりしていませんか?
断りづらいからといって、何もアクションを起こさないでいると、相手に誤解されるおそれがあります。
はっきり断らないことで、何度もバイト先に来られたり、帰り道に待ち伏せされるかもしれません。
連絡先を渡されたのがきっかけで、ストーカーのようになられると怖いですよね。
もし、お客さんの好意を受けられないのであれば、はっきり断るのが最善です。
面と向かって断るのは勇気がいりますが、曖昧なままにしておくのはトラブルの元です。
気持ち悪いからと無視せずに、勇気を出して断るようにしてください。
まとめ
一生懸命仕事をしている人ほど、お客さんの目には魅力的に映ります。
バイト中にお客さんから連絡先を渡されるとビックリしますが、そんな時こそ冷静に対処してください。
知らない人は断るのが一番だね
常連さんや知っている人でもない限り、連絡先を渡されても基本的には断るようにしてください。
断る時は、「恋人がいる」「バイト先で禁止されている」と言って断るのが無難です。
自分から断れないという人は、店長や先輩を呼んで断ってもらいましょう。
あくまで「店員と客」という関係性であるため、強く言えない部分もありますが、曖昧な対応をしていると誤解されます。
お客さんと仲良くしたいという気がないのであれば、はっきりその場で断るようにしてください。