バイト最終日は、どんな挨拶をすれば良いか悩みますよね。
挨拶の仕方がわからない
退職の挨拶をした方が良いとは思うものの、挨拶のタイミングが難しいです。
口下手だとなんて言えば良いかわからないし、迷惑に思われたくないですよね。
実は、最終日の挨拶は最重要です。最終日にきんと挨拶をすることで、良い印象を残したまま辞めることができます。
そこで今回は「バイト最終日の挨拶」を、例文付きでご紹介します。
辞める前に最終日の挨拶・マナーを学び、円満退職してください。
最終日に挨拶をするのがマナー
バイトを辞めることになったら、最終日に挨拶をするのがマナーです。
お世話になった店長や上司、先輩・後輩などに退職の挨拶をしてください。
何も言わずに辞めてしまうのは非常識です。無礼な人だったとがっかりされてしまうでしょう。
どんな理由で辞めるにしろ、お世話になった人にはお礼を言って辞めるのが筋です。
きちんと挨拶をして辞めることができれば、思い残すことなく次へ進むことができるでしょう。
挨拶はできるだけ全員にする
退職の挨拶をする時は、できるだけバイト先の全員に挨拶をするようにしてください。
「Aさんに挨拶してBさんにはしない」というようなことをしていると、印象が悪いです。
仲が良い・悪いに関係なく、全員に挨拶をするのがマナーです。人によって区別しないようにしましょう。
ただし、働いている人数が多く、全員と仕事をするような関係性でなければする必要はありません。
顔を合わせた人と、「お疲れさまです/お疲れさまでした」と、通常の挨拶を交わすだけで十分です。
辞める理由を言わなくてもいい
退職の挨拶をすると、辞める理由を聞かれるから面倒くさいという人もいるでしょう。
しかし、正直に辞める理由を言う必要はありません。
バイトでの離職率は高いため、詳しい理由を説明しなくても察してくれます。
適当に「勉強に専念する」とか「他にやりたいことができた」と言うだけで構わないです。
相手もあなたから退職の真相を聞きたいわけではありません。話の流れで聞いてきただけです。
わざわざ辞める理由を伝えなくても、辞める事実とお世話になった感謝を伝えれば十分です。
最終日に挨拶するタイミング
最終日に挨拶する必要があるからといって、いつ挨拶すれば良いか難しいですよね。
急に挨拶するのは不自然だし、変に思われないかと心配になる気持ちわかります。
そこで、最終日に挨拶するタイミングについてご紹介します。
勤務前
勤務前に、休憩室や更衣室で顔を合わせた人に退職挨拶をしましょう。
「今日で最後になります。今までありがとうございました」と伝えれば、辞めることを認識してもらえます。
最終日はギリギリ出勤するのではなく、少し早めに行って、挨拶する時間を作りましょう。
勤務中
一緒に働いている人や別フロアに居る人に挨拶してください。
暇な時間帯や、手が空いている時を見つけて話しかければ迷惑になりません。
また、一緒に働いている人だけでなく、勤務交代する人にも挨拶しましょう。
長話はできないため「今日で辞めます。今までお世話になりました」と、簡単な挨拶ができれば十分です。
勤務後
忙しいバイト先だと勤務中に私語は話せないため、勤務後に挨拶してください。
一緒にあがる人に「今日が最終日です。今までお世話になりました」と声をかければ、お別れの挨拶ができます。
場合によっては連絡先を交換することもあるため、気になる人とお近づきになるチャンスです。
最終日の挨拶・例文
バイト最終日の挨拶は難しいです。
ただ「今までお世話になりました」だけだと素っ気ないし、どんなことを言えば良いか迷いますよね。
そこで、シーン別にどんな挨拶をすれば好感が持たれるのかご紹介します。
朝礼での挨拶
朝礼のある職場であれば、全員の前で退職挨拶をする場合があります。
あなたのために挨拶する機会を作ってくれたのであれば、周りへの感謝を伝えるようにしてください。
例文
今日が最終日になります。約1年間、大変お世話になりました。ここでの経験を活かして今後もがんばっていきたいと思います。ありがとうございました。
なお、朝礼後に改めて挨拶する必要はありません。仲の良い人だけに、お別れの挨拶をすれば十分です。
店長への挨拶
店長や責任者には必ず挨拶してください。辞めることを知っているからと言って、何も言わないのは失礼です。
迷惑かけたことを謝罪するとともに、感謝の気持ちを伝えることが重要です。
例文
お疲れさまです。最終日が無事終わりました。至らない点も多々ありましたが、店長に教えていただいたことを糧にして、今後もがんばっていきたいと思います。今までありがとうございました。
また、挨拶とともに最後の給料や制服の返却方法なども聞いておくと安心できるでしょう。
先輩・上司への挨拶
店長以外であなたに仕事を教えてくれた先輩や上司がいる場合、個別に挨拶しましょう。
例文
お忙しいところすみません。今日でバイトを辞めることになりました。○○さんにはいつも助けていただき、本当にありがとうございました。
先輩や上司にきちんとお礼を言うことで、教えた甲斐があったと思ってもらえます。
バイト仲間への挨拶
親しいバイト仲間への挨拶は、今まであったエピソードを混ぜると気持ちが伝わりやすいです。
例文
お疲れさまです。今日がバイト最終日になります。お客さんから怒られた時に、○○さんからフォローしてもらえて嬉しかったです。寂しくなりますが、これからもがんばってください。ありがとうございました。
ただの挨拶で終わるのではなく、例文のように応援のメッセージも込めるとより伝わりやすくなります。
お客さんへの挨拶
バイトを長く続けていると、仲良くなった常連さんもいるでしょう。
もし、常連のお客さんが最終日に来店してきたのであれば、お客さんにも挨拶してください。
例文
今日でバイトを辞めることになりました。今まで○○様とお話できて楽しかったです。今後も○○店をよろしくお願いします。
お客さんにもきちんと挨拶をすることで、引き続き利用してくれるようになります。
出入り業者へ挨拶
商品を運搬したり、掃除にくる出入り業者と顔見知りであれば挨拶してください。
例文
私は今日で辞めることになりました。今までお世話になりました。今後ともよろしくお願いします。
伝票のサインや商品の発注などをしていたのであれば、「私の仕事は○○が引き継ぎます」と伝えておくと安心です。
LINEグループの挨拶
バイトのLINEグループに入っている場合、最終日の勤務が終わった後に、LINEで挨拶してください。
例文
今日が最終日となりました。みなさんには大変お世話になりました。ここでの経験を活かして、今後もがんばっていきたいと思います。ありがとうございました。
LINEグループで挨拶することで、直接会えない人にも挨拶をすることができます。
メッセージを投稿した後、数日経ってLINEグループを抜ければ綺麗に辞められるでしょう。
挨拶できない時の対処法
シフト制のバイトだと出勤していない人もいるため、挨拶できない人がでてきます。
しかし、会えないから挨拶しないのはあまりにも寂しいです。
可能であれば、次のような行動を取って退職することを伝えてください。
事前に挨拶する
直接挨拶したい人がいるのであれば、その人のシフトを確認し、いつ一緒になるのか把握しておきましょう。
例文
今月の○日にバイトを辞めることになりました。○○さんとは今日が最後になります。今までお世話になりました。
事前に挨拶をしておくことで、辞めたのを知らなかったということもなくなります。誠意を感じてもらえるでしょう。
後日挨拶しに行く
お世話になった人が長期休暇などで数週間会えない場合、辞めた後に挨拶しに行くのもありです。
例文
○月○日でバイトを辞めました。しばらくお会いすることがなかったので、改めて挨拶に来ました。今までありがとうございました。これからもがんばってください。
ただし、後日挨拶しに行く時はなるべく早めに行ってください。間が空くと行きづらくなります。
なるべくなら、辞めてから2~3週間以内に挨拶しに行きましょう。
手紙やメモを残す
直接会って挨拶できないのであれば、手紙やメモを残してください。
文章上の挨拶でも、感謝の気持ちを伝えることができます。
例文
お疲れさまです。(あなたの名前)です。○月○日に退職することになりました。みなさんにはこれまで大変お世話になりました。
手紙やメモでは個人的なことは控え、全員に向けて感謝を伝えるのがコツです。
たとえ直接挨拶できなくても、好印象を持ってもらえるでしょう。
最終日にお菓子を持っていくのもあり
長い間お世話になっていたのであれば、最終日にお菓子を持っていくのもありです。
お菓子は手軽で喜ばれるため、バイト仲間に感謝の気持ちを示せます。
できるだけみんなが食べやすい、無難な種類を選ぶようにしてください。
チョコレートやクッキー、マドレーヌなどのギフトセットだと失敗しません。
年配が多い職場なら、おかきやせんべいなどの和菓子もおすすめです。
お菓子を持っていくことで感謝が伝わり、温かいお別れの場になるでしょう。
最終日はいつも通り過ごす
最終日になると、挨拶は元よりどう過ごせば良いか気分がソワソワしてしまいます。
しかし、最終日だからといって、特別変わったことをする必要はありません。
今日で最後だからと気合を入れすぎてしまうと、失敗する恐れがあります。
最後の最後で失敗するのは後味が悪いし、絶対に避けたいですよね。
最終日はいつも通り仕事をし、普段と変わらないように過ごしてください。
そうすれば大きな失敗をすることなく、やり過ごせます。
タイミングを見て退職の挨拶をすれば、無事終えることができるでしょう。
まとめ
バイト最終日に退職挨拶をするのはマナーです。
長々とした説明は必要ありませんが、できる範囲で挨拶するようにしてください。
簡単な挨拶でもいいんだね
挨拶をする時はできるだけ全員にするようにしてください。特定の人だけ挨拶をするのは印象が悪いです。
辞める理由を言わなくても、「今日でバイトを辞めます。今までお世話になりました」と伝えるだけでOKです。
シフト制のバイトでは、前の人と交代するタイミングで軽く挨拶するようにしてください。
最終日に一緒だった人には、暇な時間や帰る時に挨拶すると良いでしょう。
そして、最後に店長や責任者にきちんとお礼を伝えることで、気持ちよく辞められます。
退職挨拶をきちんとすることができれば、前向きに新たなスタートを切ることができるでしょう。