緊張してバイトの面接に行ったものの、ゆるい感じで終わると拍子抜けしますよね。
ほぼ雑談で終わった
仕事の話があまりなく、少し話しただけで終わると不安になる気持ちわかります。
あまりにもゆるい感じの面接だと、怪しいバイト先なんじゃないかと思いますよね。
実は、バイトの面接がゆるいからといって、ブラックバイトとは限りません。
バイト先にも事情があって、かんたんに済ませているのです。
そこで今回は「バイトの面接がゆるい理由と注意点」をご紹介します。
面接内容を慎重に判断してから、バイトをするか決めてください。
バイトの面接はゆるくなりやすい
バイトの面接は就活などの面接と比べてゆるくなりやすいです。
バイトは非正規雇用であり、正社員のように長期間雇うことを想定していないからです。
そのため、能力や経験よりも、人柄や熱意などを元に採用者を決定しています。
最低限の身だしなみや態度、言葉遣いが問題なければ良しとされるため、厳しく見られることは少ないです。
緊張をほぐすために意図的にゆるくする場合もあるため、あまり身構えずに自然体で受けましょう。
ゆるいバイト面接の特徴
一概に「ゆるい」と言っても、人それぞれで感じ方が異なります。
初めてバイトをする人は「険しい面接官が厳しい質問をしてくる」印象があり、ニコニコしている面接官に違和感を受けるでしょう。
一方、バイト経験者なら「こんなもん」だと受け取り、ゆるさを感じないこともあります。
そこで、どんな面接ならゆるいと言えるのか、よくある特徴を見ていきましょう。
すぐ終わる
面接時間が短く、履歴書を少し確認する程度で終わる面接があります。
面接官は時間を取らなくても判断できると思っているため、時間を要しません。
すぐ終わるのは不採用が理由というわけではなく、採用基準がゆるいからです。
そのため、面接がすぐ終わっても採用されることはあります。
雑談が多い
仕事の話はほとんどせずに、雑談ばかりされる面接もあります。
部活や趣味のことを聞かれたり、面接官の自慢話を聞かされることもあります。
話し好きの面接官に多い傾向にあり、雑談だけで終わることも少なくないです。
即採用
通常の面接なら結果が出るまで数日かかるものですが、時間をかけたくない面接官だと即採用されることがあります。
面接が終わった後にいきなり「いつから来れる?」と聞かれ、採用前提で話が進みます。
バイトをするために面接を受けたものの、即採用だと言われたら動揺する人が多いのではないでしょうか。
履歴書不要
履歴書が必要ない面接は、その場でエントリーシートなどを書くのが一般的です。
用紙に必要事項を記入していくつかの質問に答えるだけで面接は終了します。
形式に則って面接を行っているため、面接自体はゆるく、志望動機などを聞かれることもありません。
時間にルーズ
面接開始時刻になっても始まらない、時間にルーズな面接もあります。
面接官が忙しくて遅れる場合もあれば、いい加減出遅れる場合もあります。
応募の段階から「いつでも良いから面接に来てください」と言われることもあります。
時間にルーズだと、給料や休みに関しても適当にされるのではないかと心配になるでしょう。
ラフな服装
面接官がスーツや制服を着ているのではなく、私服でラフな格好をしていることもあります。
個人経営店の店主に多く、家にいるかのような格好であるため、ちゃんと見てくれるのか心配になるでしょう。
しかし、見た目がラフだからといっていい加減にされるわけではありません。
むしろ、ざっくばらんな性格で親しみやすいということもあります。
接客業ではない
飲食店やアパレルなど、接客がある仕事はお客さんを相手にするため、面接でも厳しく見られがちです。
ビジネスマナーや身だしなみを審査され、志望動機などを聞いて人物評価するでしょう。
一方、接客がないバイトは面接がゆるめです。
少々、性格に難があっても仕事さえできれば問題ないとされるため、採用されやすいです。
バイトの面接がゆるい理由
面接官の性格でゆるくなる場合もありまれば、あえてゆるくしている場合もあります。
どんな理由でバイトの面接がゆるくなるのか見ていきましょう。
面接官が忙しい
面接官が忙しくてじっくり審査できないため、面接がゆるくなることがあります。
志望動機の確認や質疑応答に時間を避けないため、条件の確認程度で終わります。
面接が短時間で終わることも多く、きちんと見てくれたのか心配になります。
しかし、忙しいときは履歴書を見て判断するため、履歴書がしっかり書けているのであれば問題ありません。
誰でもいい
人手不足で人材に困っている場合、厳しい面接をすることはありません。
誰でもいいから採用したいと思っているため、審査はゆるくなりがちです。
適当な志望動機でも採用したり、出勤日数が少なくても大目に見てもらえます。
「急募」としているバイト面接は人材不足が予想されるため、採用されやすいです。
こだわりがない
応募者の経歴やスキルにこだわっていないため、面接がゆるくなることがあります。
単純作業であれば技術は必要ないため、見た目や雰囲気で判断します。
「真面目に働いてくれそうか?」「みんなと仲良くやっていけるか?」などを見ており、人物評価に偏りがちです。
仕事の話よりも世間話や雑談をして、応募者の性格を知ろうとします。
顔採用
採用基準が容姿である場合も、面接がゆるくなりやすいです。
能力や性格よりも見た目で判断しているため、応募者が話しやすい雰囲気作りをします。
面接は雑談が中心となり、面接官好みの容姿であれば採用されます。
フィーリング
フィーリング(感触・感覚)で決める面接官もいます。
特にこれといった理由がなくても、「話が合う」「雰囲気が良い」などの理由で決めています。
フィーリングが一致するためには受け答えが重要になるため、面接官に共感できる人物ほど採用されやすくなります。
紹介された
友達や知り合いから紹介されたバイトも、面接がゆるくなりやすいです。
事前にあなたのことを友達から聞いているため、採用前提で面接をしています。
紹介者からお墨付けをもらっているため、厳しい審査をすることもありません。
態度や受け答えに問題がなければ、すんなりと採用してもらえるでしょう。
割り切ってる
「どうせ面接してもわからない」といった、採用を割り切っている人は面接もゆるくなりやすいです。
実際のところ、短い面接時間で応募者の全てがわかるわけではなく、真面目に働くか否かは採用するまでわかりません。
志望動機などを聞いても無駄だと思っているため、質問などをすることなく終わります。
ゆるい面接は落とされるサイン?
面接がゆるいと「落とされるのではないか?」と心配になりますよね。
採用するつもりなら真剣に対応するため、ゆるいのはおかしいと感じます。
しかし、面接がゆるいからといって、落とされるわけではありません。
応募者を緊張させないために、あえてゆるい対応をしている場合もあるからです。
面接の雰囲気よりも条件の一致が重要であり、働く熱意が伝わっていれば問題ありません。
たとえ面接内容がゆるくても、あなたに落ち度がなければ採用してくれるでしょう。
こんなゆるい面接は要注意!
バイト先や面接官の意向でゆるくなる場合もあれば、悪意があってゆるい場合もあります。
中には甘い言葉で誘って採用後に重労働をさせるといった、ブラックバイトも存在します。
次のような“ゆるい面接”を受けた際は、深みにはまらないように注意してください。
シフトを聞かれない
通常の面接では、何曜日に出勤できるか?何時から働けるかなど、シフトに関する希望を聞いてきます。
しかし、シフトの希望を聞いてこない場合、怪しいバイト先である可能性が高いです。
実際に働くことになったら、多すぎる(または少なすぎる)シフトになるかもしれません。
シフトの話をされないのであれば、自分から聞いてどんな勤務体系になるのか確認してください。
仕事内容をはぐらかす
応募者にとってどんな仕事をするのかは重要なことです。
しかし、仕事内容を聞いてもはぐらかされたり、学校や家族のことばかり聞いてくるのは怪しいです。
仕事内容を説明できないのは、後ろめたい理由があるからです。
実際は人が嫌がるような仕事であったり、違法性のある仕事なのかもしれません。
曖昧な表現が多い
「時給は○○円ぐらいです」「たぶん土曜日は休めます」など、曖昧な表現が多い時は注意してください。
正しく労働条件が定められていれば、その場でハッキリ言えるはずです。
言えないのは騙そうとしているか、いい加減でまだ決まっていないからです。
いずれにしろ、実際に働くことになったら「話が違う」という事態になるでしょう。
容姿ばかり褒められる
仕事の話はそっちのけで、あなたの容姿ばかり褒められるときも注意してください。
顔採用をしているから容姿を褒められる場合もありますが、容姿を褒めて仕事内容を誤魔化そうとしている場合もあります。
セクハラ目的で容姿を褒めてくる人物もおり、うかつに働くと性被害を受けるかもしれません。
容姿を褒められても舞い上がらずに、面接内容で判断しましょう。
その場で決断を急ぐ
十分に面接をしていないのに即採用だと言われ、いつから働けるか決断を急がされるのも怪しいです。
日雇いや単発バイトならありえるものの、長期バイトで即採用・即出勤は珍しいです。
実際に働いてみたら、きちんと教育してもらえずに、しんどい思いをするかもしれません。
よほど面接官と意気投合した場合を除き、その場で決断しないほうが懸命です。
雰囲気に流されずに自己主張しよう
面接と言えば堅いイメージがあるため、ゆるい面接だと気軽に受けられます。
面接官と雑談をして盛り上がれば、採用された後も楽しく働けると思うでしょう。
しかし、面接はゆるくても主張するべきところはハッキリと自己主張してください。
シフトや時給のことなど、最初からきちんと確認しておくことが大切です。
その場の雰囲気に流されて曖昧な返事をしてしまうと、「思っていたのと違っていた」となり、後悔します。
たとえゆるい面接であっても、聞くべきところはしっかり聞き、疑問があれば積極的に質問してください。
まとめ
バイトの面接がゆるいと不安になりますが、必ずしも怪しいバイトだとは限りません。
意図的にゆるい雰囲気を作っていることもあるため、面接内容で判断してください。
どんな面接でも気を引き締めないとね
雑談が多かったり、即採用されると審査がゆるいのではないか?と心配になりますが、フィーリングで決める人もいるため、気にする必要はありません。
仕事の話は少なくても、シフトなどの希望を聞いてくれたのであれば、あまり深く考えなくても良いでしょう。
ただし、仕事内容をはぐらかされたり、曖昧な表現が多い時は注意してください。
その場の雰囲気に流されて受け入れてしまうと、採用された後に辛い思いをします。
言うべきところはしっかり自己主張して、後悔しないようにしてくださいね。