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注意して!採用する気がないバイト面接の特徴と見分け方

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注意して!採用する気がないバイト面接の特徴と見分け方のイメージ

バイトの面接に行ったのに、適当な面接をされるとショックですよね。

 
ウサくん

採用する気ないの?

面倒くさそうに話したり、何も質問してこないと、採用する気がないと思います。

わざわざ時間を使って、こんな面接をするのは意味があるのか?と不思議に感じるのではないでしょうか。

実は、最初から採用する気がないのに面接をする会社があります。

いくら面接対策をしても受かることはないため、時間を無駄にしてしまうでしょう。

そこで今回は「採用する気がないバイト面接の特徴と見分け方」をご紹介します。

面接に行って後悔しないためにも、事前に見極めるようにしてください。

採用する気がないバイト面接の特徴

面接でバツサインを出す男性

通常、面接は人材を採用するために行うものですが、中には「採用する気がない」と思える面接があります。

採用されないのに面接を受けるのは、時間もお金も無駄にしてしまいますよね。

そこで、どんな面接なら採用する気がないと言えるのか見ていきましょう。

面接時間が短い

バイトの面接は30分~1時間前後かかるのが一般的です。

仕事内容の説明や勤務条件の確認など、さまざまなことを聞かなければいけないからです。

しかし、採用する気がないと面接時間は短くなります。

ざっと履歴書を確認するだけで、ほとんど質問しないまま終わることもあります。

雑談が多い

仕事に関する話が少なく、雑談が多い面接も怪しいです。

採用をするつもりがないから、雑談がメインになっている可能性があります。

仕事に関することを質問してもはぐらかされたり、はっきり答えてくれない時は、採用する気がないと思ったほうが良いでしょう。

態度が悪い

最初からタメ口で話してきたり、タバコを吸いながら話をするなど、面接官の態度が悪い面接もあります。

いくら雇用する側とはいえ、偉そうな態度を取っていると、誰も働きたいとは思いません。

しかし、元々採用する気がないため、応募者に配慮しなくても良いと思っています。

そのため、横柄な態度をとったり、偉そうな言葉遣いになる人がいます。

責任者ではない

通常、バイトの面接は店長やマネージャーが行いますが、責任者以外が面接をするときは注意が必要です。

採用活動は会社にとって大きな問題であり、誰でも良いというわけには行きません。

それなのに、決定権のない従業員に任せるのはおかしいです。

店長が忙しすぎて、バイトリーダーや古参のスタッフが代わりにすることもありますが、基本的には採用する気がないと受け取れます。

不採用は連絡しない

面接後に「不採用の場合は連絡しない」と言われることがあります。

あくまで形式的に言っている場合が多いものの、中には採用する気がないから言っている場合もあります。

不採用の連絡をするにも手間がかかるし、なぜ落ちたのか聞かれたら困ります。

余計な詮索をされたくないので、不採用の場合は連絡しないと言って、諦めてもらうようにしているのです。

採用する気がないのに面接する理由

何かたくらんでいる男性

採用する気がないとはいえ、採用活動にはコストがかかります。

求人を出すとお金がかかるし、面接をすると時間も取られます。

採用する気がないのに無駄なコストをかけるのはおかしいと思いますよね。

しかし、次のような理由があるため、採用する気がないのに面接をするのです。

宣伝目的

求人を出すと少なからず会社の宣伝になります。

求人サイトやフリーペーパーなどで取り上げられると、人の目に触れる機会が増えます。

どんな会社かアピールすることができるし、興味を持つきっかけになるでしょう。

だからといって求人するだけだと怪しいため、実際に面接をして採用活動をしているようにアピールするのです。

情報収集

応募者から情報を得るために面接をする場合もあります。

客層と同じ世代の応募者から話を聞くことで、今後の経営に役立てることができるからです。

情報収集が目的であるため、親しみやすい対応で、一見フレンドリーに感じるかもしれません。

しかし、採用されることはないため、期待を裏切られることになります。

助成金目当て

事業主は雇用に関する活動をすると、国から助成金をもらうことができます。

採用したときにもらえる助成金が一般的ですが、労働環境の改善を目的とした助成金もあります。

ただし、求人を出すだけだと助成金目当てだと疑われるおそれがあり、認められるかわかりません。

そのため、採用する気がなくても面接をして、怪しまれないようにしているのです。

仕事のフリ

採用担当者の性格が原因で、採用する気がないのに面接する場合もあります。

面接をすると周りから仕事をしているように見られるし、時間も消費します。

面接をしている間はしんどい仕事をしなくて良いし、嫌な仕事は他人に任せることができます。

だからといってすぐ採用するとサボれなくなるため、面接だけするのです。

良い人材ならほしい

採用するつもりがなくても、良い人材ならほしいと考えている場合があります。

特にスキルが必要なバイトだと良い人はなかなかいないため、ずっと求人を出しっぱなしにすることもあります。

ただし、良い人材といっても条件は厳しく、なかなか一致することはありません。

人手不足で困っているわけでもないため、応募しても採用になることは少ないです。

他の人を採用した

同日に複数の面接をし、すでに採用者がいると“採用する気がない面接”になりやすいです。

予定人数以上は採用できないため、最初から断るつもりで面接をします。

定員に達したのなら面接をするべきではないと思うかもしれませんが、急な変更は失礼にあたります。

逆上してクレームを付けてくる応募者がいないとも限りません。

そのため、余計なトラブルを招かないためにも、形だけの面接をして断るのです。

採用する気がない求人の見分け方

心配そうにスマートフォンを見つめる女性

採用する気がない会社は、求人の段階からある程度見分けることができます。

次の点に当てはまる求人を見かけたときは、注意してください。

情報が少ない

通常、求人を出す時はミスマッチを防ぐために、できるだけ詳細に説明します。

しかし、仕事内容の説明が少なく、募集条件があいまいな求人は怪しいです。

最初から雇うつもりがないため、どんな人材が良いか説明できません。

そのため、内容に乏しく、「バイト募集」だけの求人になりがちです。

いつも求人してる

いつも求人している会社は、宣伝目的で求人を出している場合があります。

求人を出し続けることで人々の目に触れ、社名が記憶に残りやすくなるからです。

また、広告を出すよりも求人する方が活気ある会社に見え、印象が良くなるという思惑もあります。

やけに商品やサービスの説明が多い求人は、宣伝目的を疑った方が良いでしょう。

条件が良すぎる

時給が同業者より高かったり、福利厚生が良すぎる求人は疑った方が良いかもしれません。

好条件をエサにした、おとり求人の可能性があります。

好条件にすることで応募者が殺到するため、たやすく個人情報を集めることができます。

何人採用したか公開することはないため、採用しなくても非難されることはありません。

アピールしない

採用活動をしている会社なら、多かれ少なかれ求人していることをアピールします。

自社サイトにリンクを掲載したり、SNSで話題に出すなどして応募を促進します。

しかし、採用する気がない会社はそういったアピールを行うことはありません。

応募があってもなくてもどっちでも良いというスタンスであるため、求人を出すだけで終わります。

張り紙が古い

店頭に貼ってある張り紙から、採用意欲を判断することもできます。

たとえば「バイト募集」の張り紙が古く、破れかかっているようなものは採用意欲が低いです。

単にオブジェとして貼っているだけであり、店主も忘れている場合があります。

実際に応募しても受け付けてもらえない場合もあり、時間を無駄にしてしまうでしょう。

採用する気がないのに面接するのは違法?

腕組みして考える女性

採用する気がないのに求人することを、空求人(からきゅうじん)と言います。

無料で求人を掲載できるハローワークには、毎年多数の空求人が掲載されており、社会問題になっています。

「採用する気がないのに求人したり、面接するのは違法ではないか?」と思いますよね。

しかし、実際のところ空求人が違法になることはありません。

厳密に言えば「詐欺罪」にあたりますが、詐欺を立証することは難しいからです。

雇用主から「良い人材なら採用するつもりだった」と言われればそれまでであり、いくらでも言い逃れができます。

求人サイトの運営者に通報したり、労働基準監督署に相談しに行くこともできますが、詐欺を立証するのは難しいです。

「違法だけど罪に問えない」状態であり、応募者側で見抜けるようにしなければいけないのが現状です。

採用する気がないバイトは自分から辞退する

制止する女性

面接を受けて採用する気がないと感じたのであれば、あなたから辞退するようにしてください。

たとえ採用する気がなくても、「合否の結果は○日以内に電話します」と言われることがあります。

採用されないのに待つのは時間の無駄であるため、自分から断るようにしてください。

辞退を申し出ると怒られるのではないか?と心配になるかもしれませんが、採用する気がないので承諾されることがほとんどです。

仮に怒られたとしても、失礼な態度をとっているのは相手側であり、あなたは気にする必要はありません。

採用する気がないと感じさせたのは相手の落ち度であり、あなたの責任ではないからです。

「自分とは合わなかっただけ」だと思い、採用してくれる可能性が高いバイトに応募するようにしましょう。

面接中に採用する気がなくなる場合もある

態度が変わる面接官

最初は問題なく面接が進められていたのに、途中で「採用する気がないの?」と感じる場合もあります。

急に面接官の態度が変わると、自分の言動に問題があったのではないかと心配になりますよね。

このような場合、あなたがバイト先の求める人材ではなかったのが原因です。

シフトの細かい希望は面接するまでわからないため、実際に話すと求める人材ではなかったというケースは多々あります。

バイト先が希望する曜日・時間帯で働けなかったり、必要なスキルが無いと採用したくてもできません。

面接中に相手の反応が薄くなってきたと感じたら、そこで働くことは諦めた方が良いでしょう。

まとめ

残念なことに、採用する気がないのに面接をする会社が存在します。

そんな会社の面接を受けても損するだけなので、応募前に注意するようにしてください。

 
ウサくん

求人情報をよく見たほうが良いね

面接時間が短かったり、雑談が多い面接は、採用する気がない可能性が高いです。

面接官の態度が悪かったり、責任者以外が面接をするときも期待できないでしょう。

採用する気がないのに面接をするのは、会社の宣伝や情報収集が目的であるケースが多いです。

採用する気がないのに面接をするのは違法ではありませんが、面接を受ける側はたまったものではありません。

もし、面接を受けて「採用するつもりがないんだな」と感じたら、自ら辞退するようにしましょう。

悪意のある会社・求人を避けるためにも、好条件だけで飛びつかずに、冷静に募集内容を見極めるようにしてくださいね。

※本記事は、編集部の経験や見解に基づいたものであり、専門家の監修を受けているわけではありません。労働問題のトラブルに関しては、厚生労働省の相談窓口にてご相談ください。

今回のポイント

採用担当者といっても人間が出来た人ばかりではありません。中には暇つぶしや嫌がらせで面接に呼ぶ場合もあります。バイトに応募する時は、しっかり応募先の情報を見極め、本気で採用するつもりがあるか判断してから応募するようにしてください。

この記事の著者

ぼくのわたしのバイト体験談

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