気になるバイト先や求人を見つけたら、さっそく応募の電話をかけたくなりますよね。
何を話せばいいかわからない…
しかし、初めてのお店や会社に電話するのは緊張するし、何を話せばいいかわかりません。
電話をかけるか悩んで、結局かけられなかった経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。
実は、応募電話は決して難しいものではありません。
ある程度パターン化されているため、しっかり準備しておけば問題なくこなせるようになります。
そこで今回は、「バイト応募で緊張しない電話のかけ方とコツ」をご紹介します。
電話のかけ方で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
電話をかける前に準備すること
電話をかける前にしっかり準備をしておくことで、緊張を緩和することができます。いくつかポイントをご紹介します。
電話をした理由
「何を見て電話をかけたのか」といった理由(求人を見つけた情報源)を明確にしましょう。
情報源はインターネット(求人サイトや企業の公式サイトなど)やフリーペーパー、お店の張り紙など色々ありますが、ひとつの媒体だけ使ってバイト募集をしているところはまれです。
媒体によっては条件が異なることもあるので、必ず何を見て電話したのか伝えるようにしましょう。
希望職種を決める
飲食店のキッチンスタッフ・ホールスタッフの募集など、複数の職種を募集しているお店もあります。
あらかじめどの職種を希望するのか決めてから、電話をかけるようにしてください。
どちらでも可能であれば、「面接の時に相談させてください」と言っても構いません。
ただし、希望職種が決まっている方がお店側も調節しやすいので、電話する時に決めておいた方が良いでしょう。
面接に行ける日時を決める
電話ではいつ面接に来られるか聞かれます。あらかじめ面接に行ける日にちや時間帯を決め、スケジュールの都合をつけてください。
「○日の○時~○時まで面接が可能」など、調整しておくと安心です。
1日だけだと面接官の都合と合わない可能性があるため、複数日・時間帯を決めておくと良いでしょう。
携帯電話の状態を確認する
携帯電話でかける場合、電池残量に余裕があるか、電波の悪い場所にいないかを確認してください。
電話の最中に電源が切れるようなことは絶対にあってはいけません。
電話をかける前にしっかり充電し、通話音量が極端に小さい・大きくなっていないかも注意しましょう。
電話をかける場所を確認する
電話をかける場所にも注意が必要です。音がうるさくないか、近所で工事などをしていないか確認してください。
周囲の音がうるさいと電話の声が聞こえないし、相手に不快感を与えてしまいます。
自宅で電話をかけるのであれば、家族にも協力してもらい、静かな環境でかけるようにしましょう。
電話をかける時間帯
アルバイト募集をしているからといって、いつでも電話して良いわけではありません。
電話をかける時間帯・かけても良い時間帯は応募先によって異なります。
早朝・深夜はどの業種も対応できないことが多いです。コンビニなど24時間営業をしているお店でも担当者が不在なことが多いので、避けてください。
午前中なら11時~12時の間。午後なら14時~17時ぐらいが無難です。
ただし、業種によってかけて良い時間帯はさまざまですので、まずは応募先の営業時間を確認するようにしましょう。
ひとつの基準として「早朝・深夜、お昼の12時・13時台、夕方17時以降はかけないほうが良い」と覚えていただければ、迷惑になることはないでしょう。
電話で話すことを決めておく
事前に電話で話すことを決めておくことで、会話に詰まったり、迷うことがなくなります。バイト応募の電話ではどんな事を話すのかご紹介します。
採用担当者を確認する
電話に出た人が採用担当者なのかそうでないのかで話が変わります。まずは採用担当者に代わっていただくようにお願いします。
あなた「お忙しいところ恐れ入ります。アルバイト募集を見て電話しました○○と申します。採用のご担当者さまはいらっしゃいますか?」
まだ募集しているか確認する
電話をしても募集が締め切っている時があります。採用担当者に代わったらまだ募集しているか確認しましょう。
あなた「お忙しいところすみません。求人サイトでアルバイト募集を見て電話をした○○と申します。まだ募集はされていますでしょうか?」
面接日時の希望を伝える
まだ募集を継続している場合、次のステップになります。
この後のやりとりは応募先によって異なりますが、ここでは面接に来てくれと言われた場合を想定して例を出します。
担当者「それでは一度面接に起こしください。○日の15時はいかがでしょうか?」
(スケジュールの都合がつく場合)
あなた「はい。大丈夫です。○日の15時でお願いします。」
(スケジュールの都合がつかない場合)
あなた「申し訳ありません。その日は予定があります。△日か☆日の15時~17時なら大丈夫です。」
電話を切る前にお礼を伝える
面接の日程調節ができたら、最後にお礼を伝えて電話を切りましょう。
あなた「お忙しいところありがとうございました。当日はよろしくお願い致します。それでは失礼いたします。」
電話切る時も相手が切ったのを確認してから切るのがマナーです。2~3秒経ってから切るようにしてください。
緊張がなくなる方法
ここまで準備できたらあとは電話をかけるだけになりますが、それでも緊張してなかなか電話ができないという人も多いのではないでしょうか。
そこでとっておきの方法があります。それは「電話をかけるのに慣れる」ということです。
応募先に電話する前に他の人と話をすることで、電話をするという行為に慣れ、体が“電話モード”になります。
たとえば友人と電話をした時、少しだけと思いつつ長話になったことはないでしょうか?
会話をすることでリラックスし、その状態を維持しようと長話できるわけです。
もちろん、バイト応募の電話は友人とは違うので緊張感があります。
しかし、「電話をする」という行為そのものを行うことで、慣れが生じます。数をこなすことで緊張感も和らいでくるでしょう。
そこで学校の先生や部活の先輩など年上の方と電話してみてください。
会話は敬語になりますし、ある程度の緊張感をもって話すことになるので、電話の練習にはもってこいです。
あるいは行きつけのお店や気になる商品を売っているお店に、質問電話をしても良いです。
その店で働くわけではなく、客としてかけているわけですから、それほど緊張せずにかけられるでしょう。
電話することに慣れておけば、そのままの勢いで応募先にも電話をすることができます。
緊張して電話ができないという人は、まず「電話して慣れる」ことを試してください。
予期せぬことが起きた時は?
準備万端で電話をかけても、予期せぬことが起きる時があります。
そこで、予想外の事が起きた時にパニックにならないための方法をご紹介します。
電話がつながらない
話し中などで、電話がつながらない時があります。30分~1時間ぐらい時間をあけて再度電話するようにしましょう。
また、留守番電話になった時は臨時休業の可能性があります。
メッセージを入れずに、後日電話をするようにしてください。
応募先が公式サイトを持っている場合、サイト上のお知らせでアナウンスしている場合もあるので、確認してみましょう。
担当者が電話に出られない
採用担当者が不在だったり、手が離せずに電話できない時があります。
そんな時は名前を名乗って「後からかけ直します」と伝えてください。
かけても良い時間帯を聞くと次は出てもらえるようになるでしょう。
提案された面接日時は都合が悪い場合
正直に行けないことを告げ、代わりに行ける日時を伝えましょう。
「面接に行ける日時を決める」の項でもお伝えしたとおり、複数用意しておくと採用担当者も都合がつけやすいです。
電話の途中で切れた
電話機や電波の状況によって通話が切れる場合があります。自分の電話機が問題の時はすぐに折り返し、謝罪してください。
相手の電話が問題の場合、少し待ってみましょう。折り返してくれるかもしれません。
会話が聞き取りにくい
相手の環境や電話機の問題で会話が聞き取りにくい時があります。そんな時は「おそれいりますが、会話が少々聞き取りにくいです」と正直に伝えてください。
言わないままだと相手は伝わっていると誤解するかもしれません。
バイト募集が締め切られていた
電話をしたタイミングによっては、すでに他の人を採用していたり、バイトの募集が締め切られていることがあります。
そんな時は「わかりました。また機会がありましたらお願いします」といって電話を切りましょう。残念ですが、素直に諦めるのも必要です。
まとめ
初めての電話は誰でも緊張するものです。
しかし、今回ご紹介したかけ方とコツを抑えておくことで、相手に不快感を与えず、気持ちの良いやり取りを行うことができます。
事前準備が大切だね
応募電話が緊張するのは「電話する準備ができていないから」です。
事前準備をしっかり行えば、焦らずに話せるようになります。
電話をかける前に話す内容を決め、会話の流れを想定するようにしてください。
電話が苦手だという人は、友達や家族相手に電話の練習をするのもありです。
ビジネスマナーを意識した上で丁寧な会話を心がければ、印象は悪くなりません。
緊張せずに電話をかけることができれば、おのずと採用に近づくでしょう。