ふと携帯電話を見ると応募したバイト先から不在着信があり、ドキッとした経験はないでしょうか?
電話があったことに全然気づかなかった…
面接の日程や合否の連絡など、応募したバイト先から電話がかかってくることがあります。
すぐに折り返すべきか、もう少し様子を見るべきか悩みますよね。
着信に気付いたのが遅い時間の場合、すぐにかけ直して良いのか、明日にした方が良いか迷うことでしょう。
実は、バイト先から不在着信があっても、すぐにかけて良い場合と様子を見た方が良い場合があります。
焦ってすぐ折り返しても、相手が電話に出られなかったり、上手く話せず言葉に詰まってしまうかもしれません。
そんな失敗を避けるために、今回は「応募したバイト先から不在着信があった時の対応」についてご紹介します。
どんな不在着信かを確認する
まずはじめに、どんな不在着信だったかを確認してください。
何時何分に着信があったのか?何回着信があったのか?留守番電話が残っているか?などを確認します。
例えば午前中に1度だけ着信があったとします。
留守番電話のメッセージも入ってなかったとしたら、急ぎの用件ではないかもしれません。
逆に、10~30分ぐらいの間隔で何度か着信があった場合、急ぎの用件だと考えられます。
気付いた時にできるだけ早く折り返しましょう。
また、面接を終えた後の不在着信であれば、面接で聞き忘れたことを尋ねるための電話だったのかもしれません。
あなたからも、できるだけ早く折り返したほうが良さそうです。
このように、どんな不在着信だったのかを確認し、相手の行動を予測することで、冷静な対応が取れるようになります。
まずは不在着信から相手の行動を予測しましょう。
基本的にはすぐかけ直す
不在着信に気づいたら、基本的にはすぐに折り返しの電話をしてください。
「また電話がかかってくるからいいや」と思うのは、相手に対して失礼です。
応募先から直接電話がかかってくるときは、あなたに大切な要件を伝えたいからです。
不在着信に気づいた時点で、速やかに折り返しましょう。
ただし、外にいる時はできるだけ静かな場所に移動してから電話してください。
駅前など騒音が激しい場所にいる時や、移動中に折り返すのはマナー違反です。
また、不在着信に気づいたのが夜中やバイト先の営業時間外である場合、すぐに折り返してはいけません。
翌日の午前中(営業開始して早い時間帯)に折り返しの電話をしましょう。
迷惑がかかる時間帯に電話しない
応募先が忙しい時間帯に電話すると迷惑がかかります。
たとえば、12時に着信に気付いたからといって、即折り返すのは禁物です。
飲食店ならランチタイムに該当し、忙しくしています。
電話の内容についてじっくり話す時間はないでしょう。
また、その他のお店・会社でも12時~13時は昼休憩で外出したり、昼食をとっています。
休み時間であれば、電話をしても出てくれないかもしれません。
ランチタイムを避けて午前中に電話するか、14時~16時の間に電話するようにしましょう。
この時間帯なら担当者も余裕を持って対応してくれるはずです。
いくら相手から電話があって折り返すのだとしても、迷惑がかからない時間帯を考慮し、焦ってかけ直さないようにしてください。
誤って迷惑がかかりそうな時間帯にかけてしまうことで、きちんと話せないばかりか、「この人は常識知らずだ!」と思われかねません。
せっかく採用するつもりで電話をしたのに、この出来事がきっかけて採用を見送ろうと思う可能性もあります。
そのため、電話する時間帯には十分気をつけましょう。
電話をする前にペンとメモを用意する
わざわざ電話がかかってくる理由は、大切な要件である可能性が高いです。
面接日や時間の変更、持ってくる書類のこと、あるいは合否の結果を連絡する場合もあります。
話を聞き漏らさないためにも、ペンとメモを用意して書ける体制を整えてから、電話してください。
外にいるならできるだけ自宅に戻ってからかけ直したほうが良いでしょう。
カレンダーや予定を確認できる机の上がベストポジションです。
折り返し電話のトーク例
それでは実際に折り返し電話をする時のトーク例をご紹介します。
着信がお店や会社からの場合、以下のように伝えてください。
「私、(あなたの名前)と申します。○時○分頃にお電話いただいたのですが、出ることができなかったので、折り返しました。担当者の方はいらっしゃいますか?」
と言った感じです。電話を受け取った方が別の方なら、事情を説明して担当者に取り次いでくれるでしょう。
もし、面接を終えた後で担当者から携帯番号を聞いており、その番号からかかってきたとしたら、次のように伝えましょう。
「お世話になります。(あなたの名前)です。先ほどお電話していただけましたでしょうか?電話に出ることができずに申し訳ありませんでした」
と言います。
このように伝えることで、「こちらこそ急に電話してすみませんでした。実は~」となり、その後の会話が続きやすくなるでしょう。
いずれも実際に電話する前に頭の中で何を話すか整理してください。
突然話そうとしても失敗して、何が言いたいかわからなくなってしまいます。
電話をする前に、少し練習してからかけるようにすると、ハッキリ喋れるようになり、伝わりやすいでしょう。
留守番電話が残っていた時の対応
場合によっては不在着信だけでなく、留守番電話にメッセージが残されていることもあります。
わざわざメッセージを残すということは、大切な要件である可能性が高いです。
最後まで聞いて、メッセージの内容を把握しましょう。
ただし、「また改めて電話します」というメッセージが残されている場合もあります。
こちらは緊急ではありませんが、なるべく早く自分から折り返すようにしましょう。
「改めて電話します」という言葉に従って、またかかってくるまで放置するのは厳禁です。
待たずに自分からかけ直し、相手に手間を掛けさせないようにしてください。
ショートメッセージがあった時の対応
携帯電話同士であれば、ショートメッセージ(SMS)を送ることが出来ます。
個人経営のお店など、雇用主の携帯電話でバイト募集を受け付けている場合、ショートメッセージが送られてくる可能性があります。
そんなときは、まずショートメッセージの内容を確認してください。
「はい」とか「わかりました」などの承諾のみで済む場合は、ショートメッセージで返事を返しても良いです。
ただし、ショートメッセージもメールと同様にすぐ見られるとは限りません。
外出中などを除いて、できるだけすぐに折り返し電話するようにしましょう。
折り返したが担当者が不在だった
急いで折り返しても、担当者が不在の場合もあります。
担当者は忙しくしているため、必ず電話に出るとは限りません。
そんな時は応対してくれた人に、担当者が在席している時間帯を聞いてください。
その時間帯に改めてかけ直しますと、迷惑にはなりません。
あるいは「少し買い物に出た」程度であれば、30分後にまた改めて電話し直すといえば良いでしょう。
「いつ戻るかわからない」と言われた場合、あなたの都合が良い時間帯を伝えてください。
そうすれば担当者から改めて電話がかかってくるかもしれません。
ただし、電話がかかってくる可能性があるときは、必ず電話に出るようにしてください。
何度も電話に出られない・行き違いが続くと失礼だし、「縁がなかった」となり、採用を見送られるかもしれません。
折り返し電話の対応がそっけない
すぐ早く折り返し電話をしたのに、電話に出た担当者がそっけなかったり、不機嫌な時があります。
「自分が電話に出られなかったから!?」と不安になるかもしれません。
もちろん、ランチタイムや営業時間外など迷惑がかかる時間帯に折り返したら、そういう態度をされることもあるでしょう。
しかし、そうではないのにそっけなかったとしたら、それはあなたの責任ではありません。おそらくお店でなにかあったのでしょう。
担当者と言えども人間です。
仕事中に嫌なことがあれば、電話でも態度に出てしまう人はいます。
直接、電話にでなかった理由を言われない限り、気にする必要はありません。
ただし、一般的に言って電話相手が不機嫌そうだと感じるのは問題です。
電話に出られなかった以外であなたに落ち度がないのであれば、相手に問題があります。
感情的になりやすい人がいる職場で働いても苦労するため、見送った方が良いでしょう。
まとめ
用事があったり、外出中などで電話に出られないことは誰にでもあります。
しかし、不在着信に気付いた時は、早めに折り返し電話をしましょう。
できるだけすぐに電話します
不在着信があったら、すぐに折り返すことを前提として行動してください。
迷惑がかかる時間帯ではないか、留守番電話にメッセージがないか、(自分が)電話できる環境にいるかなど、冷静に判断することが大切です。
すぐ折り返せないのであれば、電話ができる準備が整ってからかけるようにしましょう。
また、電話を折り返したのにも関わらず、担当者が不在な場合もあります。
そのようなときは、担当者が空いている時間を聞いて、再度電話をするようにしてください。
たとえ不在着信があったとしても、適切に行動すれば採用には影響しません。
焦らず、冷静になって行動しましょう。