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知ってる?バイトの挨拶で「おはようございます」と言う理由

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知ってる?バイトの挨拶で「おはようございます」と言う理由のイメージ

バイトで出勤するときは「おはようございます」と挨拶するのが基本です。

 
ウサくん

夜でも「おはようございます」なの?

朝ならともかく、夜に「おはようございます」と言うのは変ですよね。

なぜ昼夜問わず「おはようございます」と言うのか、疑問に感じる人もいるのではないでしょうか。

実は、バイトの挨拶は世間的な挨拶とは異なります。

家族や友達に挨拶するような感覚でいると、マナー違反だと思われてしまうでしょう。

そこで今回は「バイトの挨拶で『おはようございます』と言う理由」をご紹介します。

バイトの挨拶で失敗したくない人は、ぜひ参考にしてください。

バイトの挨拶は「おはようございます」が基本

笑顔で挨拶する女性

家族や友達に挨拶する際は、朝なら「おはようございます」、昼なら「こんにちは」、夕方以降なら「こんばんは」と言います。

しかし、バイトの挨拶は朝昼晩問わず、「おはようございます」と言うのが基本です。

先輩後輩・上司部下関係なく、誰に対しても「おはようございます」というのが当たり前になっています。

そのため、夜に「こんばんは」と挨拶してしまうと、ビジネスマナーができていないと思われるでしょう。

「おはようございます」という言葉には、「お早い時間からご苦労さまです」という意味が含まれ、朝から働く人に対するねぎらいの言葉だと言われています。

とはいえ、明確な定義があるわけではなく、職場の慣習として使われている場合がほとんどです。

特に飲食店は「おはようございます」というのが定番になっているため、違う言葉で挨拶すると怒られる可能性もあります。

挨拶ひとつで仕事ができる・できないと判断される場合もあるため、注意してください。

職場によっては「お疲れさまです」でもOK

職場で上司に挨拶する女性

出勤時の挨拶は「おはようございます」が基本ですが、職場によっては「お疲れさまです」でも大丈夫な場合があります。

「おはようございます」は飲食店やサービス業でよく使用されていますが、オフィスワークでは「お疲れさまです」が一般的だからです。

そのため、「おはようございます」の代わりに「お疲れさまです」と言って出勤しても怒られることはありません。

ただし、上司の考え方によっても変わるため、絶対に大丈夫だと言えないのが難しいところです。

もし、判断に迷うのであれば、朝以外は「お疲れさまです」と挨拶し、相手の反応を見るようにしてください。

間違っていたら「おはようございますって言うんだよ」と教えてくれるし、問題がなければ「お疲れさま」と返してくれるでしょう。

取引先には「お世話になります」と挨拶する

お辞儀して挨拶する女性

バイト仲間ではなく、取引先や出入り業者には「お世話になります」と挨拶してください。

「お世話になります」は、相手への感謝を伝える挨拶になるからです。

たとえば、コンビニでバイトをしていると配送業者が何度か訪れます。

「お世話になります。よろしくお願いします」と挨拶すれば、気持ちよく運んでくれます。

朝だと「おはようございます」でも構いませんが、「お世話になります」の方が丁寧です。

あなた自身は初めて会うかもしれませんが、バイト先と取引先は関係性が築けているので問題ありません。

たとえ別の部署の人でも、「お世話になります」と挨拶すれば不快感を与えないでしょう。

バイト初日は「おはようございます」以外で良い

初心者マークを持つ女性

バイト初日で昼以降から出勤する人は、「おはようございます」以外でも構いません。

バイト先に着いたら「お世話になります。○○と申します」と言って挨拶し、店長や担当者を呼んできてもらいましょう。

担当者が来た時も「お世話になります」または「よろしくお願いします」と挨拶してください。

その後、職場での振る舞い方を教えてくれるため、次回からはそれに従えば問題ありません。

もし、何も言われないのであれば「出勤時の挨拶はどうすればいいですか?」と聞いてください。

飲食店なら「おはようございますと言ってください」と教えてくれるし、ルールがなければ「何でも良いよ」と言われます。

最初に学ぶのが挨拶だといっても過言ではないため、聞き逃さないようにしましょう。

「おはようございます」と挨拶するタイミング

出勤時に挨拶する女性

バイトの挨拶は「おはようございます」が基本だと言っても、いつ挨拶するかタイミングが難しいですよね。

出勤(入店)した直後に言うのか、勤務開始時に言えばいいのか、会ったときで良いのか迷う人もいるのではないでしょうか。

基本的には「バイト仲間と会ったとき」に挨拶するようにしてください。

場所は関係なく、バイト仲間に会ったら「おはようございます」と挨拶すれば問題ありません。

顔を合わせた直後に挨拶していれば、トラブルになることはないでしょう。

ただし、接客中の人には挨拶する必要はありません。

わざわざ挨拶しに行くのは迷惑になるため、接客が終わった際に挨拶するようにしてください。

退勤時は「お疲れさまでした」「お先に失礼します」

退勤時に挨拶する女性

一方、勤務が終わって帰るときは「お疲れさまでした」「お先に失礼します」などと挨拶します。

シフト制のバイトであなたの後に残って働く人がいるのであれば、「お先に失礼します」と言った方が良いでしょう。

店長や上司に言う際は、「お疲れさまでした。お先に失礼します」と組み合わせて使う場合もあります。

その他、「お先に帰らせていただきます」「お先に失礼させていただきます」と言ったり、仲が良い人なら「お先です~」と簡略化する場合もあります。

ケースバイケースで若干の違いはありますが、「お疲れさまでした」「お先に失礼します」と挨拶すれば問題ありません。

バイト先への電話も「おはようございます」を使う

電話している女性

バイト先に電話をする際に、最初のひと言はどう挨拶するべきか悩むのではないでしょうか?

直接顔を合わせているわけではないとはいえ、おはようございますと言ったほうが良いのか迷いますよね。

実は、電話の場合も「おはようございます」と挨拶するのが無難です。

電話越しで「おはようございます」と言われたら、バイト仲間からの電話だと理解できるからです。

お客さんが「おはようございます」と言ってかけてくることはないため、「おはようございます」から話し始めれば、関係者だと気づいてくれるでしょう。

もちろん、「お疲れさまです」でも構いませんが、普段は「おはようございます」と挨拶しているのであれば、そちらを使うようにしてください。

年明けでも「おはようございます」は言うべき?

賀正と1月のカレンダー

飲食店やコンビニだと、正月早々働く場合もあります。

世間では年が明けて新年を迎えたら「あけましておめでとうございます」と挨拶しますが、バイトではどう挨拶するか悩みますよね。

新年初出勤の挨拶であれば、「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」と挨拶するようにしてください。

年明けだと新年の挨拶をするのが一般的であり、いつも通りの挨拶は逆に変です。

新年にいつもとは違う挨拶をしたからといって、怒られることはないでしょう。

それでも不安なのであれば、「おはようございます。今年もよろしくお願いします」と言ってください。

臨機応変に挨拶を組み合わせることで、上手にコミュニケーションが取れるようになります。

挨拶を返してくれなくても気にしない

職場でたたずむ女性

挨拶はバイト仲間とのコミュニケーション作りに欠かせないものですが、きちんと挨拶しても返してくれない人もいます。

せっかく挨拶したのに返してくれないと悲しくなるし、嫌われているのではないか?と不安になりますよね。

しかし、挨拶を返してくれなくても気にする必要はありません。

忙しくて返せないときもあるし、考えごとをしていたり、挨拶が聞こえなかった可能性もあります。

場合によっては「親しくないから返さなくて良い」という人もいますが、その人が非常識なだけです。

相手から雑な扱いを受けたからといって、同じように挨拶しないのではあなたも非難されるでしょう。

たとえ相手から挨拶を返してくれなくても、あなたはきちんと挨拶してください。

そうすれば周りから悪く思われることはないし、トラブルにも巻き込まれません。

相手と同じ挨拶をすれば失礼にならない

上司に挨拶する女性

職場の人から挨拶されたときは、相手と同じ挨拶をするようにしてください。

相手と同じ挨拶をしていれば、失礼に思われることはありません。

たとえば、相手から「お疲れさまです」と挨拶されたのであれば、同じように「お疲れさまです」と返してください。

普段は「おはようございます」と言っているからといって、頑なに貫き通す必要はありません。

相手と同じ言葉を繰り返すのは、心理学のテクニックで「ミラーリング」と呼ばれています。

意識的に同じ挨拶をすれば、親近感や好意を抱かせることができるでしょう。

まとめ

多くのバイト先では、出勤時に「おはようございます」と挨拶するのが基本です。

職場によって多少違いはありますが、“そういうもの”だと受け取り、深く考えないようにしてください。

 
ウサくん

「おはようございます」にも色んな意味があるんだね

バイトで昼夜問わず「おはようございます」というのは、相手へのねぎらいの意味が含まれています。

先に勤務している人に対して「お早い時間からご苦労さまです」という意味で使われ、さまざまな職場で使用されています。

特に飲食店では「おはようございます」と挨拶するのが基本であり、他の挨拶をすると怒られる場合があるので注意してください。

ただし、デスクワークや接客業以外だと「お疲れさまです」と挨拶する場合もあります。

どちらで挨拶するかは職場のルールによって異なるため、初出勤の際にどう挨拶すれば良いか聞くようにしましょう。

挨拶は人間関係において欠かせない行為であり、相手とのコミュニケーションのきっかけにもなります。

ぜひ、気持ちよく挨拶して一日のスタートを切ってください。

※本記事は、編集部の経験や見解に基づいたものであり、専門家の監修を受けているわけではありません。労働問題のトラブルに関しては、厚生労働省の相談窓口にてご相談ください。

今回のポイント

バイト歴が長くなってくると挨拶がおろそかになりがちですが、適当な挨拶をしていると周りの評判を下げてします。挨拶する際は相手の目を見て、ハッキリと伝えてください。どんな人にも自分から積極的に挨拶すれば、良好な人間関係を築けるでしょう。

この記事の著者

ぼくのわたしのバイト体験談

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