バイトの面接を受けたときに、「いつから働ける?」と聞かれたら悩みますよね。
すぐ働けないと駄目かな?
まだバイトをしていたり、学校の試験があるとすぐ働けないという気持ちわかります。
だからといって嘘をつけないし、適当な日を言って落とされたくないですよね。
実は、いつから働けるかは採用に大きく影響します。
すぐ働ける人は有利ですが、期間が空いても駄目だというわけではありません。
そこで今回は「バイト面接でいつから働けるか聞かれた時の答え方」をご紹介します。
急に聞かれて困らないためにも、前もって準備するようにしてください。
いつから働けるか聞いてくる理由
多くのバイト面接では、終わり頃になると「いつから働けますか?」と聞かれます。
なぜいつから働けるか聞いてくるのでしょうか?よくある理由をご紹介します。
すぐ働いてほしい
基本的に企業やお店は人手が足りないのが理由で、バイト募集をします。
人手が足りないと事業に影響が出るため、早く人材を見つけなければいけません。
面接で問題がなければ採用したいと思っているし、すぐ働ける人を望んでいます。
「急募」「即日」などの謳い文句がある求人だと、よりその傾向が強くなるでしょう。
今すぐ採用できない
逆に今すぐ採用できないために、いつから働けるか聞いてくる場合もあります。
たとえば、3月は卒業シーズンで多くの学生がバイトを辞めますが、その前に採用活動をして人材を確保します。
しかし、まだ正式に退職していないため、すぐ勤務してもらうわけにはいきません。
応募者に待ってもらう時間が必要になるため、働ける時期を確認しているのです。
やる気が見たい
応募者のやる気を確認するために聞く場合もあります。
いつから働けるか聞いて「明日からでも働けます!」と言われたらやる気を感じるし、他に応募していないと理解できます。
しかし、「一ヶ月後に働けます」「まだ決めていません」などと言われると、本当に働きたいのか疑問です。
雇用主としてもやる気がある人を採用したいため、その判断に使用されます。
採用したい
面接に問題がなく、あなたを採用したいから聞いてくる場合もあります。
採用するとなっても契約をしたり、制服の準備をするなど時間が必要です。
応募者との予定を合わせる必要があり、いつから働けるかで準備期間は異なります。
受け入れ体制を整えるために、働ける時期を聞いているのです。
トラブルを避けたい
面接でいつから働けるか聞くのは、応募者とのトラブルを避けたい思いもあります。
雇用側は「今すぐ働いてほしい」と思っているのに、応募者は「一ヶ月後に働きたい」と思っていると、大きな誤解が生まれます。
仮に採用しても「今すぐ働けない」となれば、採用を取り消さなければいけません。
そのため、事前に質問して意思疎通を図ろうとしているのです。
いつから働けるか聞かれたときの答え方
バイト募集に応募したからといって、いつから働けるかは人それぞれ異なります。
すぐにでも働きたいという人もいれば、1ヶ月後ではないと働けない人もいるでしょう。
そこで、ケース別に最適な答え方をご紹介します。
すぐ働ける
すぐ働ける人は、雇用主にとってありがたい存在です。
ストレートに「今すぐ働けます!」とアピールしてください。
すぐ働けるからといって、暇な人だと思われません。
むしろやる気があると思われるため、採用に近つくでしょう。
ただし、「すぐ働けるけど明日からは嫌」という人は、2~3日後と答えてください。
水~木曜日に面接を受けたら「来週から」と答えましょう。
たとえ今すぐでなくてもキリが良いため、悪い印象は持たれません。
例文)
「すぐ働きたいので、明日からでも勤務可能です。」例文)
「特に予定はないので、来週からお願いします。」1週間後に働ける
今すぐは困るという人は、1週間後に働けると伝えてください。
1週間程度なら許容範囲であるため、採用に影響することはないからです。
理由を聞かれたときは、学校や家庭の事情を伝えれば問題ありません。
今すぐ働けると同様に、やる気をアピールすることができるでしょう。
例文)
「今週は予定があるので、来週から働けます。」例文)
「○日に学校のテストがあるので、1週間後なら働けます。」2週間後に働ける
他にも面接を受けているなどの理由で、1週間では短い場合もあります。
少し先になるのであれば、2週間後に働けると伝えてください。
2週間後という期間はバイト先にとって長いものの、珍しくはありません。
手続きに1~2週間かかる場合もあるため、待ってくれるでしょう。
例文)
「来週から期末テストが始まるため、2週間後なら働けます。」例文)
「2週間後に文化祭があるので、その後なら働けます。」一ヶ月後に働ける
勤務開始が一ヶ月後になる場合、必ず理由を説明してください。
一ヶ月後になる具体的な理由があれば、間が空いても考慮してくれます。
たとえば、学生なら進級や卒業を理由にするのが定番です。
高校3年生が「大学生になった4月から働かせてください」と言ってもおかしくありません。
他のバイトをしているのであれば、「今月いっぱいまでシフトに入っているので、来月から働かせてください」と言えます。
しっかり区切りをつけた上で働きたいと伝えれば、一ヶ月後でも問題ありません。
むしろ責任感と誠実さを感じてもらえるため、好印象を与えられるでしょう。
例文)
「3月いっぱいは大学生活の準備がしたいので、4月からでもよろしいでしょうか?」例文)
「今のバイトは今月いっぱいまでシフトに入っています。しっかり引き継ぎをしてから働きたいので、一ヶ月後でも大丈夫でしょうか?」まだ決まっていない
他にも面接を受けていたり、予定がはっきりしない場合、「まだ決まっていません」と伝えてください。
正直に現状を説明することで、いつから働くのか相談に乗ってもらえます。
ただし、単に「まだ決まっていません」「わかりません」だと不十分です。
曖昧な表現は面接官を困らせるので、印象が悪くなってしまいます。
具体的な日程が決まっていなくても、ある程度の目安を伝え、調整する意思があることを示しましょう。
例文)
「大学の時間割がまだ決まっていません。来週には決まるので、決まり次第調整していただいてもよろしいでしょうか?」例文)
「先日受けた試験の結果がまだ出ていないため、結果が出た後に連絡してもよろしいでしょうか?◯月◯日には出る予定です。」いつから働けるか聞かれない場合もある
面接で「いつから働ける?」と聞かれることが多いものの、聞かれない場合もあります。
いつから働けるか聞かれないと、不採用になるのではないか?と心配になりますよね。
しかし、面接官がスケジュールの確認をしてこない理由はさまざまあります。
採用するつもりがないから聞いてこない場合もあれば、単純に聞くのを忘れている場合もあるでしょう。
逆にいつから働けるか聞いてきたからといって、必ず採用されるわけではありません。
採用する気があるから聞いてくる場合と、不採用でも形式的に聞いている場合もあります。
実際にどうなるかは結果が出るまでわからないため、あまり気にしないようにしてください。
履歴書にもいつから働けるか書く
勤務開始時期はなるべく履歴書にも書くようにしてください。
面接で聞かれるからといって、履歴書に書かないのは良くないです。
面接官は1日に何人も面接する可能性があり、すべての希望を覚えているわけではありません。
面接で「来月から」と答えたのに「来週から」と勘違いされる可能性もあります。
そのため、履歴書にいつから働けるか書いておき、間違いが起きないようにすることが大切です。
たとえまだ在職中でも「20XX年X月X日退職予定」と書いておけば、仕事をする意思があると感じてもらえるでしょう。
要注意!「いつでもいい」は印象が悪い
面接官に「いつから働けますか?」と聞かれたら、とっさに「いつでもいいです」と答えてしまいがちです。
しかし、「いつでもいい」と言うのはあまり良い印象を与えません。
「いつでもいい」といっても実際に働ける日・時間帯は限られているし、24時間365日都合がつくわけではないからです。
実際に「○日・○時に来てください」と言われたら、「その日は無理です」となる場合もあります。
いつでもいいという言葉は相手に丸投げをしている印象を与えてしまい、失礼だと思われます。
仕事に対する意識が低いと判断される可能性があるため、必ず具体的な勤務開始時期を伝えるようにしてください。
まとめ
バイトの面接で「いつから働けますか?」と聞かれることは多いです。
急に聞かれて焦る前に、勤務開始時期を決めてから応募するようにしてください。
いつから働けるかは重要なんだね
面接官がいつから働けるか聞いてくるのは、すぐ働いてほしかったり、やる気が見たいからです。
いつから働けるか聞かれたときは、できるだけ具体的な予定を伝えるようにしてください。
すぐ働けるなら「明日からでも大丈夫です」、1週間後なら「○○があるので1週間後になります」などと、理由を伝えた方が良いでしょう。
いつから働けるか聞かれると採用される可能性が高くなりますが、聞かれないから不採用になるわけではありません。
勤務開始時期はあくまで判断材料のひとつに過ぎないため、あまり気にしすぎないようにしてください。