バイトの面接でいつでも働ける場合、どう伝えるか悩みますよね。
いつでも良いは駄目?
いつでも良いだと曖昧なため、印象が悪いのではないかと思う気持ちわかります。
できることなら、誤解されずにやる気をアピールしたいですよね。
実は、希望勤務時間が「いつでも良い」は決して有利になりません。
面接官によっては「やる気がない」と思われ、落とされる場合もあります。
そこで今回は「バイトの希望勤務時間がいつでも良い場合の伝え方」をご紹介します。
伝え方を間違って不採用にならないように注意してください。
面接では希望する勤務時間を聞かれる
バイトの面接では、必ずといって良いほど希望勤務時間について聞かれます。
「週何回ぐらい入れますか?」
「何時から何時まで働けますか?」
「早朝・深夜の出勤は可能ですか?」
など、応募者が希望する働き方を確認されます。
面接官が希望勤務時間を聞く理由は、採用の判断にするためです。
バイト先が希望する時間・曜日と応募者が希望する時間・曜日が合わなければ、たとえ優秀な人でも雇うことはできません。
勤務時間は給料にも直結するため、条件のすり合わせが大切になります。
希望勤務時間が合わないと不採用になるため、慎重に決めるようにしてください。
希望勤務時間が「いつでも良い」は不利
現在無職であったり、時間に余裕がある人は「いつでも良い」と答えます。
バイト先の都合に合わせれば採用されるのではないか?と思うからですが、実は面接で「いつでも良い」と答えるのはおすすめできません。
「いつでも良い」と言っても本当にいつでも働けるわけではないし、実際には働けない日もあるからです。
24時間365日都合良く働けるわけではないし、予定ができる日もあるでしょう。
それなのに「いつでも良い」と答えるのは計画性がなく、やる気がないと判断されます。
場合によってはマイナス評価にもなるため、必ず具体的な希望勤務時間を伝えるようにしてください。
希望勤務時間がない場合の伝え方
学生なら学校があるし、主婦・主夫なら家事や育児があるため、いつ働けるか明確に伝えることができます。
しかし、現在無職であったり、フリーターだと希望勤務時間がない場合もあるでしょう。
だからといて、希望勤務時間がないと言うのも気が引けますよね。
そこで、希望勤務時間がない場合の伝え方をご紹介します。
週に入れる日数を伝える
具体的に「何時から何時まで働ける」と伝えるのが一番ですが、希望が定まっていない場合もあります。
そんなときは、週に何日(何回)入れるか伝えるようにしてください。
週に何日入れるかがわかれば、どの時間帯に入れるか提案してくれるようになります。
「週3日希望なら午前中の勤務が良い」「深夜は人がいないから、週5日でも働ける」といった具合です。
日によって勤務時間が変わるケースは少ないため、週に入れる日数が決まれば問題ありません。
バイト募集の例を伝える
求人サイトのバイト募集では、勤務時間・曜日について書かれている場合があります。
募集例)
1)7時~11時
2)9時~14時
3)17時~22時
バイト募集に書くのは「その時間帯で働いてほしい」という意味であり、提示されている中から選べば受かりやすくなるでしょう。
また、一部の求人情報では「9時~22時の間」というように、曖昧な表現をしている場合もあります。
そんなときは、勤務時間例が書かれている同業者の募集を参考にしてください。
同業者なら同じ時間帯で営業している場合も多いため、シフトの意思疎通で大きく外すことはありません。
空いている日時を伝える
いつでも良いと思っても、24時間365日働けるわけではありません。
食事や寝ている時間もあるし、友達と遊んだり趣味に使う時間もあるでしょう。
あなたの生活習慣の中から「この時間は必要・不要」という空き時間を見つけ、その時間を伝えるようにしてください。
たとえば、昼は友達と会ってランチをする機会が多い人なら、夕方以降に働かせてもらいましょう。
夜に見たい番組があったり、電話やゲームをする機会が多い人は、午前~昼に働くようにしてください。
午前・午後という曖昧な分け方でも、空いている日時を伝えれば「○時から入れる?」というように提案してくれます。
平均勤務時間を伝える
あなたが学生であれば、政府が公開している平均勤務時間を伝えるのもありです。
厚生労働省が公開している「学生のアルバイト実態等把握のためのアンケート調査結果(PDF)」では、勤務時間についての調査結果が発表されています。
資料によると、1日あたりの労働時間は「4時間~6時間未満」が過半数を超えており、最も多いことがわかりました。
1週間の勤務日数は「4日>3日>5日」の順になっているため、「3~5日」が平均的だと判断できます。
この結果を参考に、「週3~5日程度で1日4~6時間働けます」と答えるようにしてください。
一般的な大学生の働き方と同じ希望を伝えれば、大きく外しはしないでしょう。
逆質問して意見を聞く
どうしても自分で決められないのであれば、面接官に「いつなら働けますか?」と逆質問してください。
質問に質問を返すと嫌われますが、「初めてだからわからない」「できるだけ多く稼ぎたい」と前置きすれば、嫌な顔はされません。
面接官から「17時~22時に入ってほしい」「土日は忙しいので出勤してほしい」「午前中は人がいないので毎日でも入れる」などと提案されます。
その提案に応じて「20歳だから深夜も働ける」「土日どちらか休みたい」などと、詳細を詰めていけば良いでしょう。
面接官とシフトについて意見交換をするうちに、どの時間・曜日に入ってほしいかがわかるため、受かる確率が上がります。
履歴書にも希望勤務時間・曜日を書く
希望勤務時間や曜日は面接の際に聞かれますが、履歴書にも書いたほうが良いです。
履歴書に書けば後から見返しても確認できるため、トラブルを防ぐことができます。
一般的な履歴書(JIS規格)には「本人希望欄」があり、この欄に希望勤務時間や曜日を書くようにしてください。
希望シフトの書き方
シフト制のバイトであれば、「何時から何時まで働ける」「○曜日と○曜日は勤務可能」など、勤務できる時間帯・曜日を書くようにしてください。
働ける時間帯だけでなく、働けない時間帯も書くのがポイントです。
履歴書はスペースが限られているため、なるべく簡潔に書くようにしましょう。
書き方例)
「平日は学校の授業があるため、17時~22時の勤務を希望。土日は朝から出勤可。」
「週4日で9時~14時の勤務を希望。15時~16時は子供の送り迎えで出勤不可。」
「週3日以上で18時~22時の勤務を希望。金土なら深夜まで可。」
短期バイトの書き方
短期バイトで勤務時間が決まっていない場合、1日に働きたい時間を書いてください。
何時間働けるか記述しておくことで、採用担当者が判断しやすくなります。
「4~6時間以内」「22時まで」など、具体的に記述するのがコツです。
ただし、あまりにも希望時間が短いと受からないので注意してください。
書き方例)
「1日4~6時間以内で勤務可能。」
「掛け持ちしているので、1日4時間以内の勤務を希望します。」
「学校があるので、17時~22時以内でお願いします。」
希望時間が日によって違う
シフトの希望時間が日によって違う場合、履歴書でも書くようにしてください。
「曜日によって勤務できる時間帯が異なります」と記載すれば、希望時間がバラバラでもわかってくれます。
あらかじめ働ける時間帯がわかっている場合、複数に分けて書いても問題ありません。
学校の都合や家庭の事情など、詳しい理由は面接で説明すると良いでしょう。
書き方例)
「月~金は17時から、土日は10時から勤務可。」
「月~金曜日は17時から、土日は10時から働けます。」
「火・木は習い事があるので、17時以降の勤務を希望します。」
「特になし」と書かない
希望勤務時間がない人は「特になし」と書きたくなりますが、本人希望欄に「特になし」と書いてはいけません。
「特になし」と書くことでやる気がないと思われ、不採用になる可能性が高まります。
たとえ希望がなくても「特になし」と書くのではなく、「御社の規定に従います」と書くようにしてください。
併せて「求職中で時間の都合がつけやすい」「なるべく多く出勤したい」などと、理由を添えれば印象が良くなるでしょう。
面接でもきちんと伝える
履歴書に希望勤務時間を書いたら、面接でもきちんと伝えるようにしてください。
面接官は履歴書を見ながら質疑応答してきますが、希望を勘違いする場合もあります。
たとえば、「平日の深夜勤務は不可」と書いているのに「可」だと読み間違えたり、数字の「1」と「7」を見間違えるなどです。
また、「週○日でいいですか?」と聞かれたら、必ず時間を含めて答えるようにしてください。
「週○日で○時~○時を希望します」というように伝えると誤解されません。
面接と履歴書できちんと伝えれば、正確な希望時間が伝わるでしょう。
面接を受ける前に他人に相談する
希望勤務時間にこだわりがない人は、面接を受ける前に他人に相談するようにしてください。
相談相手が応募する業種に詳しい場合、いつ忙しいのか・楽なのかをアドバイスしてくれるからです。
たとえば、居酒屋で働く友人であれば、「居酒屋は18時以降に忙しくなるから、夜に入れる人の方が有利だよ」と言ってくれます。
近所のコンビニに詳しい人なら、「あそこのコンビニは昼以降だとお客さんが少ない」など、教えてくれるでしょう。
あなたが未成年であれば、親に相談してどの時間帯なら心配しないかを聞くのもありです。
色んな人に相談した上で、あなたに合った勤務時間を決めるようにしてください。
まとめ
希望勤務時間を伝えることで、バイト先とのトラブルを未然に防ぐことができます。
「いつでも良い」と曖昧にせず、きちんと希望するようにしてください。
希望がないよりあったほうが良いね
面接で希望勤務時間を聞かれて「いつでも良い」と答える人は、選考で不利になりやすいです。
「いつでも良い」と言っても本当にいつでも良いわけではなく、後で変更してくる可能性があるからです。
他の応募者との比較もしづらいため、「いつでも良い」と答えるのではなく、「○時から○時まで」と正確な希望を伝えるようにしてください。
時間に余裕があって勤務時間を決められないときは、週に何日入れるか伝えたり、逆質問して入れる時間帯を聞くのもありです。
また、面接だけでは不十分なため、履歴書の本人希望欄にも希望勤務時間を書くようにしてください。
自分の希望をしっかり伝えた上で、柔軟に対応するという姿勢を見せれば、好印象を与えられるでしょう。