家から近くてバイト応募したものの、志望動機で伝えるか悩みますよね。
「家から近い」だと印象が悪いかな?
ありきたりな理由だと、印象が悪くなると思う気持ちわかります。
だからといって、他の理由を探すのも難しいですよね。
実は、「家から近い」という志望動機は決して悪くありません。
家から近いとバイト先にもメリットがあるため、アピールになるでしょう。
そこで今回は「志望動機が『家から近い』の伝え方」をご紹介します。
「家から近い」という理由だけだと不安な人は、ぜひ参考にしてください。
バイトの志望動機に「家から近い」はあり
バイトの面接で志望動機を聞かれた際に、「家から近い」と答えるのはありです。
バイト先が近くにあると通いやすくなるし、時間を有効活用できます。
バイト先にとっても、従業員の自宅が近くにあると助かります。
交通費を出さなくてもいいし、遅刻をされるリスクも減ります。
急に人手が足りなくなった際に、出勤をお願いすることもできるでしょう。
労働者・雇用主ともにメリットがあるため、「家から近い」という理由でバイトをするのは問題ありません。
志望動機が「家から近い」だけでは弱い
「家から近い」という理由で応募するのはありですが、それだけでは弱いのも事実です。
「家から近い」という理由はありきたりであり、特別な理由ではないからです。
近いだけなら他にも働ける場所はあるし、「うちでなくても良くない?」と思われます。
実際に「どうして他の店にしなかったの?」と言われたら、返答に困ってしまうでしょう。
突っ込まれてパニックにならないためにも、「家から近い」以外の理由も考えるようにしてください。
好印象を与える「家から近い」の伝え方
「家から近い」という志望動機はよくあるため、アピールになりづらいです。
地域密着型のお店なら、他の人も「家から近い」という理由で応募しているでしょう。
しかし、「家から近い」にプラスして言葉をつなげると、印象が変わります。
どんな伝え方をすれば印象が良くなるのか、例文とともに見ていきましょう。
感想を付け足す
家から近いの他に、お店の感想を付け足してください。
自宅の近くにあるお店なら、バイトしなくてもどんな店なのか把握できます。
飲食店なら料理の感想でもいいし、小売店なら店員の接客を褒めても構いません。
そのときの感想を付け加えることで、志望動機に説得力が増すでしょう。
例文)
「普段から利用しており、お店の雰囲気が良くて居心地が良かったからです」
「以前買い物したときにお店の方に良くしてもらったので、ここで働きたいと思いました。」
シフトの融通が利く
バイト先が自宅から近いと、シフトの都合がつけやすくなります。
学校や家事の合間に働けるし、休日出勤やヘルプなどもできます。
シフトの融通が利く人は重宝されるため、採用されやすくなるでしょう。
例文)
「自宅から近いので、残業や休日出勤にも対応できます」
「家から近いと時間を作りやすいので、空き時間を有効活用できると思いました」
長く続けられる
バイト先が家から近いと通勤が楽になります。
出勤時間の直前までゆっくりできるし、遅刻することもありません。
バイトは離職率が高いため、長く続けられることをアピールすれば、好感をもってもらえます。
例文)
「自宅から近くて通いやすいため、長く続けられると思いました」
「職場が近いと親が安心するため、高校卒業まで働けると思いました」
好意を伝える
「好きだから応募した」という理由は単純ですが、バイト先にとって嬉しい言葉になります。
自社の商品やサービスが好きなスタッフが集まれば、職場が活気づくからです。
ただし、「好きだから」では真剣度は伝わりません。
具体的な理由を出して、好意をアピールしましょう。
例文)
「御社のブランドが好きでよく購入しているため、働きたいと思いました」
「お客さんと接するのが好きで、貴店ならやりがいを感じられると思ったからです。」
地元愛をアピール
自分の住んでいる地域に愛着を感じている人は、地元愛を志望動機に加えるのもありです。
地元にこだわりを持っているお店であれば、地元愛をアピールされて悪い気はしません。
地元が好きだという気持ちを全面に押しつつ、「御社でなければ駄目」ひと押ししてください。
地元愛が深い面接官であれば、印象は良くなるでしょう。
例文)
「子供の頃からこの街に住んでおり、愛着があります。地元に根づいている御社で働き、恩返しできればと思いました」
「私の中で昔から「○○と言えば□□店」という印象があり、魅力をもっと発信したいと思ったからです」
家から近い人材を求めるバイト先の特徴
バイト採用はスキルや能力で選びづらいため、「家から近い」が採用の決め手になる場合があります。
どんな条件のバイトなら、家から近い人材を求めるのか見ていきましょう。
個人経営店
チェーン店に比べて個人経営店は、地域密着型のお店が多いです。
店主がその地域に住んでおり、親の代から事業を引き継いでいる人も少なくありません。
地元の人をターゲットにしているため、地元に詳しい人材を採用したいと思っています。
そのため、志望動機が「家から近い」という理由でも、問題なく採用してくれるでしょう。
張り紙で求人
張り紙でバイト募集しているお店は、地元に住んでいる人を対象にしています。
張り紙だとその場に行かないと確認できないため、必然的に地元の人が応募するからです。
特に手書きであったり、内容が薄い求人であれば、近所に住んでいる人に来てほしいと思っているでしょう。
交通費がない
交通費の記載がない求人は、地元の人を探している傾向にあります。
交通費がないと自腹になるため、他地域に住んでる人は応募しづらくなるからです。
求人において交通費を出さないのは違法行為に当たらないため、あえて「交通費は支給しません」と書く場合もあります。
駅から遠い
駅から遠くにあるお店・会社も、地元の人を探している傾向にあります。
通勤手段は車や自転車になりますが、従業員用の駐車場・駐輪場を用意しているところは少ないです。
また、遠くから出勤されると交通費の問題も大きくなるため、地元の人を優先して採用します。
深夜営業
深夜営業をしているお店は、他地域に住んでいる人より地元の人を優先して採用します。
夜に出勤して朝に帰宅するシフトになるため、家が近くにないと通勤が難しくなるからです。
特に女性は真夜中の通勤だと危険な目に遭うリスクが高まります。
従業員の安全を守るためにも、家から近い人のみ採用するケースは少なくありません。
「家から近い」は徒歩10分圏内を目安
「家から近い」を志望動機にするのであれば、徒歩10分圏内を目安にしてください。
家から近いと言っているのに、10分以上かかったり、電車に乗る必要があると、近いとは思われません。
徒歩10分圏内であれば、誰が聞いても「近所に住んでいる」と解釈してくれます。
面接で志望動機として伝えても、おかしく思われないでしょう。
ただし、家から近すぎるのも考えものです。
オフの日にバイト先の人と会ったり、お客さんと出会う可能性もあるでしょう。
プライベートと仕事の区別を付けるためにも、近すぎるバイト先は慎重に判断するようにしてください。
下見してバイト先の雰囲気を確認する
「家から近い」を志望動機にするのであれば、面接前に下見してバイト先の雰囲気を確認してください。
実際に見た上で感想を伝えれば、発言に説得力が生まれ、印象的な志望動機になります。
たとえば、バイト先を褒める際に「きれいなお店だから」と言うよりも、「いつも清掃が行き届いており、清潔感があるから」と言う方が納得感があります。
「接客が楽しそうだから」と言うよりも、「同年代の女性が楽しそうに働いているから」と言う方がわかりやすいです。
下見をすれば店の変化を感じ取れるため、利用者しか知り得ない情報を付け足せます。
面接官に「この人わかってるな」と思ってもらえれば、採用に近づくでしょう。
「家から近い」を別の言葉に言い換える
「家から近い」はバイトの志望動機として良くありますが、ありきたりです。
そのまま伝えてもアピールにならないため、不利になる恐れがあります。
しかし、「家から近い」は似たような言葉や意味に言い換えることができます。
たとえば、「地元に貢献したい」という言い回しだと、家から近いよりは印象が良くなります。
地元愛を伝えることで、長く働いてくれそうだと思われるからです。
また、「安心して働きたい」から「家から近いバイト先が良い」と説明することもできます。
家から近ければ遅くなっても安心だし、バイト先を選ぶ理由にしてもおかしくありません。
このように、「家から近い」を別の言葉に言い換えることで、好印象を与える志望動機になります。
あなたなりの言い換え言葉を見つけ、面接官にアピールしてください。
まとめ
バイトの志望動機で「家から近い」と伝えるのは問題ありません。
従業員が近所に住んでいると、バイト先にもメリットがあるからです。
ただし、「家から近い」だけだとやる気は伝わらないため、別の理由も付け加えるようにしてください。
ひと工夫が必要なんだね
「家から近い」を志望動機にするときは、「家から近くて○○だから」「家から近いので○○できる」という伝え方をしてください。
「家から近くてよく利用していたから」「家から近いのでシフトの融通が利く」といった伝え方をすると、好印象を与えられます。
個人経営店や地元に根づいた会社なら、地元愛をプラスして伝えるのもありです。
志望動機を伝える際は、自分の想いだけでなくバイト先のメリットも考えるようにしてください。
バイト先が「この人を雇えば得する」と思ってくれれば、「家から近い」という理由だけでも採用してくれるでしょう。