バイトの面接で「いくら稼ぎたい?」と聞かれたら困りますよね。
何も考えてない…
ある程度の金額は決めてあっても、急に聞かれたら戸惑います。
できることなら、印象が悪くならない答え方がしたいですよね。
実際のところ、「いくら稼ぎたいか?」は面接でよく聞かれます。
何も考えずに答えていると「やる気がない」と思われ、不採用になってしまうでしょう。
そこで今回は「バイト面接で『いくら稼ぎたいか?』と聞かれた時の答え方」をご紹介します。
面接で印象を悪くしないためにも、しっかり答えられるようにしてください。
面接でいくら稼ぎたいか聞く理由
バイトの面接を受けていると、面接官から「いくら稼ぎたい?」と聞かれる場合があります。
急に聞かれても戸惑うし、パニックになりますよね。
どうしてお金の話をしてくるのでしょうか?よくある理由をご紹介します。
働ける日数を知りたい
「いくら稼ぎたいか?」と質問するのは「どのくらいの日数働けるか?」を知るためです。
働ける日数がわかれば、今バイト先にとって必要な人材かを判断することができます。
しかし、単純に働ける日数を聞いてもバイト先が求める人材であるとは限りません。
「週5日働けます」と言われても、短時間しか働けない場合もあるからです。
一方、「月10万円稼ぎたい」と言われたら、「時給1000円で1日5時間だから、日給は5000円。月20日入れるのか」と推測することができます。
日数を聞くよりも具体的に判断できるため、いくら稼ぎたいかを聞いてくるのです。
やる気を判断したい
「いくら稼ぎたいか?」という質問は、応募者のやる気を判断する際にも使用されます。
多く働ける人は金額が大きくなるし、働ける日数が少ない人は金額が小さくなります。
時給が低いのに相場より高い金額を答えれば「それだけがんばって働いてくれるのか!」と評価できるでしょう。
逆に引っ越しや土木作業など、高時給のバイトで相場より低い金額を言うと「稼ぐ気がない」と思われ、マイナスになります。
このように金額次第でやる気の有無を判断できるため、いくら稼ぎたいか聞くのです。
人件費の計算
人を雇うにはお金が必要になります。人手不足だからといって、何人も雇えるわけではありません。
給料以外にも、教育費や準備費(制服や名札の用意など)、福利厚生費などが発生します。
1人あたりの人件費を7万円で予定しているのに、「10万円稼ぎたい」と言われたら予算オーバーになります。
採用した後に「お金がないからシフトを少なくしてくれ」と言うわけにもいきません。
そのため、あらかじめ応募者の希望を聞き、予算内で収まるか判断しているのです。
志望動機の確認
面接官に意図があって聞いてくる場合もあれば、志望動機の確認で聞いてくる場合もあります。
履歴書に「生活費を稼ぐために応募しました」「働いて学費の足しにしたい」などと書いていると、いくら稼ぎたいか聞かれます。
志望動機を掘り下げるために聞いているのであり、バイトに何を求めているのか確認しています。
志望動機が具体的であればあるほど、やる気を示すバロメーターにもなります。
志望動機をお金にするのであれば、具体的に稼ぎたいと思っている金額を考えておいた方が良いでしょう。
他スタッフとの比較
お金の話はあなたとバイト先だけの問題ではなく、他のスタッフにも関係します。
バイト内の平均給与が月5万円なのに、月10万円を希望されるとバランスがおかしくなるからです。
単純に他の人より2倍働かせることになり、他のスタッフから見れば優遇しているように思われかねません。
いくらシフトに入っているからといっても、新人が先輩より高い給料をもらうのは揉める原因にもなります。
バイト内の調和を乱さないためにも、事前に稼ぎたい金額を聞き、バランスが取れるか検討しているのです。
いくら稼ぎたいか聞かれた時の答え方
面接でいくら稼ぎたいか聞くのは意図があってのことですが、急に聞かれても答えられない人が多いのではないでしょうか。
適当な金額だと理由を聞かれたときに困るし、高くても低くても印象が悪くならないか心配ですよね。
そこでいくら稼ぎたいか聞かれた時は、どのような答え方をすれば良いのかご紹介します。
明確な金額を伝える
面接で「いくら稼ぎたい?」「いくら欲しい?」と聞かれたら、必ず明確な金額を伝えるようにしてください。
「4~5万円ぐらいですかね」「5万円前後もらえれば嬉しいですね」などと、あいまいな答え方をしてはいけません。
あいまいな金額だとどのくらい働けるのかわからなくなり、採用後のイメージが沸かなくなります。
そのため、「5万円稼ぎたい」「月10万円は欲しい」などと、正確な金額を伝えるようにしましょう。
具体的な理由を用意
いくら稼ぎたいのか聞かれて金額を答えたら、「どうしてそのお金が必要なの?」と聞かれる場合があります。
答えられないと嘘をついていると思われるため、必ず具体的な理由を用意するようにしてください。
一人暮らしの大学生なら「親に仕送りしてもらっているので、せめて家賃分だけでも稼ぎたいと思いました」と答えれば印象は良くなります。
また、「○万円あれば欲しい物が買える」「旅行が趣味で月○万円は必要」「借金があるから○万円は稼ぎたい」という理由でも悪くはありません。
人それぞれ金額は異なりますが、理由があれば志望動機にもなるため、具体的に決めておくと良いでしょう。
少し高めに答える
ある程度必要とする金額は決めてあっても、その通りの金額を答えてはいけません。
なるべく少し高めの金額を答えるようにしてください。
月に5万円稼ぎたいと思っているのであれば、6万円稼ぎたいと答えましょう。
少し高めの金額にすることで、やる気をアピールすることができます。
ただし、加算する金額は1万円までにしてください。数万円だとシフトが変わってくるので誤解を招きます。
見逃し厳禁!求人情報に答えがある
どのくらい稼ぎたいのか?は人によって異なるため、何が正解かは難しいです。
高めの金額だからやる気があるとは言い切れないし、低めの金額でも条件が合えば雇ってくれます。
非常に答えづらい質問ではありますが、実は求人情報に答えが隠されています。
求人情報には「月○万円稼げます!」というように、給料の目安が書かれている場合があるからです。
この謳い文句はあくまで“アピール”であり、額面通りに受け取れないケースが多いです。
しかし、「求人情報に○万円稼げるとあったので応募しました」と言えば、志望動機になります。
虚偽の求人を出すのは法律違反であるため、たとえ実態とは違っても深くツッコんではではきません。
そのため、求人情報に給料目安が掲載されているのであれば、その金額を基準に答えるようにしてください。
初バイトなら具体的な金額でなくても良い
過去にバイトをした経験があれば、前のバイト先を基準に答えることもできますが、バイトをした経験がない人には難しいです。
うかつに金額を答えると、誤解されてしまう恐れもあるでしょう。
もし、初めてバイトをするのであれば、具体的な金額を言えなくても構いません。
正直に「初めてなのでどのくらい稼げるかわかりません」と答えてください。
そうすれば未経験を考慮し、どのくらい稼げるのか?働いてほしいと思っているのか教えてくれます。
仮に厳しい表情をされたのであれば「たくさん入りたいと思います」や「一生懸命がんばります」と付け加えましょう。
やる気を感じ取ってもらえれば、具体的な金額が言えなくても印象は悪くなりません。
逆にどのくらい稼げるのか聞くのもあり
ポスティングやチラシ配りなど、短期バイトには歩合制を採用している場合があります。
歩合制だと具体的な金額の予測がつきづらいため、正確には答えられません。
そこで、あなたからどのくらい稼げるのか質問するのもありです。
面接官から給料の目安を答えてもらえれば、どのくらい稼げるのか(働けるのか)を答えやすくなります。
ただし、質問に質問で返すような答え方は嫌われます。
面接官に「どのくらい稼げますか?」と聞かれたのに「逆にどのくらい稼げるんですか?」と聞き返すのはマナー違反です。
質問は一旦受け取り、「学費にしたいのでなるべく多く稼ぎたいです。どのくらい稼げますか?」と言うよな聞き方をしてください。
遠慮してバイト先に合わせる必要はない
「どのくら稼ぎたい?」と同じように「どのくらい欲しいですか?」と聞かれる場合もあります。
どちらも同じような意味合いになりますが、「どのくらい欲しいですか?」と聞かれた方がより困りますよね。
もらえるならいくらでも欲しいし、高ければ高いほど良いです。
だからといって、欲しい金額を伝えるとお金に汚いように思われそうで、正直に言えない人も多いのではないでしょうか。
あまりにも高すぎる金額を伝えるのは駄目ですが、必要な金額があるなら正直に答えるのが大切です。
遠慮して低めに答えたり、「他の人と同じぐらい稼ぎたい」と答えるのは消極的すぎます。
場合によっては「やる気がない」と疑われて、不採用になってしまうでしょう。
雇ってもらうからといって遠慮する必要はありません。あなたが希望する金額を答えるようにしてください。
まとめ
バイト面接で「いくら稼ぎたいですか?」と聞かれるケースは多いです。
急に聞かれてパニックにならないためにも、しっかり準備するようにしてください。
稼ぎたい金額を決めてから応募したほうが良いね
バイトの面接で「いくら稼ぎたいですか?」と聞くのは、主に働ける日数を知るためです。
金額からどのくらいシフトに入れるかを予測し、希望が一致するかを判断します。
適当な金額を伝えてやる気がないと思われないためにも、明確な金額を答えられるようにしてください。
想像より少し高めの金額にし、具体的な理由も添えれば印象が良くなります。
遠慮せずに欲しい金額を伝え、一生懸命働くことをアピールすれば、好感をもってもらえるでしょう。