バイト中にやることもなく暇な時間があると、何をしたら良いか困りますよね。
ぼーっと突っ立っているわけにもいかないので、バイト仲間と何か話をしたいところですが、口下手だと会話に困ります。
何を話せばいいかわからない…
バイト仲間といってもそれほど親しくない相手だと、何を話せば良いか悩みます。
適当な話をしてすぐ会話が終わったら気まずいし、変な空気が流れないか心配です。
たとえ雑談であったとしても、できるだけ相手が興味のある話題を出して、楽しく会話したいですよね。
実は、あまり親しくない相手でも会話を続けることができる「定番ネタ」というものがあります。
定番ネタを用いることで、会話が苦手な人でも話が続けやすくなり、適度な時間つぶしをすることができます。
口下手でバイト仲間と何を話していいかわからないという人は、ぜひ今回ご紹介する定番ネタを活用してください。
1)仕事の話をする
バイト先での会話に困ったときは、仕事の話をするのが無難です。
仕事の話であれば、親しくないバイト仲間とも話をすることができます。
仕事のやり方や商品・サービスについて尋ねたり、店内やお客さんのことなどを話してください。
仕事のことであれば相手も経験があるため、同調してもらいやすいです。
仕事の話をしていく内に、知らなかったことや誤解していたことが判明する場合もあります。
親しくない相手でも、会話がすぐに終わることはないでしょう。
また、仕事の話をしているのであれば、周り見て雑談しているようには思われません。
急にお客さんが来たとしても、焦らず対応することができるでしょう。
2)地元の話をする
コンビニや飲食店のバイトであれば、主に近隣に住む人が働いています。
地元に関する話をすることで、会話が成立しやすいです。
たとえば、地元にある名所や公共施設の話をするとします。
どんな場所かイメージできるため、会話が一方通行になりません。
「あそこはいつも人が多い」とか「あそこで変な帽子を被った人を見た」など、地元あるあるネタをきっかけに、話が広がるでしょう。
また、近所にある飲食店や美容室などの話をするのも定番です。
どこそこのお店が良かった・良くなかったなど、お店の批評をすることで、情報交換にもなります。
他の地域から働きに来ている場合でも、土地勘を学べば仕事にも良い影響を与えます。
通勤時に気になる場所を見かけたら、バイト仲間に聞いてみましょう。
3)学校の話をする
あなた(または話し相手)が学生であれば、学校の話をしてください。
学校の話なら誰もが経験しているため、共感してもらいやすいです。
学校近くのバイト先であれば、同じ学校の生徒が働いている場合も多いため、話を合わせやすくなるでしょう。
テストや受験の話から、部活やサークルの話、学校にいる面白い生徒や先生の話など、学校に関する様々なネタがあります。
「今日はこんな事がありました」といった感じで話し始めれば、会話に困りません。
話し相手が年上であれば、就職や進学について相談しても良いでしょう。
4)時事ニュースの話をする
ニュースは基本的にみんなが関心のあることを取り上げているため、どんな人でもネタとして扱うことができます。
ニュースといっても政治や経済など難しい話ではなく、季節やイベントに合わせた話で構いません。
たとえば、春なら「花見に行きました?」とか「ゴールデンウィークはお客さんが多いですかね」など、イベントに絡めた話題を出すことができます。
夏なら「毎日暑いですね」という出だしから、エアコンの話、アイスの話、海水浴の話など、涼み方に絡めた会話をすると共感してもらえます。
単に季節の話をするのではなく、タイムリーな時事ニュースを絡めることで、会話が成立するでしょう。
5)趣味の話をする
スポーツ、音楽、ゲーム、料理、旅行など趣味に関する話も定番です。
あなたが好きなスポーツ選手やアーティストの名前を出して、相手に興味があるか聞いてください。
たとえば、お店で流れている有線を参考に「このバンド好き?」とか「この曲よく流れているね」と言って、音楽の話に誘導することができます。
あるいは「この前の休みどこか行きました?私は野球を観に行ってきました」などと切り出して、相手に興味があるか探ることもできます。
共通の趣味が見つかると話が盛り上がるし、次からの会話にも困りません。
バイト仲間と一緒に働くのが楽しみになるでしょう。
ただし、団体スポーツの話は注意が必要です。
それぞれ応援しているチームが異なると、対立してしまう場合があります。
一方に肩入れせず、熱く語りすぎないように注意しましょう。
6)食べ物の話をする
飲食店のバイトであれば、食べ物に関する話をしてください。
基本的に食べることが嫌いな人はいないため、話を切り出しやすいからです。
お店で出している料理をきっかけに、どんな食べ物が好きなのか?昨日・今日は何を食べたのかなど、話を広げることができます。
美味しかったお店の情報を聞ければプライベートでも役に立ちます。
仲が良くなれば、一緒に食べに行く日もあるかもしれません。
コンビニバイトであれば、お店で売っている弁当やお菓子を見せて「これ食べた?」と話を切り出しても良いです。
好きな食べ物の話は意外と熱く語れるものです。
美味しい物好きな人は、話し相手に何が好きか聞いてみましょう。
7)過去のバイトの話をする
過去のバイト体験談は他人の興味を惹きやすいです。
同じアルバイト同士ですから、「バイトをする」という行動に関心が高いからです。
過去に体験したバイトの思い出話や失敗した話をきっかけに、僕も私もとそれぞれの体験談を語り合うことができるでしょう。
実際にバイトをしていなかったとしても、興味があるバイトなら話のネタとして十分通用します。
たとえば、「ファミレスのバイトって家族連れが多くて忙しそうだけど、実際どうなのかな?」と、話を振ったとします。
話し相手にファミレスバイトの経験があるなら教えてくれるし、無ければ想像で語り合うこともできます。
自分がやっているバイト以外の話をするのも、気分転換になって良いものです。
今のバイトで話すことがないときは、過去のバイト話をしましょう。
話すと面倒になるNGネタとは
定番ネタとは反対に「このネタを扱ってはいけない」というNGネタも存在します。
家族や仲の良い友達なら共感してもらえても、仕事上の付き合いであれば避けたほうが無難です。
誤ってNGネタを取り上げてしまったがために、誤解されたり険悪な雰囲気になってしまうかもしれません。
バイト仲間と喧嘩しないためにも、NGネタは避けるようにしましょう。
店長や上司の悪口を言う
ストレス発散のために、店長や上司の悪口を言ってしまいがちです。
悪口は共感を生みやすいため、つい口走ってしまう人もいるでしょう。
しかし、バイト先で悪口を言うのは禁物です。
どこで誰が聞いているかわからないし、話し相手が告げ口する可能性もあります。
相手が笑いながら聞いてくれたとしても、安心してはいけません。
悪口を言い続けることで、あなたの評判を落としてしまうからです。
店長や上司だけでなく、他のバイト仲間や社員さん、お客さんなどの悪口も言わないようにしてください。
お金の話をする
貯金や副収入、株や投資など、お金の話をしないでください。
時給やバイト代の話をするぐらいなら良くても、具体的な話をすると生々しくなるからです。
誰もがお金については関心があるし、欲しています。
お金に対する価値観は人それぞれであり、お金の話は人間性が現れます。
お金の有り無しで力関係を測ろうとする人もいるため、安易に話題に出すのは良くありません。
もちろん、借金の話をするのも駄目です。
バイト先でのお金の貸し借りはご法度であり、周りから嫌われます。
お金の話はデリケートな話題になるため、できるだけしないようにしましょう。
政治や宗教の話をする
人それぞれ信仰しているものは異なります。
特に政治や宗教の話は争いの種になりやすく、むやみに話題にしない方が良いです。
よくあるのが時事ニュースをしようとして、政権批判に繋がるような発言をしてしまうことです。
「消費税アップして大変だね」程度なら良いのですが、「○○党の××さんが駄目だから大変だ」などと特定の団体・人物を話に出すのは良くありません。
相手がその団体・人物を支持しているなら反論してくるし、逆に他の団体・人物を支持しているなら同調して語気も強くなります。
どちらにしろリスクが高いため、バイト先で政治や宗教の話をしないようにしましょう。
自慢話をする
自慢話は一方的になりやすいので、なるべくしないようにしてください。
成功体験や得した話を相手にしても、経験がないと共感しづらいからです。
聞かされる方は「凄いですね」「良かったですね」と言う他なく、受け身を強いられます。
自身は何も得ることがないため、ストレスを与えてしまうでしょう。
特に、年配の人は注意が必要です。
若者と話が合わないからといって、過去の栄光を自慢気に語ると嫌悪されかねません。
嬉しかったことを誰かに聞いて欲しい気持ちはわかりますが、できるだけ話を短く切って、長々と続けないようにしましょう。
容姿の話をする
顔や体型など、容姿に関する話をしないでください。
たとえ褒めるつもりでも、相手の気分を害すおそれがあります。
人は自分の外見に対してさまざまな感情を持ち、不安を抱えているものです。
容姿の話題を出すことで、相手に不快な思いをさせ、傷つけるかもしれません。
特に男性が女性に容姿の話をすると、セクハラに取られる場合もあります。
ルッキズムだと思われないためにも、容姿の話はしないようにしましょう。
会話は共感が大切
以上、バイト先での会話で使える7つの定番ネタとNGネタをご紹介しました。
どのネタもバイトのみならず、家族や恋人、友人などとコミュニケーションをとる際に使えます。
ただし、どんなネタであっても一方的に話すのではいけません。
あなたは楽しく会話をしているつもりでも、相手がその話題に共感できなければ苦痛を与えるだけです。
自分だけ一方的に話すのではなく、相手にも話すタイミングを与え、言葉のキャッチボールができるようにしてください。
会話は共感が大切です。
共感してもらえそうなネタを振り、相手の反応を見つつ、会話を広げていくのが大切になります。
相手の反応を見ながら雑談すれば、バイト中の暇な時間も楽しく過ごせるでしょう。
まとめ
バイト仲間と接するときは、何を話せばいいか悩みます。
暇になったときに困らないためにも、あらかじめ会話のネタを用意するようにしましょう。
お互い学生だと学校の話はしやすいね
同年代のバイト仲間と会話するときは、学校の話や地元の話が無難です。
お互い共通した話題であるため、長い沈黙を避けられます。
目上の人と会話するときは、仕事の話や時事に関する話がおすすめです。
わからないことを尋ねるだけでも、相手に感心してもらえるでしょう。
自分から声をかけるのは勇気がいるし、恥ずかしいかもしれません。
しかし、積極的に話しかければ徐々にコミュ力は上がっていきます。
何度も会話を重ねることで、口下手も直り、交友関係が広がっていくでしょう。