バイト先が服装自由だった場合、どんな服装で行ったら良いか迷いますよね。
服装自由ってどこまでOKなの?
店長から「普段着でいいよ」「エプロン以外は自前でお願い」などと言われても、どこまでOKなのかわかりません。
仕事にふさわしくない格好をすると怒られそうだし、判断基準が難しいです。
できれば「これならOK」という目安が欲しいですよね。
そこで今回は、服装自由のバイトではどんな服装が適しているのか、何を着ていけば問題ないのかについてご紹介します。
バイト先に着ていく服でお悩みの方は、ぜひご参考ください。
服装自由のバイトとは
制服を着て働くバイトと、私服のまま働くバイトがあります。
接客業では、コンビニ、塾講師、個人経営の飲食店、アパレル店員などは私服で働くことが多いです。
接客業以外だと、工場の軽作業、イベント設営、郵便局の仕分けなどは私服のまま働くことが多いです。
実際のところ、どこまで自由なのかはバイト先によって異なります。
どんな格好でもOKな場合もあれば、髪は染めてはいけないとか、アクセサリーは時計のみという場合もあります。
大まかなルールは決められているものの、「こんな格好をしてください」と言われることが少ないため、何を着ていけばいいかわかりません。
服装自由といっても何でも良いわけではないので、服選びが難しくなるでしょう。
服装自由なバイトのメリット
服装自由のバイトには、次のようなメリットがあります。
お金がかからない
服装指定があると、仕事着を用意するのに買う必要があります。
お金が欲しくてバイトを始めるのに、何かと費用がかかるのは嫌ですよね。
その点、服装自由のバイトであれば、持っている服を着ることができます。
あらためて購入する必要がないため、出費を抑えられるでしょう。
着替えなくても良い
服装自由のバイトでは、仕事のために着替える必要がありません。
自分の好きな服装で働くことができるので、着替える手間が省けます。
通勤時の服装のまま働き、そのまま仕事に取り組んで帰宅できます。
着替えの時間がないことで、遅刻する可能性も減るでしょう。
モチベーションが上がる
服装にこだわりがある人は、服装自由だとモチベーションが上がります。
自分の好きな服装で働けるため、テンションが上がってやる気になるからです。
センスの良い服装をしていれば、バイトで注目を浴びるかもしれません。
自分らしさを表現できることで、仕事にも身が入るでしょう。
服装自由なバイトのデメリット
一方、服装自由のバイトにはデメリットもあります。
服選びが大変
服装自由のバイトだと、服選びが大変になります。
いつも同じ服を着るわけにはいかないし、変な格好をしてバイト仲間にダサいと思われると困るからです。
だからといってバイトのために買うのはもったいないし、お金がいくらあっても足りません。
仕事で汚れたり破損する可能性もあるため、毎日の服選びが大変になるでしょう。
統一感に欠ける
服装自由のだと自分の好きな服を着ていくことができますが、職場の統一感は欠けます。
職場全体の一貫性が損なわれ、お客さんに対するイメージが定着しないからです。
たとえば、あなたはカジュアルな服装をしているのに、他の人はフォーマルな服装をしていると、見た目に統一感がありません。
仕事の印象や関係性に悪影響を与え、チームワークにも影響するでしょう。
安全性の問題
特定の職種や業界では、服装自由だと安全性の問題もあります。
安全に配慮した服装ではないと、事故や怪我のリスクがあるからです。
たとえば、建設現場や工場では、安全靴や防護服が必要とされています。
服装自由だと安全面を怠り、危ない目に遭うかもしれません。
安全に配慮した服装は知識が必要になるため、服選びが難しくなるでしょう。
服装自由でも何でも良いわけではない
服装自由とアピールされているバイトでも、何でも良いわけではありません。
バイト先のTPO(時と所と場所)に応じた服装が求められます。
たとえば、接客バイトはお客さんから見てふさわしい格好をする必要があります。
大きなアクセサリーを付けていたり、短いスカートを履いたりしていると、「チャラチャラしている」と思われ、避けられてしまうでしょう。
肌の露出が多い服や、ダメージジーンズのような汚れた服を着るのも印象が悪くなります。
不快感を抱くお客さんもいるため、できるだけ清潔感を意識した服装をしてください。
接客以外のバイトなら服装はさらに緩くなりますが、作業をするのにふさわしくない格好はNGです。
商品を傷つけないようにアクセサリーは控え目にして、動きやすい服装にしましょう。
人目に触れないからといって、ラフすぎる格好も考えものです。
ノースリーブではなく袖のある服にしたり、サンダルではなく靴を履くようにしてください。
服装自由なバイトといっても、文字通り受け取ると失敗するだけです。
バイトの種類に応じた服装ができるように心がけましょう。
接客バイトにおすすめの服装とは
接客が必要なバイトでは、お客さんの目を気にした服装をしてください。
明るい色や派手に見える服装は控え、できるだけ清潔感を感じさせる服装を心がけましょう。
襟付きシャツが無難
接客バイトのトップスは、襟付きシャツを着るのが無難です。
襟付きシャツならフォーマルな印象を与えるため、お客さんの印象が良くなります。
コンビニバイトの場合、上にはおるユニフォームがあり、中に着る服とズボンが自由です。
中に着る服は見えることがないので何を着てもOKですが、パーカーなどフード付きで厚みのあるものだとごわついてしまいます。
見栄えが悪く、動きにくくなるため、薄手のTシャツなどシンプルなものにしておいた方が良いでしょう。
ズボンだと動きやすい
ボトムスはズボンだと動きやすいです。
スカートや短パンでは動きづらくなり、仕事に支障がでるからです。
ズボンも様々な種類がありますが、ストレートパンツなら立ったり座ったりしやすくなります。
コンビニやアパレルであれば、ジーンズ(デニム)でも良いでしょう。
白×黒のコーデがおすすめ
トップスに白系・ボトムスに黒系のコーディネートがおすすめです。
トップスが白いと明るい印象を与え、清潔感があります。
反対に、ボトムスを黒、茶、紺など落ち着いた色を選ぶことで、スッキリした印象を与えます。
また、掃除や品出しで汚れてしまう場合があります。
白い服だと汚れが目立ちやすいため、作業によって暗めの色にしましょう。
アクセサリーは付けない
接客バイトでアクセサリーはつけないでください。
ピアスやネックレスをしていると、「チャラチャラしている」と不快感を持つお客さんもいます。
指輪やブレスレットも作業の邪魔になるため、外す方が良いでしょう。
スニーカーだと動きやすい
靴はスニーカーだと動きやすいです。
女性ならパンプスでも良い場合もありますが、動きやすさを重視してスニーカーの方が良いでしょう。
少しオシャレにこだわりたいなら、靴屋さんに売っているブランドもののスニーカーだとテンションが上がること間違いなしです。
靴元は案外見られているため、ボロボロな靴は履かないようにしてください。
接客以外のバイトでおすすめの服装とは
接客が必要ではないバイトの場合、お客さんの目を気にしなくても良いので、自由度は高まります。
たとえば、工場や荷物の仕分けするバイトは、服装をうるさく言われません。
髪型やアクセサリーも自由な場合が多く、好きな格好ができます。
ただし、あまりにも個性的だと動きづらくなります。
髪が長い人は結んだ方が良いし、ピアスも小ぶりな方が良いでしょう。
重たいものを持ったり危険な作業をする時は、露出が少ない服にしておいた方が安全です。
夏でも半袖ではなく、長袖を着るようにしてください。
作業場所や作業内容によっては、温度が極端に高かったり低かったりする場合もあります。
どのような環境で働くのか事前にチェックして、適切な服装選びをしましょう。
作業しやすい服装だと、Tシャツやカットソー(冬ならスウェットなど)にジーンズやストレッチパンツが無難です。
もし、地味に感じるのであれば、ワンポイントでこだわりを入れてください。
女性なら髪をポニーテールにすると、すっきり可愛く見せられます。
トップスを少し大きめにして、ボトムスはスキニーなど細身のパンツにすると、オシャレに見えるでしょう。
アパレルバイトは先輩の服装を参考にする
服装自由なバイトの中でもアパレルは特に難易度が高いです。
アパレル店員はお店の顔であるため、ダサい格好はできません。
お店の雰囲気やターゲットとする年代に合わせた服装が求められるでしょう。
とはいえ、どんな服装にすれば良いか悩みますよね。
お金があればお店に飾っている服をマネキン買いしても良いですが、毎日のことになると大変です。
服装選びに迷ったときは、先輩の服装を参考にしてください。
先輩はこれまで働いていた経験から、どんな服装をすれば良いかポイントを理解しています。
先輩に直接「どんな服を着れば良いですか?」とか、「いつも可愛い服を着ていますが、どこで買ったのですか?」と聞けば、教えてくれるでしょう。
ただし、上から下まで先輩の真似をしてはいけません。
先輩と服装が被ってしまうと、迷惑をかけてしいまいます。
先輩がピンクや黄色の服を着てくるのであれば、オレンジや赤系など少し色味が違う服を選ぶようにしてください。
白系の服はどんなシーンでも清潔感がある一方、被りやすくなります。
トップスは白でもボトムスは黒など、上下で変化をつけると無難にまとまります。
アパレルバイトは個性的な服装をすると目立ちますが、あくまで主役はお客さんです。
お客さんを引き立てるためにも、派手すぎない服装を心がけましょう。
高校生なら学生服でもOK
高校生であれば、学校の制服でバイトをしても構いません。
学校が終わってから学生服のままバイト先に行き、そのまま働くという場合もあります。
学生にとって学生服はフォーマルな格好であり、世間体も良いです。
接客バイトでもお客さんから非難されることはないでしょう。
ただし、学生服でバイトをする場合、汚れには気をつけてください。
汚れやすい仕事をすると、明くる日の学校に着ていく服がなくなります。
上着は脱いでシャツやブラウスで働くとか、女性ならスカートからズボンに履き替えるなどして、できるだけ学校に影響が出ないようにしましょう。
また、学生服の着方にも注意してください。
シャツがズボンから出ていたり、スカートが短すぎると不格好に見えます。
学校で流行っている着こなしがあったとしても、バイト先では違います。
学生服でバイトに行く際は、一旦服装を整えてから出勤しましょう。
服装自由でも面接では注意
求人には服装自由と書かれていても、面接に行くときは注意が必要です。
どんな服装でも大丈夫だと誤解して好きな格好をすると、不採用になる可能性があります。
バイトの面接では、第一印象が肝心です。
たとえ服装自由のバイトであっても、私服のイメージが悪ければ採用されることはありません。
面接ではバイト先の職種や業種に合わせて、場違いにならないような格好を心がけましょう。
まとめ
服装自由のバイトについて、どのような身だしなみをすれば良いかご紹介しました。
服装自由であっても、なんでも良いわけではありません。
清潔感を重視して、他人に不快な思いをさせない身だしなみを心がけましょう。
どんなバイトでも清潔感を意識した方が良いね
接客バイトなら襟付きシャツやストレートパンツなどシンプルな服装にすると無難です。
お店のイメージを壊さないように、派手な服装は避けるようにしてください。
接客以外のバイトなら動きやすさを重視して、Tシャツやジーンズなど作業の邪魔にならない服装を選びましょう。
たとえオシャレがしたくても、「仕事をしに行く」という目的を忘れないことが大切です。
地味で目立たない服でも清潔感を意識していれば、ダサいと思われることはありません。
服装自由でもある程度そのバイトに相応しい格好は決まっています。
バイトに合った服装を心がけ、気持ちよく働きましょう。