バイト中にトイレに行きたくなっても、すぐに行けない場合があります。
忙しいと行きづらい
人気のお店だと、ピークの時間帯はトイレに行く暇もないぐらい忙しくなります。
「トイレに行ってチームワークを乱したくない!」という気持ちから、休憩や仕事終わりまで我慢してしまう人も多いでしょう。
しかし、生理現象のため、ずっと我慢し続けるのは難しいです。
どうしてもトイレに行きたくなった場合、どうしたら良いのでしょうか?
そこで今回は、人に聞きづらい「バイト中のトイレ事情」についてご紹介します。
「バイト中にトイレに行きたくなったらどうしよう…」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
トイレに行きたくても行けない理由
時給で働くバイトは、働いた時間に対してお金が支払われます。
バイト中は安易に休憩を取ることができず、シフトの時間まできっちり働くことが求められます。
法律的にはトイレに行くぐらいの短い時間は休憩に値しないため、尿意を感じたらトイレに行っても構いません。
しかし、現実問題としてなかなかトイレに行きづらいというのが実情です。
仕事中に自分だけ抜けるとバイト仲間に迷惑を掛けるし、接客中であればお客さんを待たせます。
販売や営業の仕事であれば、お客さんと話をしている最中に抜けるわけにはいかず、責任問題になりかねません。
たとえトイレに行けたとしても、今度は周りの目が気になります。
何度も行ったり時間がかかったりすると、「トイレでサボっているのではないか?」と疑われることもあります。
そのため、トイレに行きたくても行けない人が多く、トイレが近い人にとって悩みのタネになっています。
トイレに行きたくなった時の対処法
トイレに行きたくなる気持ちは生理現象のため、なかなか止めることはできません。
しかし、自分がトイレに行くことで周りに迷惑をかけるのではないか?と感じ、我慢している人も多いでしょう。
そんな時にどうやってトイレに行けば良いか、対処法をご紹介します。
責任者に相談する
どうしてもトイレに行きたくなった時は、責任者に相談してください。
店長や上司に「すみません、お手洗いに行っても良いでしょうか?」と許可をもらうのが大切です。
接客バイトならお客さんに悟られないために「3番行ってきます」などと隠語で呼ぶ場合もあります。
よほどのブラックバイトでもない限り、責任者に相談すればトイレに行かせてもらえるでしょう。
ただし、お店が混雑して息つく暇もない状態であれば、「もう少し我慢して」と言われる場合もあります。
一息つくまで様子を見て、余裕ができたときに行くようにしましょう。
バイト仲間と協力する
トイレに行っている間は仕事が中断するため、バイト仲間の協力が不可欠です。
事前にバイト仲間と相談し、トイレに行きたくなった時はどうするか決めておきましょう。
たとえば、コンビニバイトの場合、レジが主な持ち場になります。
お客さんが会計をするために、迅速に対応しなければいけません。
もし、自分がレジにいてトイレに行きたくなったときは、バイト仲間に相談してください。
少しだけレジを代わってもらえば、トイレに行くことができます。
飲食バイトでウェイトレスをしているのであれば、「○番テーブルに(料理)を出してください」とお願いし、その間に行きましょう。
バイト仲間に引き継いでからトイレに行けば、お客さんに迷惑がかかりません。
普段からバイト仲間と協力して、トイレに行きやすい環境を作っておけば、より働きやすくなるでしょう。
裏方の仕事をする
お客さんの前に出て接客をしなければいけないときは、なかなかトイレに行きづらいです。
もし、トイレに行きたくなったときは、掃除や品出しなどに切り替え、裏方の仕事をするようにしてください。
裏方の仕事をしていれば、バックヤードに戻った際にトイレに行くことができるし、お客さんにも迷惑をかけません。
裏方の仕事は汚れたり重いものを持ったりする場合があり、やりたくない人も多いです。
裏方の仕事をしても文句を言われることはないし、むしろありがたがられるでしょう。
お客さんに相談する
早朝深夜に一人で勤務している場合、トイレに行きたくなると困りますよね。
あなたがトイレに行くと店に誰もいなくなり、お客さんに迷惑をかけます。
もし、一人で働いているときにトイレに行きたくなったら、思い切ってお客さんに相談してください。
お客さんに迷惑がかかりますが、我慢し続けて漏らすよりマシです。
常連のお客さんであれば、事情がわかっているため、少しの間待ってくれるでしょう。
仮に販売員として接客している最中でも、どうしてもトイレに行きたいときはお客さんに相談するのもありです。
あなたの顔色を見れば、お客さんも事情を察してくれます。
トイレに行って体調を整えた後は、お礼を言うことを忘れないようにしましょう。
無断でトイレに行くのはNG
どうしてもトイレに行きたいからといって、無断で行くのはNGです。
バイト仲間やお客さんに迷惑がかかるため、絶対にやってはいけません。
バイトを始めたばかりの頃は、どうしたら良いかわからず、無断で持ち場を離れてしまう人もいますが、勝手な行動はみんなに迷惑がかかります。
「○○さんがいない!?どこに行った?」と騒ぎになるし、下手すると仕事放棄だと疑われ、信用を失ってしまいます。
たとえ急な便意・尿意を感じたとしても、必ず誰かに伝達してから行くのがマナーです。
恥ずかしいからといって、くれぐれも無断で行くようなことはしないようにしましょう。
勤務前にトイレに行っておく
バイト中にトイレに行くことがないように、勤務前にトイレに行ってください。
勤務状況によっては、どうしても行けないという場合があります。
バイト前に水分補給したのに、「今日は大丈夫だろう」と過信してはいけません。
事前にトイレに行っておくことで、バイト中に突然トイレが行きたくなる事態を避けることができるでしょう
なお、バイトに行く2~3時間前に利尿作用がある飲み物は避けてください。
コーヒーや紅茶、緑茶やウーロン茶など、カフェインが含まれる飲み物は利尿作用があるため、トイレが近くなります。
砂糖や人工甘味料を含む甘いドリンや、酸味の強い柑橘系のフレッシュジュースも膀胱を刺激し、トイレが近くなりやすいです。
食事を摂る際もできるだけ軽いものにしておけば、バイト中のトイレを避けられます。
バイト前に飲食を制限し、勤務前にトイレに行っておけば、安心できるでしょう。
トイレに行きやすいバイトとは
バイトの中にはトイレに行きやすいバイト・行きづらいバイトがあります。
トイレに行きやすいバイトであれば、トイレが近い人でも安心です。
そこで、トイレに行きやすいバイトをご紹介します。
トイレの心配がある人は、トイレに行きやすいバイトを選びましょう。
接客以外のバイト
トイレが近い人におすすめなのが、接客以外のバイトです。
コンビニや飲食店など、接客が必要なバイトはお客さんの対応があるため、どうしてもトイレに行く時間を作りにくいです。
しかし、工場のライン作業やイベント設営など、接客を伴わないバイトの場合、責任者に許可を得ればトイレに行かせてもらえます。
トイレの心配がある人は、接客をしないバイトを選ぶようにしましょう。
事務系のバイト
データ入力や経理など、事務のバイトはお客さんと接する機会が少ないため、比較的自由にトイレに行けます。
来客があった時や電話応対をしている間は行くことができませんが、それ以外であれば上司や同僚に「トイレに行ってきます」と、ひと声かければ行くことができるでしょう。
事務系のバイトは机に飲み物を置いていつでも飲むことができるし、気分転換でトイレに行く人も多いです。
トイレに行きやすく、自由度が高いバイトだと言えるでしょう。
大人数が働いている
人数の少ない職場だとぎりぎりの人数で回しているため、一人がトイレに行くと仕事が回らなくなってしまいます。
反対に大人数が働く職場であれば、一人がトイレに行っても目立たないため、それほど問題にはなりません。
飲食店のバイトであっても、大人数が働く職場であれば、トイレに行けるタイミングは多いです。
誰かがフォローしてくれるため、トイレに行っても怒られることはありません
バイト探しをする際は、スタッフの数や規模がどのくらいなのか確認しましょう。
一人きりになれる仕事
ドライバーやポスティングなど、一人でするバイトもトイレに行きやすいです。
いちいち誰かに許可をもらう必要がないため、自分の意思で行くことができるからです。
清掃員のバイトであれば、トイレ掃除をするついでにトイレを利用することもできるでしょう。
ただし、誰も見ていないからといって頻繁にトイレに行っていると、作業が滞ります。
その日のノルマを達成できなくなるため、注意しましょう。
バイト中のトイレに関する疑問
今回ご紹介した方法以外にも、バイト中のトイレに関する悩みは尽きません。
トイレに行くことは、人間の生理現象として仕方がないことだからです。
とはいえ、なかなか人に相談できないので、どうすれば良いかわかりません。
そこで、バイト中のトイレに関するよくある疑問についてご紹介します。
トイレ中でも時給は発生する?
通常、休憩時間には時給が発生しませんが、トイレ中は時給が発生します。
これは、トイレのような短時間の離席が、休憩として扱われないためです。
もしトイレに行っただけで給与が減額されるようなことがあれば、それは違法行為であり、労働者の同意なしに勝手に引かれることはありません。
ただし、必要以上にトイレに長時間こもったり、頻繁にトイレを利用することは問題となる可能性があります。
店長がそれを休憩と見なして給料から引くことも考えられるため、注意しましょう。
トイレは何分まで許される?
トイレ休憩で持ち場を離れるときは、なるべく短時間で戻ってください。
男性なら5分程度、女性でも10分以内が目安になります。
もし、生理や腹痛でトイレにこもらなければいけないときは、事前に伝えておくと安心です。
きちんと断ってからトイレに行けば、サボってるようには思われないでしょう。
トイレでスマホをいじるのは駄目?
バイト中にトイレに行ってスマホをいじるのは駄目です。
スマホを仕事で使用する場合を除き、個人的なスマホ利用は禁止されています。
トイレでスマホをいじっているのがバレたら、次は行かせてもらえないかもしれません。
たとえ時間を見る目的でも、スマホは操作しないほうが良いでしょう。
トイレにこもるとサボりだと思われる?
バイト中にトイレに長時間こもると、サボっていると思われる可能性があります。
その理由は、トイレにいる時間が長くなることで、業務に支障をきたす場合があるからです。
個人差はありますが、過度に長時間トイレを使用することは、他のスタッフや業務に迷惑をかける可能性があります。
もし、生理や腹痛などの理由で頻繁にトイレを利用しなければならない場合は、店長に相談するようにしてください。
店長の許可を得たうえでトイレを利用すれば、状況を理解してもらえるでしょう。
バイト中のトイレを禁止されたらどうする?
勤務中にトイレに行くことを禁止するアルバイト先がありますが、これは重大な問題です。
トイレに行きたくなるのは生理現象であり、それを禁止することはパワハラ行為と見なされる可能性があります。
さらに、トイレに行く時間を許可しないことは、労働基準法に違反する可能性もあるため、そのような職場は辞めたほうが良いでしょう。
ただし、業務の内容や担当している仕事によっては、すぐにトイレに行くことが難しい場合もあります。
業務が立て込んでいる際に持ち場を離れることは、職場放棄だと見なされても仕方ありません。
トイレ禁止の方針は状況によって異なるため、その場の状況をよく見極めて判断するようにしましょう。
まとめ
バイト中にトイレに行きたくなったときは、まず店長や上司に相談することが大切です。
きちんと許可をもらってから、堂々とトイレに行くようにしてください。
悩む前に相談することが大切なんだね
体質的にトイレが近い人もいれば、バイトになると緊張して尿意を感じやすくなってしまう人もいます。
いつトイレに行きたくなるかわからない状態では、気になってバイトに集中できないし、ミスも多くなるでしょう。
普段からトイレが近いという人は、あらかじめ責任者やバイト仲間に伝えてください。
トイレについて理解してもらえれば、サボってるようには思われません。
相談する前は恥ずかしいですが、トイレに行きたいという感情はみんなが持っています。
恥ずかしがらずに伝えて、我慢せずにトイレに行くようにしましょう。