明日はバイトだというのになんだか熱っぽくて風邪をひいたかもしれない、ということはないでしょうか。
熱を測ったら38度もあった…
人間ですから、急に風邪をひいて熱が出てしまうこともあります。
早く病院に行って治したいところですが、バイトがあると休みにくいですよね。
もしかしたら、前日に休ませてほしいというのはお店の迷惑になるかもしれない、と心配になる気持ち、わかります。
しかし、無理をしてバイトをしても症状が悪化する可能性があります。
風邪ではなく、インフルエンザや新型コロナウィルスなら大変です。
バイト仲間やお客さんに移してしまう可能性もあるのです。
急にバイトを休むのは迷惑がかかるかもしれませんが、熱があって体調が悪いなら休んだほうが良いです。
もし、「バイト先の人に怒られるかもしれないから、なかなか言いづらい」と不安な方は、今回の記事を参考に、伝え方を工夫してください。
風邪でバイトを休む判断とは
風邪には症状の軽いものから重いものまであり、人によって体調の変化も異なります。
そのため、バイトを休むほどの風邪なのか、働いたほうが良いのか判断がつきません。
しかし、一般的な認識として以下の症状が挙げられます。
・38度以上の発熱がある
・咳がひどい
・鼻水、鼻詰まりがある
・定期的にくしゃみをする
・関節が痛い
このような症状であれば、まともに働くことはできません。バイトを休んで病院に行ったほうが良いです。
特に飲食店であれば衛生管理が求められるため、風邪をひいているスタッフを働かせるのは問題があります。
もし、あなたが飲食店で働いているなら、上記の症状が出た時に相談をすれば、休ませてもらいやすいでしょう。
一方で、少々の風邪なら働くべきだという雇用主もいます。
風邪薬を飲んで、咳やくしゃみがあるならマスクをし、定期的に鼻をかめば働けると思っています。
特に接客業ではない場合、お客さんと接することはないので「風邪ぐらいで休むな!」と怒られるかもしれません。
風邪で辛いのに、その上怒られたら精神的にもショックですよね。
怒られるのが怖くて休めないという人もいるでしょう。
どちらにしても、あなた自身の体調を最優先してください。
自己判断でまともに働くことができないと感じるなら、素直にバイトを休んだ方が良いです。
無理に働いても、風邪の治りが遅くなるし、重症化したら大変です。風邪だといって甘く見てはいけません。
たとえ怒られても風邪で働けないと判断した時は、休ませてもらいましょう。
体調不良に気付いたら即連絡する
体調不良を自覚しているのに、「寝たら治るだろう」と楽観視していませんか?
症状が軽ければ寝て治ることもありますが、発熱があったり、咳や喉の痛みがある時は、すぐに回復することはありません。
安易に考えているとバイト当日になっても症状は治まらず、逆に酷くなっているかもしれないのです。
体調不良に気付いた時は、できるだけ早くバイト先に連絡しましょう。早ければ早いほど、代わりの人を探しやすくなるし、迷惑がかかりません。
風邪で休む時の電話の仕方
風邪でバイトを休むときは、必ず電話をして伝えるようにしてください。
電話なら確実に店長や上司に伝わるし、休む理由を説明することができるからです。
風邪でしんどいからといって、連絡しないのは駄目です。無断欠勤だと思われます。
電話で話せないほど辛いのであれば、家族にお願いしてください。
どんな理由があるにせよ、前日に連絡するのは迷惑がかかります。
できるだけあなた自身が電話をして、風邪で休みたいと伝えましょう。
電話連絡のポイント
風邪でバイトを休みたい時は、正しく伝えられるかが重要です。ハッキリしない言い方や曖昧な伝え方をすると、ズル休みだと誤解されるかもしれません。
しんどくて頭が回らないかもしれませんが、以下のトーク例を参考に、休みたい理由を正しく伝えられるようにしましょう。
例文)
お疲れさまです。(あなたの名前)です。風邪をひいてしまい、熱が38度あります。申し訳ありませんが、明日のバイトを休ませてください。ここでのポイントは、具体的な情報を伝えるということです。
ただ風邪をひいたと言うよりも、「熱が38度ある」というのは具体的な数値としてわかりやすいです。
大人なら誰もが風邪だと認識する基準です。休みを願い出ても受け入れてもらいやすくなるでしょう。
もし熱はなく、咳や鼻水など風邪症状が酷い場合、以下のように伝えてください。
例文)
お疲れさまです。(あなたの名前)です。風邪をひいてしまい、咳や鼻水が止まりません。明日病院に行きたいので、休ませてもらえないでしょうか?ここでのポイントは「病院に行く」という部分です。咳や鼻水なら花粉症でもあります。花粉症で仕事を休む人は少ないです。
しかし、「病院に行くほど酷い咳や鼻水」ならどうでしょうか?風邪をひいているとイメージしやすいし、症状が酷いと判断できます。
このように、バイト先に休みの相談をする時は、店長や上司が具体的にイメージできるような伝え方をしましょう。
曖昧な言い方はしない
バイトを休みたいと言えば、怒られるかもしれないと思い、曖昧な言い方をしてしまう人がいます。
例えば「風邪をひいたみたいです。もしかしたら明日バイトに行けないかもしれません」というような言い方です。
これでは本当に風邪なのかわかりませんし、バイトに来るのかどうかもわかりません。
また、人手が足りずに困っている店なら「なんとか来れないか?」とか「午後からで良いから来て欲しい」と言われることもあります。
そんな時に「元気だったら行きます」「行けたら行きます」という返事をすると、変に期待させてしまいます。
そもそも電話をしたのは風邪で働けないと自己判断したからです。休むために電話をしたわけです。
いくら電話口で店長が不機嫌であったとしても、休みたいならハッキリ「休ませてください」と伝えましょう。
LINEやメールで連絡するのはNG
風邪でバイトを休みたいからといって、LINEやメールで休む連絡をするのはNGです。
メッセージをすぐ見てもらえるかわからないし、意図が伝わりづらいからです。
バイト用のグループLINE(グループトーク)に投稿すると、誰かが見てくれる可能性はありますが、店長に伝わるかわかりません。
たとえ既読されても返事が来ないと承諾されたかわからないし、落ち着きませんよね。
厳しい店長だと、「LINEで休みの連絡をしてくるのは非常識だ!」と思われる可能性もあります。
確実にバイトを休むためにも、必ず電話をするようにしてください。
代わりの人がいると休みやすい
バイトは少人数でシフトを組んで働く人を決めています。
そのため、一人が休むと全体に影響し、当日の業務に支障を与えてしまいます。
あなたもそのことがわかっているため、なかなかバイトを休むとは言いづらいのでしょう。
そんな時は自分の代わりに入ってくれる人がいないか探してください。
バイト先の仲の良い人に連絡して、事情を説明したら代わってもらえるかもしれません。
あなたが代わりの人を見つけていたら、前日に連絡しても休むことができるでしょう。
「風邪でいけなくなったので、○○さんに代わってもらいました」と連絡すれば良いだけです。
変わりの人を見つけていれば店長から怒られたり、嫌味を言われることもありません。余計な心配をせずに、体を休めることができるでしょう。
今後の対応を伝える
1日だけの勤務なら休みやすいですが、何日も続けてシフトが入っていると休みづらいですよね。
そのような状況で「風邪をひいたから休みたい」と言っても、店長はなかなか承諾してくれないかもしれません。
場合によっては「自己管理できてないからだ!」とか「何日も休むのは許せない!」と怒られるかもしれません。
気持ちよく休ませてもらうためにも、今後どうしようと思っているか伝えましょう。
例えば「これから病院に行って安静にします。熱が下がったら働きますので、様子を見て明日の午前中に連絡します」と伝えてください。
もし体調が回復してきたら2日目から働けますし、まだ調子が悪いなら他の人を探してもらうことができます。
通常の風邪は何日も働けなくなることはないので、店長もシフト変更の目処が立ちやすくなるでしょう。
勤務時間の短縮をお願いする
どうしても代わりの人が見つからないときや、あなたしかできない仕事をしている場合もあります。
あなた自身、なんとか働けるかもしれないと思うのであれば、勤務時間の短縮をお願いしてください。
9時~17時まで勤務するのであれば、午前中だけにしてもらいましょう。
午前中に重要な仕事をして、午後は早退させてもらうのもありです。
あるいは、午前中は病院に行って状態を確認し、午後に出勤するという考え方もあります。
どちらにしろ無理は禁物です。
仕事に責任感を持つのは素晴らしいことですが、健康あってのことです。体調不良なまま働いても良い仕事はできません。
働きたくても風邪をひいたのであれば、なるべく休ませてもらうようにしてください。
普段から風邪をひかないように気をつける
バイトは非正規雇用であり、正社員よりも責任は低いです。
しかし、バイトという立場でも安易に休んで良いわけではありません。
風邪で休むのは仕方ないものの、普段から体調管理をしっかり行うことが大切です。
風邪をひきやすいという人は、以下の点に注意し、生活を改めてみてください。
十分な睡眠を取る
睡眠不足だと体の免疫力を下げ、ウィルスに感染しやすくなります。
普段から寝不足だという方は、風邪をひきやすくなるでしょう。
睡眠不足は風邪に限らず全ての病気に共通します。
1日7~8時間など、十分な睡眠時間を取るようにし、早寝早起きを心がけましょう。
手洗い・うがいをする
外から帰宅したら、手洗い・うがいをしっかりしてください。
汚れたままの手で食事をすると、ウィルスに感染して風邪をひきやすくなります。
石鹸やハンドソープでしっかり手を洗い、できればうがい薬を使ってうがいしましょう。鼻うがいも効果的です。
栄養をしっかり取る
ダイエットのために食事をとらなかったり、過食・偏食をすると免疫力が低下します。
栄養が偏っていると、風邪をひきやすくなってしまうでしょう。
炭水化物や肉類だけを食べるのではなく、野菜や魚、果物なども積極的に摂るようにし、バランスの良い食事を心がけてください。
体を温める
体が冷えていると免疫力が低下し、ウィルスに感染しやすくなります。
寒い時に風邪をひきやすいのも、体温が低下するからです。
衣類を着込んだり、お風呂に入るなどして、体を温めるようにしてください。
冬は特に体が冷えやすいので、暖房器具で室内の温度すると良いでしょう。
ストレスを溜めない
ストレスが溜まっていると、自律神経が乱れて風邪をひきやすくなります。
バイトはストレスが溜まりやすいため、ストレス解消するようにしてください。
休みの日は友達と遊びに行ったり、好きなことをして息抜きするのが大切です。
バイト後に自分へのご褒美を用意すると、ストレス発散にもなるでしょう。
まとめ
前日に風邪で休みたいと言えばバイト先は困るかもしれません。
しかし、風邪のまま働くとバイト仲間やお客さんに迷惑がかかります。
風邪で体調不良を感じたら、できるだけ早く休みたいと伝えるようにしましょう。
早めの連絡が大切だね
何事も早めに行動することで影響を最小限に抑えることができます。
風邪をひいたと感じたら、すぐにバイト先まで連絡するようにしてください。
正しく症状を伝え、「病院に行くから休みたい」と言えば、休ませてくれます。
連絡する前は休ませてくれるか不安になりますが、あっさり認めてくれる場合も多いです。
バイト先に連絡してから、ゆっくり休んで早く風邪を治しましょう。