バイトを休みたいのに、代わりの人が見つからないと困りますよね。
誰も代わってくれない…
代わりの人が見つからないと、休ませてもらえないんじゃないかと心配になります。
できることなら、早く代わりの人を見つけて安心したいですよね。
実は、バイト仲間にシフトを代わってもらうにはコツがあります。
普通に代わりをお願いするだけでは、なかなか代わってもらえないでしょう。
そこで今回は「バイトを休みたいのに代わりが見つからない時の対処法」をご紹介します。
代わりが見つからなくて困っている方は、ぜひ参考にしてください。
休むときは代わりの人が必要
「休みたいときは代わりの人を探す」というルールが、決められているバイト先があります。
自由に休むことを認めると、人手不足になって仕事に影響が出る可能性があります。
接客業なら十分なサービスを提供できなくなり、店の評判が低下してしまうでしょう。
しかし、休むことに対して何らかのルールを設定しておければ、気軽に休めなくなります。
病気などを除き、めったなことで休まなくなるため、人手不足にはなりません。
また、休みたいときに代わりの人が必要になれば、自発的にコミュニケーションを取らなければいけません。
結果的にチームワーク作りに役立ち、バイト同士の絆を強くすることができます。
このように、従業員の規律を正すために「休みたいときは代わりの人を探す」というルールが設定されているのです。
代わりを探せというのは違法?
そもそも、バイトを休みたいときに「代わりを探せ」と言われるのは違法ではないか?と思いますよね。
しかし、代わりを探させること自体は違法ではありません。
代わりを探さなければ休むことを認めないというのは、あくまで職場のルールであるため、労働基準法違反を問われにくいです。
ただし、体調不良で働けないのに無理やり働かせるのは、強制労働違反になります。(参考:労働基準法第5条)
バイト先は従業員の健康を管理する責任があるため、無理やり働かせることはできません。
また、有給を使って休もうとしているのに、拒むのも違法です。(参考:労働基準法第39条)
バイトでも6ヶ月以上勤務して、かつ決められた日数の8割以上出勤していれば、有給が取得できます。
体調不良なら無理して探さない
事前に休みたい日が決まっているときは、代わりの人を探す余裕もありますが、前日~当日に体調不良になると大変です。
体調不良でしんどいのに代わりの人を探すのは難しく、気力も残っていないでしょう。
もし、体調不良で代わりの人を探す余裕がないときは、店長に連絡してください。
体調不良を認識してもらえば、無理に出勤させようとはしないはずです。
感染症なら人にうつす可能性があるし、飲食店なら衛生問題になります。
嫌味を言われる可能性はありますが、最終的には休ませてもらえるでしょう。
代わりが見つからない時の対処法
バイト仲間にお願いしても、シフトを引き受けてくれない場合があります。
どうしても代わりが見つからないときは、次のような方法を試してください。
直接バイト先に行って頼む
代わってもらう人を探すときは、直接バイト先まで行って頼むようにしてください。
電話やメールだと緊迫感が伝わらないため、あっさり断られやすいです。
しかし、直接会って話すことで困っている様子が伝わるし、理解してもらえます。
直接行けば連絡先を知らない人にも相談することができるので、代わりが見つかりやすくなるでしょう。
代替案を出して代わってもらう
単に「○日のシフトを代わってくれませんか?」とお願いしても、断られやすいです。
みんな出勤日じゃない日は休みたいし、なるべくなら代わりたくないからです。
そこで、相手が代わっても良いと思える代替案を出してください。
たとえば、「食事をおごる」「シフトを交代する」「嫌な仕事を代わる」など、相手にとってメリットになることを伝えましょう。
相手にとって魅力的な案であればあるほど、成功確率は高くなります。
グループLINEで連絡する
バイト先のグループLINEに参加しているのであれば、LINEで代わりの人を探す方法もあります。
どうしても休まなければ行けない日があったら、すぐLINEに投稿して代わりの人を探してください。
グループLINEならみんなに伝わるため、代わりが見つかりやすくなります。
なお、代わりの人が見つかったら、「○○さんが代わってくれました」と投稿してください。
何も投稿しないと迷惑になるため、見つかっても見つからなくても結果は知らせるようにしましょう。
例文)
「○月○日、学校の用事があってどうしても休まなければいけないのですが、どなたか代わっていただけないでしょうか?」
バイト先にメモを残す
バイト用のグループLINEやメーリングリストがないのであれば、バイト先にメモを残してください。
メモがあれば、あなたが代わりの人を探していると伝わります。
みんなに見てもらえるように、タイムレコーダーや従業員用の冷蔵庫前に貼るのがコツです。
普段顔を合わせることがない人や、時間帯が違う人にも見てもらえるため、代わりが見つかるかもしれません。
連絡先を伝えるのが嫌であれば、「店長にお伝えください」としても良いでしょう。
例文)
「○月○日に代わってくれる人を探しています。代わってくれるなら(電話番号)までご連絡ください。」
店長に頼み込む
自分で代わりの人を見つけることができなかった場合、最終手段は店長に頼み込むしかないです。
店長に頭を下げて、なんとか休ませてもらえるように交渉してください。
店長以外にも、マネージャーやバイトリーダーなど、何かしら役職がある人に相談するのがポイントです。
責任者に相談することで、最終的には受け入れてもらえるでしょう。
例文)
「来週の月曜日は◯◯があり、どうしても出勤できません。代わりの人を探したのですが、見つかりませんでした。申し訳ありませんが、休ませていただけないでしょうか?」
普段からみんなと仲良くしておく
バイトで代わりの人が見つからない原因は、あなたの信用度が関係します。
普段から真面目に働き、バイト仲間と良好な関係を築いているのであれば、代わりの人は見つかるでしょう。
しかし、誰ともコミュニケーションを取らず、ただ働いているだけの状態であれば、誰も助けてくれません。
あなたから代わってほしいと言われても、適当な理由を言って断られるだけです。
困ったときに助けてもらうためには、普段からみんなと仲良くすることが大切です。
仕事面での助け合いはもちろん、誰かがシフト変更を求めるときは、率先して代わるようにしてください。
前もって貸しを作っておけば、あなたが困ったときに助けてくれるようになります。
バックレて無理やり休もうとするのは駄目
いくら代わりが見つからないからといって、バイトをバックレて無断欠勤するのは駄目です。
バイトをバックレるとみんなに迷惑をかけるだけでなく、信用を失います。
どんな事情があっても許されないし、最悪の場合「辞めてくれ」と言われかねません。
たった1度休むためだけに、バイトを辞めさせられるのは辛いですよね。
たとえ体調不良で休みたいのだとしても、必ず連絡するようにしてください。
代わりの人が見つからないとどうなる?
自分の代わりに働いてくれる人が見つからなかった場合、どうなるのか心配になりますよね。
無理に出勤させられたり、クビにされたら困ります。
しかし、あなたの代わりが見つからなくても問題ありません。
正当な理由で休むのであれば、重大な過失にはならないからです。
従業員を無理に働かせるのは違法だし、クビにすることもできません。
多少嫌味を言われたり、怒られる可能性はありますが、気にしなくて良いでしょう。
休めない環境なら辞めることも視野に入れる
個人経営店で限られた人数しかいないと、きつきつのシフトになってしまいます。
欠勤がいないことを前提にシフトが組まれているため、誰かが休むと全体に影響します。
少ない人数だとみんないっぱいいっぱいであるため、代わりの人が見つかりにくいです。
どうしても休めない環境で働いているのであれば、辞めることも視野に入れてください。
誰か一人でも休むと店が回らないような環境は、ストレスが溜まりやすいです。
自分が休んだら周りに迷惑がかかるというプレッシャーから、心身ともに疲れ切ってしまうでしょう。
バイトでも一定の責任感を持つことは大切ですが、人事に関することまで責任を追う必要はありません。
無理しないと休めないバイト先は、辞めたほうが精神的にも良いと言えるでしょう。
まとめ
バイト先で「休むときは代わりを探す」というルールが設定されている場合があります。
休みたいのに代わりが見つからないのであれば、頼み方を工夫するようにしてください。
普通にお願いするだけでは駄目なんだね
電話やメールでお願いしても緊迫感が伝わらないため、直接バイト先まで行って伝えるようにしてください。
後輩に頼むときは、何か奢ることを約束することで受け入れてもらいやすくなります。
グループLINEに投稿したり、メモを残してみんなに知らせるのも有効です。
どうしても代わりの人が見つからないときは、店長やマネージャーに頼み込み、なんとか休ませてもらいましょう。
ただし、人員の確保は雇用側の責任になるため、従業員に押し付けるのは行き過ぎです。
無理しないと休めないようなバイト先で働いても良いことはないため、思い切って辞めることも視野に入れてください。