仕事内容
ホームページを制作するにあたり、資料となる情報を集めたり、画像の収集や加工をする仕事をしていました。
主にホームページ制作をするチームの補助をする仕事になり、雑務もあります。
たとえばチーム内の人達が飲んだり食べたりする食料の買い足しをするのもアルバイトの仕事です。
新人のアルバイトほどパソコンを使用した業務はしていなかったように思います。パソコンを使用した業務を行なえるようになるまでの判断は、チームの班長さんがしていました。
応募のきっかけ
Webデザインの仕事に興味があり、当時はこれから発展していくと思っていたので応募しました。
あと、当時は今と違いアルバイト代が高かったのも魅力の一つでした。確かバイト代が時給1400円以上で、昇給ありの仕事だったと思います。
楽しかったこと
Webデザインをする上での裏側を見ることができた上に、チームで仕事をするという貴重な体験ができたのが楽しかったです。
チームに参加して仕事を任せてもらえるまで時間はかかりますが、当時のWeb系の仕事はどこか大工のように下積みみたいな制度があったのだと思います。
実際に自分でデザインしたホームページなんかが評価されるとうれしかったのを今でも覚えています。
チーム内の雰囲気が良かったから仕事を最後までやりぬくことができました。
思い出に残っていること
私がアルバイトとして働いていたのは大手通販サイトのデザインをしていた会社で、ほとんどが若い人だったのですが、中にはお年を召した方もいました。
そういった人達は仕事をする際に必要となる最小限のアドバイスをしてくれました。私はもっと長々とアドバイスをされると思っていたので意外でした。
ご年配の方からお話を聞くと長い話だと聴いても覚えられない上にアドバイスとしては最悪だとのことです。
アドバイスは長いものよりできるだけ簡素でわかりやすくするということを、20代のときに職場で学びました。
ちょうど私がアルバイトとして働いていた時に私にアドバイスをしてくれた方が定年で辞めることとなり、働いている職場の皆さんが拍手をしながら見送っていました。
「ああ、慕われるということはこういうことなんだな」と感じたものです。
バイトを体験して
Webデザインの仕事をして感じたのが、「年齢は関係なく慕われる人は慕われる」ということです。
慕われていない人は、まず仕事で大きなデザインや打ち合わせをする際にお呼びがかかりません。
このことは今、私がしているWebプログラマーの仕事やサーバー整備の仕事にも同じことがいえます。
慕われていないと大きな仕事先を任せてもらうことはできないので、人間性も大切だということを学びました。
編集者のコメント:
下積みの仕事をしながら人間性の大切さを学んだという体験者さん。Web業界で働いている人たちは考え方も時代に適しているそうで、年配者の方でも旧態依然にとらわれることなく対応されていたそうです。その経験が現在の仕事にも活きているそうで、とても良い経験をされましたね。