仕事内容
クライアントから依頼されたホームページを作る、Webデザイナーとして採用されました。ホームページまるまるひとりで作るのではなく、ページに掲載する画像やHTMLを編集(コーディング)する、アシスタント的な業務が主な仕事でした。
個別にパソコンを与えられ、制作に必要なソフトはすべてインストールされている状態でした。パソコンのスペックはやや旧式だったように記憶していますが、業務に支障はありません。
ヘッドホンで音楽を聴きながら仕事をすることができるので、音楽好きな自分には快適な職場でした。服装も自由で、みんな私服でした。髪を染めている人もいましたが、清潔感があれば見かけを問われることはありません。
終業時にその日行った仕事を日報に書いて提出すれば終わりです。自分は10時~17時までの仕事で、残業を言われることもなかったので、帰宅後は自宅で勉強をすることもできました。
応募のきっかけ
当時はフリーターでバンド活動をしていたのですが、宣伝のためにバンドのホームページを作ったことがあって、自分でもできると思い応募しました。
ただし、ホームページ制作ソフトを使ってかんたんに作れるだけで、デザインスキルも経験もありませんでした。作ったホームページもシンプルでしたし、今みたいにアニメーションを行うようなものでもありません。
多少、スキルに不安はあったものの、「もっとホームページ制作について学びたい!」と思い、応募用の作品を作って応募したところ、採用されました。
楽しかったこと
お昼の休憩中に先輩たちと食事に行くのが楽しかったです。仕事の話はもちろんですが、音楽の話や趣味の話をして、あっという間に時間が過ぎたのを覚えています。(昼休憩は12時~13時でしたが、少し過ぎても怒られることはありませんでした)
先輩はみんな年上でスキルも高い人達でしたが、おごらず・偉そうにされることもありませんでした。自分の悩みにも親身になって相談に乗っていただき、心強かったです。
思い出に残っていること
何よりもプロ意識の高さを実感させられました。複数のパソコンを使って作成したページの動作確認をするのですが、どのパソコン・ブラウザでも同じ表示にすることを求められました。大げさに言えば、1ピクセルのズレがあってもやり直しを求められます。
また、画像は綺麗で視認性がよく、それでいてファイルサイズが大きくなりすぎないように加工しなければいけません。単純に絵が上手い・ソフトの使い方が上手いだけではなく、実用性も必要なんだと感じさせられました。
自分もそれなりにホームページ制作の経験はあったので大丈夫だと高をくくっていましたが、全く話にならないと痛感させられました。ソフトの使い方についても知らないことが多く、先輩によく助けられました。
自分の都合ですぐに辞めてしまいましたが、先輩たちには良くしていただいたので辞める時は申し訳ない気持ちでいっぱいでした。しかし、バイトを経験したことで、その後ホームページ制作会社に就職することができ、現在の仕事につなげることにもなりました。
編集者のコメント:
趣味でホームページ制作の経験があったという体験者さん。プロとしての心構えや必要なスキルを学ぶことができ、その後の意識が変わったとのこと。バイトを経験することで趣味を仕事に活かすきっかけになり、良かったですね。