ぼくのわたしのバイト体験談    

老人保健施設でのバイト体験談!認知症の方をお世話していました

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介護スタッフのバイトイメージ

仕事内容

老人保健施設に入所しているお年寄りの身の回りの世話や介護をしていました。

具体的にはトイレに連れて行く、オムツを交換する、お風呂に入れてあげる、ご飯を自分で食べられない人に食べさせてあげるなど、日常生活全般のお世話です。

その他にも歌やゲームなどのレクリエーションを考えてお年寄りを楽しませたり、話し相手になったりもしていました。

徘徊するなどして認知症の人が落ち着かないときには、転ばないように一緒に歩いて見守ったりもしていました。

応募のきっかけ

近所に老人保健施設があり、高齢者介護の仕事にも興味があって実際に体験してみたかったので応募してみました。

資格も何もない初心者でしたが、丁寧に教えますとのことだったので思い切って応募したところ、採用されました。

楽しかったこと

周りの職員さんたちは認知症の方が苦手な方が多く、避けてい節もありましたが、私は認知症の方とお話したり、一緒にレクリエーションなどで遊ぶのが楽しかったです。

もちろん介護の手間はかかるし意味のわからない話をされることも多いのですが、一生懸命話してくれいると思い、私も真剣に話を合わせていました。

最初はあまりなじめなかった人もだんだんと笑顔を見せてくれるようになり、私の顔を覚えてくれるようになるととても嬉しかったです。

思い出に残っていること

80歳くらいの認知症のおばあさんがいたのですが、ヨロヨロとした足取りで歩き回るので何度も転んでしまいます。私が担当になって面倒をみたり、付きっ切りで徘徊に付き添ったりしていました。

お婆さんの話を聞くと「家に帰らなきゃ、子供が心配なの。出口はどこかしら」とおっしゃることが多く、私は時間の許す限り付き添っていました。

そんなある日、施設に行くとお婆さんがいないくなったと大騒ぎになっていました。目を離した隙きに外に出てしまったようなのです。

事故でもあったら大変なので職員総出で付近を捜索しましたが、見つからず途方にくれていたところ、おばあさんの家族から「今歩いて家に帰ってきた」と連絡がありました。

認知症でも自分の家はしっかり覚えているし、ヨロヨロした歩きでもちゃんと家まで帰れるんだなと感心しました。

結局、おばあさんはせっかくだからと家に1泊し、翌日施設に戻ってきました。とても楽しそうに「みんなでお寿司を食べたのよ」と話してくれました。

翌日からはお婆さんの徘徊も少なくなり、落ち着いたような気がします。きっと家に帰って気が済んだんでしょうね。

バイトを体験して

介護の仕事は便や尿の世話もあるし、力仕事だしと給料が安いしとイメージがあまり良くないですが、私はとても楽しく働けました。

人によって向き不向きはあるのでしょうが、気軽に1度試してみるのもいいと思います。

編集者のコメント:

認知症の方は目を離せないし、突拍子もないことをすることもあるので、大変だったと思います。それでも丁寧に対応し、話を聞くなど真摯に向き合うことで、心を開いてくれるようになるんですね。ご老人だけでなく、人と接する上でも大切なことを学べたように思います。

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体験談の監修

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ぼくのわたしのバイト体験談・編集部

採用支援経験が15年以上あるディレクターが、バイト経験者一人ひとりに取材したうえでレビューを掲載。誤字・脱字の修正などは実施しているものの、経験者の主張や思い出を歪曲することなく、体験談を紹介しています。

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