ぼくのわたしのバイト体験談    

デイサービスのバイト体験談!家族の介護に役立ちました

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介護スタッフのバイトイメージ

仕事内容

福祉施設の車に乗って自宅前まで利用者を送り迎えし、施設で入浴介助(ドライヤー・爪切り・着脱・洗濯)を手伝います。その後、昼ご飯やおやつを用意して食べてもらったり、施設内を車椅子で散歩させたりしています。

あとは利用者さんと会話を楽しんだり、折り紙やちぎり絵や塗り絵などをします。自ら主導して考えたレクリエーションを実行することもあり、ゲーム機のWiiでボーリング等のスポーツをしたり、風船バレーやペットボトルでのボウリングなどをしたことがあります。

クリスマスや七夕、誕生日のイベントを考えたりもします。

応募のきっかけ

前職をやめて実家に戻ってきた時に、ハローワークで求人を見つけたからです。自宅からも近く、学生時代にボランティアで訪れたり、ホームヘルパーの資格を学校の授業内でとる際に、実習として何度か訪れたことがある施設だったので、興味を持って応募しました。

楽しかったこと

クリスマスイベントをしたときのことです。ハンドベルをスタッフみんなで練習して本番で披露したところ、無事に成功しました。それを多くの利用者さんに褒めてもらえたことが嬉しかったです。

自分達なりにいつもより頑張って多くのイベントを考え、自宅でも飾り付けなどを手作りして用意したこともあり、実は相当大変でした。

しかし、ある利用者さんから「ここ何年かは一人でクリスマスを過ごしていたけれど、こんなに笑って楽しめたのは久しぶりだ。ありがとう」と言われた時は、とても嬉しかったです。

普段よりも笑顔の方を多く見て、努力が報われて良かったと思えたし、私自身もイベントを楽しんでいました。

思い出に残っていること

自分の意志でデイサービスを利用している方のほうが多いのですが、一部の方は家族の意志でデイサービスに来られている方もいます。

ある方は身体も意識もはっきりしているのに、高齢のため家族の意志で昼間利用されており、「こんなのはやりたくない、本当は来たくないから一人にしてくれ!」と言い、みんなの輪に入ろうとせず、一人でいることを好む方でした。

どうにか輪に入ってもらおうとスタッフが奮闘すること数ヵ月、その方の誕生日を祝うお話になり、その人が大好きな美空ひばりさんの歌を数曲暗記してみんなで披露しました。

そして書いた手紙を読み上げたところ、頑なだった人が「ありがとう」と言って泣いてくださったのです。

それからは徐々にですが、自分からみんなの輪に入っていこうとしてくれました。利用者さんの心の変化を感じ嬉しく思えたし、とても印象深い思い出になりました。

バイトを体験して

バイトを通して、自分の祖母への接し方を見つめなおして考えるようになっています。

高齢者を介護・介助することの大変さを身をもって知れたので、実の祖母に介護が必要になった際に、わりとベストなサポートを早い段階で実行できています。

この仕事を通して高齢者との接し方が身に付き、役立ちました。

編集者のコメント:

ホームヘルパーの資格があり、馴染みのある施設だったの応募したという体験者さん。イベントを実施して利用者さんに褒めてもらえたり、サービスに否定的だった方に認められた時には、とてもやりがいを感じたのではないでしょうか。介護バイトの経験が家庭内でも役に立ったそうです。介護に詳しい人がいればご家族も安心ですよね。

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体験談の監修

ぼくのわたしのバイト体験談

ぼくのわたしのバイト体験談・編集部

採用支援経験が15年以上あるディレクターが、バイト経験者一人ひとりに取材したうえでレビューを掲載。誤字・脱字の修正などは実施しているものの、経験者の主張や思い出を歪曲することなく、体験談を紹介しています。

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