ぼくのわたしのバイト体験談    

介護バイトの体験談!祖父の介護がきっかけでした

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介護スタッフのバイトイメージ

仕事内容

特別養護老人ホームでの勤務だったので、24時間365日入居者の方がいて、日常生活のお手伝いをするのが仕事でした。

着替え、トイレ介助、洗顔、配膳、食事介助、入浴介助、必要に応じて爪を切ったり耳掃除をするなどの整容、ストレッチや歩行訓練などのリハビリのお手伝い、合間に洗濯や掃除、食器洗いなどもやります。

配薬も、看護師さんに確認してもらってやったり、痰の吸引が必要な人には研修した人だけですが、その処置をやったりもします。

季節ごとのイベントや、月ごとに誕生日のお祝いをやったり、行事の計画・実行もします。

アルバイトやパートでも、経験年数や能力によっていろんな仕事を任されていました。

応募のきっかけ

学生時代に祖父が介護が必要な状態になり、その後亡くなりました。

その時には仕事として真剣に考えてはいなかったのですが、介護そのものを身近に感じるきっかけではあったと思います。

そして転職をしたいと考えていたときに、友人の祖母が介護が必要な状態になってしまったのです。

介護の相談に乗りながら、「自分の知識を増やしたい、いつか身近な人に介護が必要になった時、慌てずに対処できるようにしたい」という気持ちが芽生え、介護施設で働くことを希望しました。

介護の大変さを身をもって知っておきたい気持ちもありました。

知っていれば実際に家族や自分が施設にお世話になるときも、感謝の気持ちを持てると考えたからです。

楽しかったこと

入居者さんのお楽しみイベントというか希望者の特別企画のようなもので、職員と入居者さんと一緒に外出して回転ずしを食べに行きました。(ただし、飲食に関して職員は自腹です)

普段のかかわりでは気づかない入居者さんの一面が見られたり、それ以降の関係も少し特別なものにかわったような気がします。

仲がいい近所のおじいちゃん、おばあちゃんと楽しく過ごす日常という感じで、仕事ではあるのですが、とても居心地のいい職場でした。

思い出に残っていること

施設に入居している方も、そのご家族さんも、やはり人間なのでいろいろな方がいます。

職員と密に関わろうとする方もいれば、ほとんど施設に訪れない方もいます。

その中で一番記憶にあるのが、ご家族(親)に会いにしょっちゅう施設に顔を出してくれる人のことです。

職員の名前を憶えないことで有名でした。といっても、私は入ったばかりでよく知らなかったのですが、たまたまその方のご家族を介助をしていたときにいらっしゃり、少しそのご家族について話をしたのです。

それが印象に残っていたのか名前を憶えていただいたみたいで、受付で私の名前を言っていたのを後で聞いたときにすごく受付の人が驚いていたのが今でも忘れられません。

この話だけではうまく伝わらないかもしれませんが、怪我が治っていくように改善されていくのではなく、歳を重ねるごとに少しずつ衰えていく方たちを見ていく場所では、こんな些細な人間関係が心の支えになったりするのです。

少しずつ信頼関係を築いて、人生の最期を少しでも楽しく穏やかに過ごしてもらう。

私が働いていた職場にはそういう思いを持った人がたくさんいて、福祉施設で働こうとする人にはこういう人が多いんだろうな、と感じました。

編集者のコメント:

ご家族の介護をきっかけに、介護の仕事をはじめた体験者さん。「介護の仕事を知ることで、自分が施設でお世話になる時も感謝の気持ちを持てるようになる」という言葉は胸に来ます。そういう考えを持つ体験者さんだからこそ、入居者の方と良いコミュニケーションを取れたり、そのご家族にも認められるようにいなったのかもしれませんね。

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体験談の監修

ぼくのわたしのバイト体験談

ぼくのわたしのバイト体験談・編集部

採用支援経験が15年以上あるディレクターが、バイト経験者一人ひとりに取材したうえでレビューを掲載。誤字・脱字の修正などは実施しているものの、経験者の主張や思い出を歪曲することなく、体験談を紹介しています。

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