ぼくのわたしのバイト体験談    

高級料亭の客室担当をしたバイト体験談!破格の時給でした

1,678閲覧数
0評価数
料亭のバイトイメージ

仕事内容

来店されたお客さまを玄関で出迎ます。エレベーターに一緒に乗って、予約の個室まで案内します。

パントリーと呼ばれる詰所に厨房から料理が運ばれてきます。お盆に乗せ換えて、お客さまの個室に運び、懐石料理を一品ずつ説明しながらお出しします。

食べ終わったタイミングを見計らって次のお料理を出すと同時に、食べ終わった器を下げます。

食前酒から始まって先付、造里、吸物から最後の果物まで9品ほどこのような作業を繰り返します。

最後にお茶をお出しして、お帰りの際にはお見送りします。パントリーでは湯呑などの簡単な洗い物があります。

また、大宴会場の予約が入った時は、料理や飲み物を出しては下げるといった作業をフル回転で行っていました。

応募のきっかけ

何と言っても当時では破格の時給でした。新しくオープンされた料亭ということもあって、バイト仲間全員が初心者で一から懐石料理のことや着物の着付けを教えてもらえるということも魅力でした。

最寄り駅から徒歩7分と近くて便利で通いやすかったのも良かったです。学生だったので、シフトも考慮していただけました。

楽しかったこと

オープンの2週間前から研修がありました。もちろん研修中も時給が出ます。

研修ではまず着物の着付けを教えていただきました。居酒屋などでよくある簡易着物ではなく、長襦袢から紐を使って帯結びまでする着付けです。

懐石料理も先付とはどのようなものかから始まり、吸物、炊合せ、揚物~といった献立や言葉使い、礼儀作法などを教えていただきました。

どれも初めてのことで大変難しかったのですが、学生アルバイトから年配の方まで女性ばかりだったので、みんなでおしゃべりしながら楽しく学ぶことができました。

思い出に残っていること

懐石料理なので料理に使われる器がどれも素晴らしいものでした。季節に合わせて選ばれており、お料理を見るだけでも素敵だなと癒されていた思い出があります。

またお客さまの層としては、やはり上品な年配の富裕層の方が多く、私たちアルバイトにもやさしく話しかけて下さったりするので、お客さまとの会話も楽しむことができました。

女性支配人がかなり厳しい方で、従業員からは怖がられていたのですが、私たち学生アルバイトが着物を着て写真撮影をする時に、一緒に入って下さいとお願いしたら、笑顔になられたのが印象的でした。

普段は難しい顔をしていらっしゃるけれども、それも料亭をよくしようと切り盛りされているからであって、笑顔というものは人と人を結ぶ大切なものだと思いました。

また、仕事上がりには従業員用のまかないが用意されていて、とてもおいしかったです。しかも無料です。学生アルバイトにとっては有難いことでした。

バイトを体験して

高額な時給のおかげで、たくさん稼ぐことができました。当時、大学生でクラブ活動をしていて、クラブ後や休みの日にバイトをしていました。

クラブでは夏合宿や練習試合に行く交通費、定期的な飲み会など、結構お金がかかります。その費用を貯めることができました。

編集者のコメント:

高級料亭のような格式が高い場所で働くことで、身も引き締まり、普段の振る舞いも変わっていったのではないでしょうか。普段は厳しい上司も、業務外の時は笑顔になったというのも印象的ですね。社会人になるに当たっての人に対する接し方を学び、かつ高時給であったというのはとても良いバイトだったのではないでしょうか。

この体験談が参考になった方はクリック!

体験談の監修

ぼくのわたしのバイト体験談

ぼくのわたしのバイト体験談・編集部

採用支援経験が15年以上あるディレクターが、バイト経験者一人ひとりに取材したうえでレビューを掲載。誤字・脱字の修正などは実施しているものの、経験者の主張や思い出を歪曲することなく、体験談を紹介しています。

運営方針運営者情報

関連する体験談