仕事内容
クレジットカード会社のコールセンターで働きました。主な仕事は加盟店やお客さまからの問い合わせ対応です。
電話の応対がメイン業務となり、マニュアルに従ってお客さまからの質問や要望にお答えします。
クレジットカードのオーソリゼーション(有効確認)に関するトラブルや、クレームを解決していきます。
また、それらに付随したパソコンでの事務作業(データ入力など)も業務の一部でした。
私の場合はバイリンガルオペレーターだったので、海外からの問い合わせにも対応していました。
応募のきっかけ
時給が高かったこと、自宅から通いやすい勤務地だったこと、きちんとした電話応対を学べそうなこと、金融機関の業務を学べそうなことです。
勤務日数や勤務時間も自分が望んでいる条件に合っていたので、無理なく続けられそうだと思い、応募することに決めました。
学んだこと
オペレーターとして必要な電話応対の基本や伝わりやすい表現の仕方、感じの良い話し方を学ぶことができました。
また業務を通じてクレジットカード業界の仕組みも一から学ぶことができました。
必要とされていたスキルはパソコンと英語でしたが、それ以外の電話応対の基礎や正しい日本語の言葉遣いを学びました。
研修時には金融・カード業界の基礎知識なども、丁寧に指導してもらえました。
業務上得た知識はその後の仕事や生活に役に立つことも多いので、とても助かっています。
思い出に残っていること
カード会員が海外に失踪してしまい、ご家族から「もしかしたら死んでしまったかもしれない。現在どこで何をしているのか、カードの履歴から急いで調べてほしい」という問い合わせを受けたことがありました。
ご本人以外からの問い合わせには個人情報をお答えできないシステムでしたが、こちらで履歴を確認したところ、ご本人は家族の心配もつゆ知らず、海外のカジノや飲食店などで派手に豪遊している様子でした。
その後にご家族は捜索願を出されたようで、その件は上司が担当することになりましたが、たまに本業以外の特殊な事情(浮気調査など)の問い合わせを受けることもありました。
今でも思い出すと「クレジットカードは履歴が残るからヘタなことはできないな…」と思ってしまいます。
バイトを体験して
コールセンターの業務は特別な資格が必要ないため誰にでもできそうですが、電話を通じてのコミュニケーションは「すべて言葉で伝える」必要があります。
そのため、顔が見える接客とは違った難しさを感じました。
その分、きちんとした電話応対を身に付けることができれば、将来どこでも役に立つので、社会経験として短期間でも働く価値はあると思います。
編集者のコメント:
クレジットカードは手軽に使える反面、トラブルを招きやすいため、顧客からの問い合わせやクレームも多いと思います。しかし、存在確認や浮気調査のような問い合わせがあるのは驚きました。確かにカードを使うことで、その人の生活が見えてきますからね。言葉だけで説明するのは大変だったと思いますが、伝える力が身についたのではないでしょうか。