仕事内容
小学生向け教材の販売をするために勧誘電話をかける業務でした。お客さまへ教材の提案をし、購入いただくためのアポを取ります。日に3時間、渡された電話リストに電話をします。
仕事をはじめる前に、職場に着いたら滑舌と正しい言葉遣いのために、発生練習を行います。その後朝礼をします。朝礼ではどのようなお客さまがターゲットなのか、どうすればうまくいくのかといった内容の説明、昨日の業績報告などが社員さんによって行われます。
朝礼の話をメモに取り、チーム内での朝礼でノートパソコンに入力します。そして空き時間には復習をし、おさらいをしていました。
応募のきっかけ
口下手であった自分を変えたいのがきっかけでした。まずは電話相手と話し、口下手を克服してから大学卒業後に社会に出たいと考えたため、応募しました。
楽しかったこと
電話勧誘であったため、不審に思われる方や業務とは全く関係のない身の上話をされる方もいました。
そんなとき、「あー大変だな…」と思うこともありましたが、勧誘のアポイントがとれると臨時収入がもらえることもあり、みんなで切磋琢磨して色々なトークスクリプトを作ったりすることが楽しかったです。
トークスクリプトとは電話をかけるときのマニュアルのようなものになります。丁寧な応対ができるように、例えば「恐れいりますが~」「お忙しい時間に申し訳ありません~」といった言葉を添える“添え言葉一覧”を作成したり、すみませんと言わず「失礼いたしました」と言うようにするというものです。
普段、学生ではなかなか使わない言葉なので、トークスクリプトを目視して言い間違えないようにするために作成しました。
思い出に残っていること
電話の最後に勧誘できた方・できない方それぞれの方に「お疲れさま、ありがとうね」とお声がけを頂いた時は、優しい気持ちになりました。もっと他の方にも電話してよかったと思ってもらえるような、親切丁寧な対応をして行こうと思えました。
コールセンターで働くことで、色々なお客さまに対して臨機応変に対応し、応対力、迅速力、そして、人とのつながりを大切にすることを学びました。その成果がでたのか、就職活動ではバイトの経験を活かし、念願だった大手企業の人事に入社することができました。
編集者のコメント:
就職のために苦手だった口下手を克服しようと、あえてコールセンターのバイトをしたという体験者さん。社会人でも電話が苦手な人は多いですが、学生の内に慣れておくことで、企業に対するアピールポイントになります。そして見事、志望企業に入社できたわけですから、バイトの経験が活きて良かったですね。