仕事内容
結婚式場でのお仕事は、まず席次表を覚えるところからはじまります。
この机には新郎の友人、この机には新婦の職場の上司~などが書かれています。
来賓席はベテランが担当するので、バイトや派遣社員は主に新郎新婦のご友人のテーブルを担当しました。
妊娠している方や、未成年の方に間違ってお酒を配ってしまわないよう、席は絶対に間違えてはいけないので覚えるのが大変でした。
そのあとはセッティングです。テーブルの数を合わせたり、テーブルクロスをかけ、お皿を並べたり椅子が曲がっていないかなど、細かくチェックします。
お皿の並べ方もとても細かく決まっています。
招待客の方々がお見えになったら、「おめでとうございます」とご挨拶をし、指定の机までご案内します。
着物をお召しのお客様は席に座るのも大変なので、優先してご案内します。
式が始まったらお料理を運び、式の進行に合わせて様々な演出のお手伝いをします。
応募のきっかけ
応募したきっかけは、正直時給の良さでした。時給の高いバイトは夜の仕事と家庭教師しかないと思っていたのですが、結婚式場でのバイトは時給1400円でした。
募集ページを見て、「バイトでも結婚式場で働けるんだ!」という驚きと、当時の自分にとっては夜の仕事をするよりも良いと感じたので、応募するならこれ以外にない!と思いました。
楽しかったこと
綺麗で幸せそうな花嫁さんを見ると、自分も幸せな気持ちになりました。
また、余興などを見られるのも楽しかったです。
自分が働いていた時は妖怪ウォッチが流行っている時期だったので、妖怪体操の余興ばかりでした(笑)
結婚式というのは基本的には全員が幸せそうに笑っていて、そういう空間にいると、全くの他人の幸せでもなんだか自分も嬉しいような気がしてきます。
人生に一度きりの幸せに携われる、というのは毎回が特別でした。
思い出に残っていること
どの席からお食事をお配りすれば良いのか、「結婚式で使ってはいけない言葉(切る、終わるなどは縁起が悪いので他の言葉に言い換えなければいけない)」というものがあることなど、働かなければ知らなかったであろう礼儀作法を知ることができたので、貴重な経験だったなぁと思い出に残っています。
編集者のコメント:
はじめは「結婚式場の仕事はバイトでもできるんだ!」と驚かれたという体験者さん。確かに社会人経験のある方が働いているイメージですが、アルバイトでも関われる仕事はたくさんあったようです。結婚式場のように幸せが集まる場所で働くことで、ポジティブな気持ちになり、頑張ろうと思えるようになりますよね。