仕事内容
理容師国家資格の勉強中に、見習いとして理容室でバイトしました。
見習いなので最初は掃き掃除や簡単な接客のみでしたが、慣れてくるに従い、シャンプーやマッサージなど国家資格を持たなくても出来る範囲の仕事も増えました。
平日は専門学校の授業があるので、学校が休みの土日に朝から閉店まで働きます。
レジ対応もしたりタオルの取り替えや洗濯、ゴミの処分など下働きがほとんどです。
スタイリスト業務以外で出来ることを、時間いっぱいやるといった感じでした。
応募したきっかけ
理容師の国家資格の勉強中でしたが、専門学校在学中にもサロンの雰囲気に慣れておきたいと思い、応募しました。
学生時代から下積みをしておけば、就職後のサロンワークにも早く慣れていけると思ったのもあります。
大変だったこと
理容室は一日立ち仕事なので、体力面がまず大変でした。
サロンの中は鏡があり、お客さまからの視線に一日中晒されます。
しんどそうにしている姿を見られてはいけないので、精神的に大変でした。
辛いときやお客さまに叱られたときでも、接客中は笑顔を意識しなければいけないため、メンタルはかなり鍛えられたと思います。
いろんなお客さまが来るし、中には意地悪な人もいました。
しかし、笑顔で接するとフレンドリーに返してくれる方も多かったので、お客さまに支えられた部分もあります。
思い出に残っていること
もともと人見知りで接客は苦手だったのですが、笑顔で接してくれるお客さまに救われて徐々に慣れていきました。
お客さまと接するうちに、積極的にコミュニケーショが取れるようになったと思います。
そっけないお客さまもいたので傷つく時もありましたが、中には客とスタッフの垣根を超えて接してくれるお客さまもいて、仕事は楽しかったです。
徐々に顔と名前を覚えてもらい、お店のスタッフを交えて食事会を開いてもらったこともありました。
釣りなどのレジャーに行ったし、仕事を通して自分自身のコミュニティの幅が広がったと思います。
人と仲良くなること自体苦手だったのが、次第に積極的な性格に変わっていったので、自分でも驚きました。
環境によって人は良い方にも悪い方にも転ぶので、自分の意識をほんの少しでも変えることが周りを変える大きな一歩なのだと学びました。
バイトをした感想
理容師のバイトをして、お金や自分の技術だけじゃなく人間的な成長をすることが出来ました。
接客で対人関係を学び、トライアンドエラーを繰り返すことで、上手い立ち回り方が自然と身についたと思います。
今は違う職種で仕事をしていますが、20代の時にバイトで世間に揉まれた経験は無駄ではなかったと思います。
編集者のコメント:
理容師はお客さんとの距離も近いため、バイトでコミュニケーションの取り方を学ぶのは良い案だったと思います。色々と苦労もされたようですが、接客する上で対人関係の大切さを学べたのではないでしょうか。人間的に成長できたようですし、バイトがスキルアップに繋がりましたね。