バイトで辛いのが人間関係です。バイト先に怖い先輩がいると、バイトに行くのが嫌になりますよね。
いつも怒られる…
真面目に働いていてもすぐ怒られたり、厳しく指導されると、泣きたくなる気持ちよくわかります。
だからといって、先輩を避けることはできないし、先輩が理由でバイトを辞めるのも嫌ですよね。
できることなら、人間関係で悩まずに楽しく働きたいものです。
そこで今回は「バイト先の怖い先輩と上手く付き合うための秘訣」をご紹介します。
怖い先輩と上手にコミュニケーションを取るために、今後の接し方を見直してみましょう。
バイト先にいる怖い先輩の特徴
怖い先輩というのはどの職場にもいるものですが、その言動には特徴があります。
あなたのバイト先にいる先輩にも当てはまるか見ていきましょう。
怒鳴る
怖い先輩の中でもっとも困るのが怒鳴られることです。仕事中に怒鳴られると萎縮してしまうし、メンタルが傷つきますよね。
先輩に怒鳴られないようにするために、顔色を伺いながら仕事をすることになってしまいます。
そもそも、先輩だからといって後輩を怒鳴るのは、パワハラ以外のなにものでもありません。
怒鳴りがエスカレートして暴力に発展しないためにも、早期に何とかしたいものです。
冷たい
怖い先輩は他人に対して冷たいです。挨拶をしても無視したり、無愛想で見下したような態度を取ります。
常に“聞いてほしくないオーラ”を出しているため、質問してもまともに教えてくれません。
放任主義と言えば聞こえは良いかもしれませんが、冷たい先輩は単純に他人と関わるのが嫌なのです。
感情の起伏を読みづらいため、とてもコミュニケーションが取りづらい存在です。
新人に厳しい
怖い先輩はとにかく新人に厳しいです。
入ったばかりだと仕事ができなくて当然なのに、少しでもミスをすると「こんなこともできないのか!」と、きつく叱ってきます。
だからといってきちんと教えてくれることはなく、マニュアルを見とけと言われたり、指導は他の人に任せがちです。
新人いじめが生きがいのような人物であるため、新しく入ってきた人は標的になりやすいです。
常にイライラしている
怖い先輩は常にイライラして不機嫌です。笑顔が少なく、いつも何かに不満を持っています。
イライラしている先輩が職場にいると、腫れ物に触るように接しなければいけないので大変です。
常にイライラしているのは、私生活が上手く行っていないからです。職場でストレスを発散しようとするため、後輩や気弱な性格の人をいじめるのです。
酷くなるとお客さんにもイライラをぶつけることがあり、クレームの原因にもなります。
責任者に好かれている
怖い先輩はなぜか店長やマネージャーなど、責任者には好かれています。
後輩に厳しく接している場面を見ても、「指導の一環」として捉えられることが多いため、注意してくれません。
バイト内でも圧倒的な権力を持ち、自分好みのシフトにしたり、マニュアルとは違うやり方を押し付けようとします。
責任者に好かれるのは本来良いことですが、横暴な人が後ろ盾を持つと大変です。
誰も注意する相手がいなくなるため、いつも怯えながら働くことになるでしょう。
バイト先の怖い先輩への対処法
怖い先輩がバイト先にいると行くのが嫌になります。毎日怒られることで辞めたくなる人も多いでしょう。
しかし、怖い先輩相手でも接し方を変えることで、ストレスを軽減させることができます。
怖い先輩にはどんな対処をすれば良いのか見ていきましょう。
行動を観察する
相手を知らなければ対処のしようがありません。まずは、とことん先輩を観察しましょう。
いつもどんな態度で仕事をしているのか?どんな時に怒るのか?自分以外誰を怒ることが多いのか?などを、できる限り観察しておくのです。
たとえば怒る対象が新人であれば、仕事ができるようになることで怒られることはなくなります。
バイト先に先輩が好意を寄せる人がいるのであれば、その人を味方につけることで、あなたへの当たりを弱くすることができるでしょう。
ただし、ずっと先輩の行動を見続けていると「何見てるんだ!」と言われて怒られます。
余計な怒りを買わないためにも、できるだけバレないようにさり気なく観察してください。
シフトを変更する
顔を合わせるたびに怒られるというのであれば、会わないようにシフトを変更するのが最善です。
いくら先輩でも24時間365日働けるわけではありません。
フリーターでも同じアルバイトという立場であれば、1日8時間・週5日ぐらいが勤務目安になるはずです。
先輩が出勤している日でも時間帯をずらすことで、一緒に働く時間を少なくすることはできます。
完全に会わないようにするのは難しくても、会う機会を減らすだけであなたへの関心を無くすことができます。
自分から声をかける
いつも先輩から文句を言われたり、怒鳴られたりするという人は、あえて自分から声をかけてみましょう。
挨拶だけでなく、わからないことがあれば質問したり、仕事の指示を聞いてください。可能であれば、プライベートなことを相談しても良いでしょう。
冷たい先輩であれば、無視されたり軽くあしらわれるかもしれませんが、それでも親しみを持って接しましょう。
自分は嫌われていると思っている先輩は、後輩から話しかけられると驚きます。
何度も話しかけることであなたに好意を持つようになり、怒られたり文句を言われる回数も減るでしょう。
先輩を影で褒める
先輩の心を掴むためには、褒めて良い気持ちにさせるのが大切です。いくら頑固な性格でも、人から褒められて悪い気はしないからです。
ただし、あからさまに褒めてもヨイショしていると思われるため、逆に反感を買うおそれがあります。
そこでおすすめなのが「影で褒める」ことです。先輩が勤務していない日に先輩を褒めるのです。
あなたが新人であれば、何日か働くと店長から「もう仕事に慣れた?」と聞かれます。
その時に「○○さんのおかげでだいぶ分かるようになってきました」と伝えてください。あなたが先輩に感謝していることは店長の口から伝わります。
すると先輩は上機嫌になるため、あなたへの当たりも弱くなるはずです。
味方を作る
怖い先輩に一人で対処するのは無理があります。味方になってくれる人を作って、複数人で対処してください。
一番良いのは店長に味方になってもらうことです。店長が味方になってくれれば、先輩から怒られてもフォローしてくれるからです。
店長が難しい時は、先輩の同期の人を味方につけましょう。ライバル関係であれば尚良しです。先輩に嫌な指示を受けても庇ってくれます。
怖い先輩が居るバイト先では、あなたと同じような立場の人が複数いるはずです。
その人達を味方につけることで、怒られないようにみんなでフォローし合うことができます。
先輩と喧嘩しても得しない
理不尽なことで怒られたからと言って、先輩に歯向かったり喧嘩しても得しません。
いくらあなたが正しかったとしても、店長やバイト仲間があなたの味方をしてくれるとは限らないからです。
そればかりか、「後輩のくせに生意気だ!」となり、あなたが悪者にされてしまうこともあります。
先輩は長く働いている分、バイト先で地位を確立しています。その先輩と戦っても勝ち目はありません。
先輩に喧嘩して勝とうと思うのではなく、“いなす(相手の攻撃や追及をかわす)”ことに専念してください。
バイト先で上手くやっていくためには、戦わずして勝つのがもっとも賢い方法です。
怖い先輩の良いところを探そう
先輩に怒られたり雑な扱いを受けると、「怖い」というイメージが定着してしまいます。
一度怖い先輩というイメージがついてしまうと、悪い部分ばかりが目に付き、鬼のように感じるかもしれません。
しかし、先輩が後輩に強く当たるのは色んな理由があります。
ストレス発散のために後輩イビリをしている人もいれば、「早く仕事を覚えてほしい」という気持ちから、あえて鬼になっている人もいます。
上辺だけで接しているうちは、先輩の本心はわかりません。見た目や第一印象で「怖い人」と決めつけずに、先輩の良い部分を探すようにしてください。
意外と「実は良い人かも?」と思える日が来るかもしれませんよ。
「先輩が怖いから辞めたい」でも良い
バイトを辞めるときは、バイト先が納得する理由を伝える必要はあります。
体調不良や学業が理由で辞めるなら理解してもらいやすいですが、「先輩が怖いから辞めたい」だと拒否されそうですよね。
しかし、先輩が怖いという理由で辞めるのはおかしくありません。
先輩に恐怖心を抱いている状態で働いても、良い仕事ができないからです。
先輩が怖いという感情を持ちながら、無理して働く必要はありません。
先輩にいつも怒鳴られたり、嫌味を言われると、辞めたいという気持ちが強くなります。
そのような状態で働き続けると精神的に疲弊し、メンタルが病んでしまうでしょう。
バイトはあなた自身のために行うものであり、先輩のために行うものではありません。
先輩が怖くて辞めたいと思うのであれば、無理せず辞めるようにしてください。
まとめ
先輩が怖いからと言って、コミュニケーションを取らないようにするのは逆効果です。
自ら教えてもらいたいという姿勢を崩さず、進んで接するようにしてください。
怖いからって避けてるようでは駄目だね
怖い先輩に対して上手く対処するためには、常に先輩の行動を観察し、どんなことで不機嫌になるのか見極めましょう。
わからないことがあれば、恐れずに質問したり、相談してください。そうすれば怒られる回数も減ります。
社会に出ると怖い先輩のような人はたくさんいます。怖いから逃げていては成長することはありません。
怒られたり、嫌味を言われるのは辛いですが、これも社会勉強だと思って割り切りのも大切です。
怖い先輩にも上手く対処することができれば、きっとどんな職場に行っても大丈夫でしょう。